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ベンチャーキャピタル「早稲田大学ベンチャーズ(WUV)」設立について

【本取り組みの背景】

早稲田大学は、創立150年(2032年)に向けてのビジョンとし鎌田薫・前総長の下で策定したWASEDA VISION 150を2012年以来掲げてきました。早稲田大学はこの改革の枠組みは継承しつつも、2032年を超えて2050年までに日本と世界の変化を見据えて、WASEDA VISION 150 AND BEYONDを新たに掲げることに致しました。その2050年までに実行すべき施策群のロードマップを今後3年間かけて練り上げる計画でありますが、早稲田大学の使命である教育と研究に加えて、第3の使命である社会貢献をより明示的に示す世界的な「社会価値創造」への取り組みも加速しようとしております。今回、大隈重信没後100年記念式典に際し、新たに発表する5つの重要戦略の一つとして、早稲田大学の名を冠するベンチャーキャピタル(VC)として「早稲田大学ベンチャーズ(WUV)」を設立することを発表致しました。

早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、早稲田大学の建学の精神「早稲田大学教旨」の1つである「学問の活用」を図るベンチャー企業を育成することで、早稲田発の新たな価値を生む発見や発明を社会実装し、その結果として人類社会の進化と幸福、ならびに持続可能性に貢献する事業と産業を創出することを本旨として、設立するものであります。

早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、プロフェッショナル人材を招聘し、早稲田大学と密に連携しながら、VCとしても世界で輝く成果を追求して参ります。

 

【早稲田大学ベンチャーズ(WUV)の役割】

早稲田大学は、総合大学の強みである多様な分野での知の集積を活用しながら未来をイノベートする独創的研究を推進しています。最新の世界大学ランキング(Quacquarelli Symondsランキング)で9 の研究分野が世界100 位以内に入るなど、早稲田大学の研究力は世界的に高く評価されています。

早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、主に早稲田大学のシーズ(Seeds)から新たに会社を設立し、それにかかわるチームを組成し、事業を創出し、早稲田界隈をその集積地としながら、他のVCの資金も招き入れてスタートアップを成功に導き、早稲田大学の教育と研究を中心とするイノベーションのエコシステムの大輪を実現する先導役となることを期待しております。近い将来、以下のような世界の実現を掲げます。

  • 早稲田大学の研究成果や学生・卒業生から「Deep Tech分野」の多くのスタートアップが生まれ、それらがVCの資金とサポートを得て事業を拡大し社会に貢献していること
  • 本VCが組成するファンドは、2号、3号へと継続し、持続していること
  • 早稲田大学から多数の有望なスタートアップが輩出されるエコシステムが形成されており、早稲田大学に関連するスタートアップに投資をするVCが多数存在するようになっていること
  • 多くの早稲田卒業生がスタートアップ、新産業に関与し、日本ひいては世界の持続的発展に寄与し、活躍していること
  • 大学知財のライセンス、寄付金、他、私学発展に寄与する還元が生じる経済エコシステムが創出されていること

 

【早稲田大学ベンチャーズ(WUV)の概要】

・名称:早稲田大学ベンチャーズ株式会社(予定)  WASEDA University Ventures, Inc. (WUV)

・設立時期:2022年4月1日(予定)

・1号ファンド規模(予定):80~100億円を想定。

・共同代表者(予定者)略歴:

 

 共同代表/ジェネラル・パートナー (就任予定)

―― Deep Tech領域での投資と経営に深い知見と経験を有する

 

山本 哲也  Ted Yamamoto

VC歴25年、Deep Tech領域に於いてグローバルに創業投資の実績

経歴:

・ 1994-2008:三井物産株式会社(米国と日本でベンチャーキャピタル事業に従事)

・ 2008-2020:株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)取締役パートナー

・ 2021-       :早稲田大学総長室参与(イノベーション戦略)

・ Forbes Japan Midas List 2020(2019年度 国内VCランキング)1位

・ オックスフォード大学理学部物理学科卒業(MA Oxon)

・ オックスフォード大学経営大学院在籍(Executive MBA Oxford Alumni Scholar)

 

 

太田 裕朗  Hiroaki Ohta, Ph.D

ノーベル物理学者の下で研究、マッキンゼーを経て、産業用ドローン事業の経営

トップとしてIPO経験

経歴:

・ 2004-2007:ローム株式会社

・ 2008           :京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 助教

・ 2008-2010:カリフォルニア大学サンタバーバラ校 材料物性工学部 研究員(中村修二教授研究チーム)

・ 2010-2016 :マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社

・ 2016-          :株式会社ACSL(旧社名:株式会社自律制御システム研究所)代表取締役社長/CEOを経て取締役会長

・ 2021-          :早稲田大学総長室参与(イノベーション戦略)

・ 京都大学博士(エネルギー科学)

・ 産業用ドローンメーカーACSL社の代表取締役として東証マザーズに上場(2018年)

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WASEDA University

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