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2021年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2022年2月3日、早稲田大学研究開発センター121号館コマツ100周年記念ホールで、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式が行われました。
本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。
新型コロナウイルス感染症拡大の状況等を踏まえ、オンライン授与式でリアルタイム配信いたしました。

田中愛治総長より祝辞が述べられ、笠原博徳副総長が本学の研究活動についてさらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡されました。

なお、受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容はそれぞれのリンクか、または「2021年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」のニュースをご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

大島 登志男 教授(理工学術院)

研究課題名:認知症に関与するマイクロバイオーム・バイオマーカー解析

コメント:腸内細菌叢の変化が精神神経疾患にも関与することが知られるようになり、アルツハイマー病などの認知症との関連もホットな話題である。今回のプロジェクトは、私がPOをしている先進生命動態研究所のメンバーであり、日本のゲノム研究の第一人者である服部正平先生との共同研究から生まれたもので、PRISMの一環として、農研機構と北大とともに、早稲田グループとして本学に加えて、慶應大、順天堂大、麻布大、九大、理研が参加して官民学が一体となって推進する事業です。ヒトの健常者と認知症患者の比較から、マウスを使った実験など幅広く行っています。今回の受賞にあたり、服部先生並びにこのプロジェクトに関わる全ての方々に感謝するとともに、今後一層研究の進展に尽力したいと思います。

齋藤 潔 教授(理工学術院総合研究所)

研究課題名:GWP冷媒を採用した次世代冷凍空調技術の実用化評価に関する研究開発

コメント:冷凍空調機器においては,地球温暖化係数(GWP)がCO2よりも数百倍から数千倍高い冷媒が用いられているため,次世代低GWP冷媒への転換が急務となっています.一方で,次世代冷媒の採用により機器の運転性能が低下し,かえって温暖化効果が大きくなることもありえます.そこで,次世代冷媒を採用した機器の実運転性能を詳細に評価可能なシミュレーションや評価技術の開発を行い,具体的に様々な冷媒の評価を行うことができました.引き続き,このようなカーボンニュートラルの実現に貢献できる研究開発を進めていきたいと考えています.本研究開発を進める上で,ご支援をいただきましたNEDOの皆様,ならびにともに技術開発を進めてきた電気通信大学の関係の皆様に厚く御礼申し上げます.

戸川 望 教授(理工学術院)

研究課題名:イジングマシン共通ソフトウェア基盤の研究開発

コメント:量子アニーリングマシンをはじめとするイジングマシンが,さまざまな社会問題を高速に解法するブレークスルーとして期待されています.我が国でも量子アニーリングマシンや半導体によるイジングマシンをはじめ,活発にイジングマシンの研究開発が行われいます.本研究は,こうしたイジングマシンのためのソフトウェア基盤を研究開発するもので,産学官が一体となって,あらゆるイジングマシンをいつでも誰でも高速に利用可能なソフトウェア環境を提供することを目指しています.長期戦略に基づき,本学教員・学生だけでなく多くの他機関・企業の方々のご協力も得て実用化・事業化の道筋見えてきております.ご関係のみなさま方に心より感謝申し上げます. 

所 千晴 教授(理工学術院)

研究課題名:製品ライフサイクル管理とそれを支える革新的解体技術開発による統合循環生産システムの構築

コメント:この度は名誉ある賞を頂き、ありがとうございます。これまで資源循環を支える分離技術に興味を持って研究を行ってまいりましたが、SDGsやカーボンニュートラルへの意識の高まりを受け、その重要性を再認識頂ける時代になりつつあるように感じております。本研究では、カーボンニュートラルへの貢献も期待されるリチウムイオン電池や太陽光パネル、異材接着等を対象として、省エネルギーな新規資源循環ループの創成を目指し、電気パルスを主軸とした分離技術を研究しています。本研究の成果は大学や企業など多くの参画機関の研究者、技術者、学生の皆様との協働によって得られたものです。この場を借りてお力添えいただきました皆様に心より感謝申し上げます。 

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

石田 京子教授(法学学術院)

コメント:以前から学内のポスターでリサーチアワードのことは知っていましたが、自分と関係があると思ったことはありませんでした。とても光栄に思います。今回の受賞は、昨年来の異常な事態のもとで、ともすれば研究が停滞しがちな中、とても大きな励みとなりました。昨年は研究対象の地域で調査ができず、現時点では今年以降もどうなってゆくのかまだ不透明ですが、これからもやるべきことを一つ一つやってゆき、事態が好転した際にすぐに対応できるようにしようという気持ちを新たにしました。ありがとうございました。

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<研究内容紹介>

 

大久保 將史 教授(理工学術院)

コメント:この度は大変光栄な賞をありがとうございます。持続可能社会の構築に貢献すべく、材料科学の観点から電池の高度化に取り組んできました。研究活動を共に行わせて頂いた多くの方々、電気・情報生命工学科の方々、スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)の方々に心から感謝申し上げます。電気自動車の普及、再生可能エネルギーの大量導入による低炭素化など、電池に対する社会の期待は高まるばかりです。今回の受賞を励みにして、未来社会を切り拓く革新的な次世代蓄電デバイスを早稲田大学から世界に発信できるように研究開発に取り組んでまいります。

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<研究内容紹介>

 

コアド アレックス教授(商学学術院)

コメント:I am thrilled to receive the Waseda University Research Award. It is a huge honour to receive this prestigious award, considering the many excellent researchers at Waseda. In particular, the coming generation of new young researchers are making incredible progress in the areas of innovation and entrepreneurship research, such that it is challenging to keep up with the latest developments. I get many rejection letters from journals, so it is a wonderful surprise to receive this encouraging news. I am very grateful to my co-authors for their collaboration over the years, and look forward to collaborations in future. I hope that my research can be useful for addressing real-world issues affecting the economy and society in Japan and beyond. I also hope that my research activities will make my classes more interesting and relevant for my students.

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<研究内容紹介>

 

セドン ジャック准教授(テニュアトラック)(政治経済学術院)

コメント:I am deeply pleased and honoured to receive this prestigious research award. I can’t really express how much this award means to me. This is something that I will cherish throughout my life. I would like to extend my special thanks to the Research Award Committee who have considered me to be worthy of the award. I believe such an award tremendously encourages young researchers like me to undertake cutting-edge research. I wish to take this opportunity to thank my family for their love and support as well as all the Waseda Institute for Advanced Study – the directors, staff members and researchers – for their cooperation and collegiality. Without their generous support and encouragement, I would not be able to be productive in research and publication.

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<研究内容紹介>

 

田原 優准教授(任期付)(理工学術院)

コメント:この度は大変光栄な賞を頂きまして、ありがとうございます。概日時計(体内時計)の応用研究として、食・栄養のタイミングや内容を考える新たな学問、「時間栄養学」の研究を早稲田大学学部生の頃から継続して参りました。常に応用を意識した基礎研究を継続してきました。今後は、栄養だけではなく、日常における運動や睡眠も考慮した「時間健康科学」として、個々人に合わせたテーラーメイドな健康管理を提案できるようなシステム作り、研究エビデンスの蓄積を行っていきたいと考えております。最後に、早稲田大学にて継続してご指導頂いた柴田重信教授、私と共に研究に取り組んでくれた学生、仲間に感謝申し上げます。

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<研究内容紹介>

 

浜田 道昭教授(理工学術院)

コメント:この度は大変栄誉のある賞を頂き誠にありがとうございます.これもすべて,日頃から私と一緒に研究を推進している,研究室のスタッフ/学生,共同研究の皆様,および,様々なサポートをしてくださる電気・情報生命工学科および早稲田大学の先生方/事務員の方々のおかげだと思っております.私の研究分野は「バイオインフォマティクス(生命情報科学)」と呼ばれる,生命科学・医薬学・情報科学が融合した学際的な研究分野で,解決しなければならない学術的課題が多数残存しています.今回の受賞を弾みに,今後も今まで以上に研究および教育を邁進していきたいと考えております.引き続き,ご指導・ご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします.

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<研究内容紹介>

 

ピタルク パウ准教授(文学学術院)

コメント:It is a great honor to have received the Waseda Research Award. I am deeply grateful to the committee for extending me this recognition. My work would not have been possible without the support of the University, and the generosity of the many colleagues in Japan, the United States, Spain, and many other countries with whom I have shared ideas and exchanged feedback over the years. I hope that the University continues making it a priority to be an active participant in scholarly conversations at an international level, and to nurture an academic community that promotes diversity and creativity.

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<研究内容紹介>

 

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