12月11日、GSセンター主催LGBTs就活交流会を催しました。
まず当事者学生が就活のスケジュールやスキルについて説明したのち女子学生としてまたLGBTs当事者として感じた困難を振り返りながら将来への意気込みを語りました。その中で、レズビアンとして生きていく上で結婚や出産で仕事を辞めることが本人にとって現実的ではないという状況で「女性なのにこの業界を志した理由は?」、「ライフイベントで辞められると困るので女性総合職の採用は慎重にしている。」と面接で聞かれたことの歯がゆさや、企業のセクシュアルマイノリティへの施策の実態を聞く手立てがないためカミングアウトして面接を受けることが躊躇われるジレンマを乗り越えた経験、そしてLGBTフレンドリーを掲げてはいないが「グローバルにインフラ構築に携わる」という本人のやりたいことが実現できそうな内定先を獲得したことを報告しました。
その後はLGBTs当事者で、LGBTについての施策を持っている会社に勤めるゲストスピーカーに講演をいただきました。LGBTに関わる活動や海外での課外活動に精力的に取り組んだ学生時代や、現在の会社での働きやすさについて主にお話を伺いました。
中でも会社でカミングアウトをして働く上司や、アライ(支援者)ということを表明する人々といった、支えとなるコミュニティを持つことの大切さが伝わる内容でした。また、LGBT当事者でもそうでなくとも生活で悩みや事情を抱える人は沢山いて、お互いを理解し尊重し合える環境とそれを自分が作っていくことが働きやすさに関わってくる、というメッセージはGSセンターの運営理念と重なるもので、関係スタッフ一同心打たれるイベントとなり今後進路選択で悩む学生の頼りになる活動の充実を志していきたいと感じました。
GSセンター学生スタッフ うっちー