Organization for Regional and Inter-regional Studies早稲田大学 地域・地域間研究機構

Research Units

研究拠点

European Research Unit

欧州研究ユニット

ヨーロッパ統合における「和解―共生」の特殊性と普遍性

ユニット概要

本ユニットは、グローバルな研究ネットワークの構築を通じ、学際的な欧州研究の一層の促進をはかり、欧州各国研究、EU・欧州統合研究、日欧交流史研究などを包摂する独創的な欧州研究を展開し、欧州研究の世界的拠点となることをめざします。具体的な研究活動としては、EUが財政支援する国際共同研究プロジェクトなどへの参加を続ける予定です。また、アメリカ主要大学を中心に世界約100の大学がコンソーシアムを組んでいる欧州研究の学術ネットワーク(Council for European Studies)へは、早稲田大学が日本から唯一の参加を認められている(2015年2月27日現在)ので、この積極的な活用を図ります。

具体的な研究計画

ヨーロッパにおける「和解-共生」のプロセスは、第2次世界大戦後の仏独和解およびヨーロッパ統合の成功物語として描かれ、その特殊性か普遍性のいずれかが不必要に強調される傾向がある。しかし、本プロジェクトでは、以下の3点から、ヨーロッパ統合における「和解-共生」を正確に考察することを試みる。
第1に、ヨーロッパ国際関係史を振り返れば、ナポレオン戦争後の「和解-共生」を模索した北欧諸国、第2次世界大戦後の西欧諸国、冷戦後のバルト諸国、東欧諸国、旧ユーゴ諸国、旧ソ連諸国と、ヨーロッパ(マクロ)地域のミクロ地域ごとに「和解-共生」のプロセスは異なった展開を見せている。各ミクロ地域における「和解-共生」の異なったプロセスについて、それを「地域(安心)共同体」形成のプロセスと捉えて、比較考察を試みたい。
第2に、脱植民地化が進展する中で、ヨーロッパの旧宗主国が旧植民地から(ミクロ地域を横断して)「移動」してくる移民を受け入れて、(植民地支配の謝罪による「和解」というプロセスを必ずしも経ることなく)「共生」を模索している。英独仏などヨーロッパ諸国における移民政策(および移民排斥運動)および(多文化・多民族)共生の実態を考察しながら、「移動(-対立)-共生」のプロセスに検討を加えたい。
第3に、ヨーロッパ連合(EU)は国際アクターとして、地域間(inter-regional)対話を制度化してきた。ASEAN、ACP、SADC、AU、MERCOSUR、GCCなど世界の様々な地域機構との間でEUは対話の制度化を図って、地域間のヒト・モノ・カネの「移動」に関する協議を重ねている。もちろん、これらEUが主導する地域間対話を包括的に検討しながら、特に、アジア地域とのASEMなどを事例として、このEUによる地域間対話を制度化する試みが、対話相手地域における「和解-共生」をどのように促進するか、あるいは、阻害するかという観点から考察を深めたい。

EUIJ早稲田

2009年4月より国内3拠点目のEU Institiute in Japan(EUIJ)として本格的に活動を開始いたしました。単独大学で運営する国内唯一のEUIJとして日本とEU間の学術協力及び教育交流を主たる目的として活動を計画しています。詳細な活動は、EUIJ早稲田HPをご参照ください。

プロジェクト研究所

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