学生スタッフのもちです。 「アライサークルプロジェクト」の一環で、2024/10/18にこちらのディスカッションイベントを開催しました。
イベント当日の流れとご報告
- 開催目的
- ①男女二元論に基づく制度や言動 ②(異)性愛規範 ③偏見に基づく性差別で排除されたり居づらくなっている存在に目を向け、個人/役員としてできるアクションを考えて、実行へつなげる
- 自身の身の回りで起こった困りごと&もやもやを共有する・昇華する
- オープニング
GSセンターについての説明の後、ジェンダー・セクシュアリティに関する用語解説をしました。 -
実態調査アンケート 内容共有
早稲田のサークルや体育各部での活動が今どのような状況であるのかを知っていただくために、今年7月に実施した「アンケート」の内容共有をしました。 -
ワーク前半 事例検討
架空の人物AさんとBさん、架空のパフォーマンスサークルと伝統的な体育部の計4パターンの組み合わせを用意し、いろいろなシチュエーションで発生しうる課題(困りごと&モヤッとすること)をディスカッションしてもらいました。「架空の人物Aさん」。当日資料より抜粋。
「架空の人物Bさん」。当日資料より抜粋。
・飲み会だと、彼氏/彼女いないの?という異性愛前提の会話がありそう
・男性だからという理由で、フェミニンな振り付けや衣装が選択できない
・BBQでは、性別役割分業がありそう
・合宿では男女別の部屋や大浴場しかないかも
などの意見が出ました。
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ワーク後半 ディスカッション
前半で挙げられた課題を 解決するアクションをグループで考案しました。・衣装やパートを女性/男性で分けるのではなく、A/Bとする。異性とされるパートを幹事長などが率先して引き受けることで、他の人もやりやすくなる。
・合宿では、ジェンダー・セクシュアリティ関係なく、大部屋の他に個室を選べるようにする
・男女比を問われた際に、「男女」と「そうでない人もいるよ」と答える
などなどの意見が上がりました!それぞれのシチュエーションにおいて、何ができるかを考える時間になりました。
さらに、立場も大学もサークルも違うが、同じ問題意識を持つ人たちのつながりが生まれる瞬間にも立ち会えたため、嬉しい限りです!
イベント参加者からの感想 (一部抜粋)
「私は、今までサークルのジェンダーやセクシュアリティーについて話したことがなかったので最初は話すことが少し不安だったのですが、架空事例を通して自分の考えを伝えることができとても楽しかったです。また、合宿の前に注意することなど具体的なことについてたくさん工夫を知ることができました。」
「サークルも含めた様々な場所で、自分がどう働きかけていけるのか悩んでいた。このイベントを通して、他の方々が実践している発言のやり方を聞くことができ、自分なりに出来そうなことの糸口を考えてみたいと思えた。」
「性別二元論的な部分が多いサークルに所属していると常々思っていた。今日参加して、自分が気づいていなかった性別二元論な部分が他にもあったと気づいた。反省しているし、参加できてよかった。」
最後に
今回は20名(スタッフ含む)でのディスカッションとなりました!参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
アライサークルプロジェクトはまだまだつづく…! 今現在、さまざまな施策を準備しています。続報をおまちください
お問い合わせ
早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター:ジェンダー・セクシュアリティセンター(GSセンター)
gscenter#list.waseda.jp(#を@に変えてご連絡ください)