6/5~7/19にかけ、GS書評コンテストを開催しました。
(コンテスト概要は以下リンク先でご確認ください)
https://www.waseda.jp/inst/gscenter/news/2020/07/13/3448/
厳正なる審査を行った結果、下記のとおり入賞者が決定しましたのでお知らせいたします。
魅力が伝わる作品をご応募いただき、ありがとうございました。
受賞者の作品は、全文を公開させていただきます。ぜひご覧ください。
GSセンター賞(最優秀賞)
該当者なし
優秀賞
神内真利恵 さん(教育学部)『「女の子」は学校でつくられる』
くろへい さん(文化構想学部)『孤島の鬼』
なる さん(教育学研究科)『教科書にみる世界の性教育』
(優秀賞受賞者の書評一覧はこちらからお読みいただけます)
審査員講評
GSセンター主催の書評コンテストはこれが初の試みでした。まずはチャレンジしてくださった参加者の皆さまの健闘をたたえたいと思います。少ない字数制限の中、自身の意見を交えつつ、しっかりと内容についての紹介や批評がなされた作品揃いで、こちらも勉強させていただきました!
審査基準としては、論評の客観性、ジェンダー・セクシュアリティについて正確な理解、把握ができているか、読んでみたいと思うかの三点を中心としました。
その結果、三名の方が優秀賞に選ばれました。受賞者の皆さま、おめでとうざいます。
今回は参加者の所属する学部と関係する書籍が選定された傾向にありました。大学での学びを、ジェンダーやセクシュアリティの観点から見つめ直し、さらに今後の研究に繋げていくような内容のものが多く見られ、日ごろからジェンダーやセクシュアリティを身近な問題として考え、学んでいることがうかがえました。
少し当コンテスト開催の動機について触れておきます。
GSセンターでは、学内の利用者に向けて本の貸し出しを行っています。スタッフの私は、利用者さんが返却の際に興奮した様子で本の内容を語ってくれるのが楽しみでもあり、その感動や新たな知見をもっと多くの人に広げていってほしいという思いを日ごろから抱いていました。こうした経験から当コンテストを開催しましたが、これきっかけに、今後もぜひ外部に向けた積極的な意見発信を期待します。というのも、ジェンダーやセクシュアリティについて理解していくのは、他者と意見を交わし合うことが何よりも重要だと思うからです。
最後になりますが、今期はGSセンターが閉室となり、交流の場の提供を諦めざるを得ない状況となったのは非常に残念でした。当コンテストが、参加者、そして書評の読者にとっての”交流の場”となれば幸いです。