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2019年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2020年1月27日、大隈会館で、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式が行われました。本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。

表彰式では、長崎潤一教務部副部長により開式がなされ、田中愛治総長より祝辞が述べられました。笠原博徳副総長が本学の研究活動について、さらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡され、固い握手を交わしました。
同時に、ティーチングアワード総長賞の授賞式も開催され、祝賀会では、各受賞者たちが分野を超えて歓談をする姿がありました。

なお、受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容はそれぞれのリンクか、または「2019年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」のニュースをご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

大木 義路 教授(各務記念材料技術研究所)

研究課題名:電気・計装設備の長期健全性評価技術調査研究

コメント:電気・計装設備は、多くの施設において、その安定・安全な稼働の要となっています。原子力発電所などで、万一にも事故が起きることのないように、電気・計装設備、とくにそこで使われている高分子材料に起こり得る劣化の機構を明らかにするとともに、劣化を早期に発見することを目指して研究しています。長年細々と研究していたテーマが、世間でインフラの劣化が問題になり出した約20年前頃から徐々に認められるようになってきました。地味なテーマですが、良い研究パートナー、関連企業の方々、そして何よりも真面目に実験をしてくれる多くの学生さんなどに恵まれておりますので、何とか期待に応えられるよう頑張っていきたいと思っています。

齋藤 潔 教授(理工学術院総合研究所)

研究課題名:液式デシカントと水冷媒ヒートポンプの組合せによる高効率空調システムの開発

コメント:これまでに,高橋利衛教授から河合素直教授,そして受賞者と3代にわたってエネルギーシステム統一解析論の確立とこの理論をベースとした各種エネルギーシステムの開発を進めてきました.その一環として環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業プロジェクトの中で,温湿度の同時制御により,40%もの省エネルギーを実現した次世代ハイブリッド調湿空調システムを開発しました.とかく先端研究ばかりに目が向けられるアカデミックの現状の中で,早稲田大学教旨をよりどころとして半世紀を超えた長期にわたり学問を継承し,社会実装まで実現した地道な努力が評価されたことは,私どもの研究グループに大いに勇気を与えていただくものです.環境省ならびに研究開発をともにしたダイナエアー,川崎重工業をはじめとした関係の皆様に厚く御礼申し上げます.

巽 宏平 教授(情報生産システム研究センター)

研究課題名:自動車向けSiC耐熱モジュール実装技術の研究開発

コメント:SiC半導体は高効率エネルギー変換デバイスとして注目されています。本研究プロジェクトは新たな接続技術と実装設計により、高効率かつ250℃の高温での動作を可能とするSiCインバーターモジュールの開発を目標として実施してきました。推進体制は産・官・学の参画機関が密接に協力し、実用化に向けた研究開発が進展し、当初目標を達成することができました。ここで新たに提案したNiマイクロメッキ接合(NMPB)法の成果は「日経エレクトロニクス、パワーエレクトロニクスアワード2019」最優秀賞を受賞することもできました。本技術は車の省エネ化のみならず、太陽電池などのエネルギー変換デバイス等の長寿命化にも貢献できる実装技術として期待されています。

林 泰弘 教授(スマート社会技術融合研究機構)

研究課題名:汎用的な実証基盤体系を利用したシナリオ対応型分散協調EMS実現手法の創出

コメント:低炭素で持続可能なスマートシティの実現には、太陽光発電や電気自動車などの分散型のエネルギーリソースを導入拡大するためのエネルギーマネジメントシステムの実装が不可欠となります。本研究では、スマートシティの発電・消費・蓄電のエネルギーリソースを全体最適で予測・運用・制御することで、太陽光発電や電気自動車の拡大効果、CO2排出量の削減効果、送電損失の削減効果など、スマートシティのエネルギー管理の有用性がコンピューターシミュレーションで評価可能になりました。本研究プロジェクト関係者の皆様に、この場をお借りし、心より感謝申し上げます。

松方 正彦 教授(ナノ・ライフ創新研究機構)

研究課題名:オレフィン分離膜精製用ゼオライト膜の性能実証と分離プロセスの構築

コメント:この度は栄えある本賞にお選び頂いたこと名誉に感じますとともに、選考に関わったすべての皆様に心より感謝を申し上げます。受賞対象となった研究は、私が30年弱の期間にわたって研究してきた、ゼオライトという分子サイズのミクロな孔をもつ無機結晶を薄膜化する技術を基盤としています。これまでこのゼオライト薄膜によって分子の混合物を精密に分離可能であることを見出してきました。本研究では、これを用いた革新的な無機膜分離技術の社会実装によって化学プロセスを大規模に省エネ化し、低炭素社会の創成に貢献することを目的としています。今回の受賞を励みに学術的にも社会的にも貢献する成果を挙げるべく研究に邁進する所存です。

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

エドマン ジェスパー 准教授(商学学術院)

コメント:I am extremely honored and happy to be selected as one of the recipients of this year’s Waseda Research Award for High-Impact Publications. Research lies at the heart of our profession because it underpins both the development of new knowledge, and its subsequent teaching to students. In my own work I’ve always tried push existing boundaries by asking questions that are relevant and empirically grounded, while at the same time theoretically novel and interesting. I’m very grateful to be working at a university and amongst colleagues that both recognize these efforts, and continuously support my ongoing endeavors. I offer my heartfelt congratulations to all of the recipients and look forward to the development of more excellent work by Waseda University researchers.

佐野 雅規 講師(任期付)(人間科学学術院)

コメント:学生の頃から続けてきたフィールドワークに基づく研究が評価されて大変光栄です。遠い過去に遡って気候の変化を探るため、古い樹木を探しに国内外の山々を歩きまわり、持ち帰ったサンプルの年輪を調べる研究を進めてきました。近年は人文学者との共同研究にも取り組んでいます。物事がうまく進まないこともありましたが、諦めずに続けてきて良かったです。調査先の皆さんのご理解とご支援、支えてくれた沢山の先生や仲間に感謝します。かつての恩師がそうであったように、これからも学生を山に連れて行き、共に学びながら倦まず弛まず研究を進めていきたいと思います。

ジョウ ウィリー 准教授(政治経済学術院)

コメント:I am honored by this award, and would like to express my deep gratitude to members of the Research Award Committee for their generous consideration. Actually since taking up my present position at Waseda University, I have not been able to devote as much time and energy on research as I would have liked to, due to teaching and other responsibilities. This award has given me further encouragement and strengthened my motivation to explore important developments related to political attitudes and public opinion, especially in this region of the world.

多湖 淳 教授(政治経済学術院)

コメント:日本の国際政治学は内向きとよく評されます。理論やデータなどを海外の研究から得てそれらに批判を加えるものの、成果は主に日本語で出されてきました。このようなあり方に疑問を持ち、ずっと英語での研究発信に努めてきました。その姿勢が本賞によって評価いただけたこと、非常に嬉しく思います。本賞の対象となった研究成果は、当然ながら、自分だけで作り上げることは不可能で、共同研究者や学内のみなさま方、そして家族の協力なしには達成できないことでした。ここに記して感謝いたします。今後も研鑽を続けて研究の国際発信を継続するとともに、英語で発信していける若手研究者の養成においてしっかりと尽力したいと思います。

寺内 多智弘 教授(理工学術院)

コメント:この度は素晴らしい賞をいただき、大変光栄に存じます。プログラム検証・合成の研究は、ソフトウェア信頼性・性能の向上という実用的な一面と数理論理・計算理論なども深く関連する理論面の両面を持ち合わせており、双方の視点から問題を考えることにより真のブレークスルーが生まれるという信念のもと研究を行ってまいりました。ご支援いただきました情報理工学科・情報通信学科の教職員の方々、ともに研究を進めてきた国内外の共同研究者の方々に厚く御礼申し上げます。この受賞を機に、これまでの研究をさらに発展させ、その成果を世界に発信し続けていきたいと存じます。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

フランク ビョーン 准教授(商学学術院)

コメント:研究活動を重視する早稲田大学からこのリサーチアワードを受賞することは、私にとって大変大きな励みとなり光栄に存じます。私は、企業が新商品開発、環境活動、外国市場への適応、及びブランド構築等を通じて顧客価値、顧客ロイヤルティ、そして財務実績の向上を達成するための多様なメカニズムを見極め、最適な企業戦略を導くための研究を行っています。特に企業がSDGsを達成する活動で成功するための方法を見出したいと思います。この研究の成果を企業活動、学生の教育、及び国内外の研究者の活動に役立てたいという希望を持っており、本賞による励みを受けて今後ともますますその目標に向けて努力したいと考えています。

三好 力 講師(専任)(教育・総合科学学術院)

コメント:It is an absolute thrill and a great honour to be a recipient of the Waseda Research Award. I have been incredibly fortunate to spend the better part of a decade learning and writing about Restoration theatre which has afforded me endless pleasure and diverse opportunities. This award is a keen reminder of what a privilege it is to do what one loves for a living. Thank you very much indeed.

棟居 徳子 教授(社会科学総合学術院)

コメント:この度は、2019年度早稲田大学リサーチアワード(国際研究発信力)にお選びいただき、誠にありがとうございます。この受賞は、私にとって身に余る栄誉であるだけでなく、これまでの自身の研究を振り返り、研究目標を再確認する良い機会となりました。世界中のすべての人びとの健康権の実現という目標はまだ道半ばです。国内外における「健康と人権」に関する分野の研究及び実践のさらなる発展に貢献できるよう、引き続き精進して参りたいと思います。どうぞ今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

山口 潤一郎 教授(理工学術院)

コメント:今回、本早稲田リサーチアワードをいただきまして大変光栄です。共に研究した講師と学生たちの研究に対する熱意と努力が評価されたものと認識します。我々は、唯一分子レベルでのものづくりを研究しており、その作り方や標的とする分子は無尽蔵に存在します。斬新な作り方を開発すれば、新たな機能分子の創製につながります。研究開始当初の医薬品や生物活性天然物中心だった標的分子の興味の範囲は、様々な分野の分子に広がっています。本学からひとりで多くの「ものづくりの匠」を生み出せるように今後も精進していきたいと考えています。

吉田 知史 准教授(国際学術院)

コメント:これまでの研究活動を高く評価していただき大変光栄です。これからも国際的に高く評価される研究を推進するとともに海外との共同研究や国際学会発表等を積極的に展開し早稲田大学の研究力を広くアピールしていきたいと考えています。

ラーデマッハ クリストフ 准教授(法学学術院)

コメント:It is a great honor and privilege to be recognized with the research award for contributing to the enhancement of international research at Waseda in the field of intellectual property law. None of the activities that I have been fortunate to be involved in here in the last years would have been possible without the great foundation and support of my colleagues as well as the staff and supporting students of the Waseda School of Law and the Waseda Research Center for the Legal System of Intellectual Property (RCLIP), whom I would like to thank for their continued support and guidance. I hope that the university continues to place emphasis on making Waseda an even more international research institution going forward, and I am looking forward to be part of such future efforts.

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