Gender and Sexuality Center早稲田大学 ジェンダー・セクシュアリティ・センター(GSセンター)

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【開催報告】多様なジェンダー・セクシュアリティを包摂するサークル/部活動を考える会(2024/10/18)

学生スタッフのもちです。 「アライサークルプロジェクトの一環で、2024/10/18にこちらのディスカッションイベントを開催しました。

オレンジを基調とした背景とデザインに、多様なジェンダー&セクシュアリティを包摂するサークル/部活動を考える会と白文字で書いてある。その下に、三人の人物が話し合うイラストと3つの白くて丸い吹き出しがある。吹き出しの中にはそれぞれ、モヤモヤや困りごとを聞いてほしい、運営側や個人として何ができるだろう、男子はスーツで女子はドレスこれっておかしくない?とある。アライサークルプロジェクトとは?LGBTQ+を含む、全ての学生が過ごしやすいサークルづくりの推進を目的とした、ジェンダー・セクシュアリティセンター(GSセンター)によるプロジェクト。パフォーマンス系サークルに所属する、GSセンター学生スタッフがリーダーを務めています。日時 2024/10/18、 17:10-18:30(入退出自由)、場所  早稲田キャンパス、詳細は参加者にのみお知らせ、対象  早大生・他大生・一般 参加費 無料、主催 早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター GSセンター、の文字と、申し込みのためのQRCも表示されている。

イベント当日の流れとご報告

  • 開催目的
  1. ①男女二元論に基づく制度や言動 ②(異)性愛規範 ③偏見に基づく性差別で排除されたり居づらくなっている存在に目を向け、個人/役員としてできるアクションを考えて、実行へつなげる
  2. 自身の身の回りで起こった困りごと&もやもやを共有する・昇華する
  • オープニング
    GSセンターについての説明の後、ジェンダー・セクシュアリティに関する用語解説をしました。
  • 実態調査アンケート 内容共有
    早稲田のサークルや体育各部での活動が今どのような状況であるのかを知っていただくために、今年7月に実施した「アンケート」の内容共有をしました。

  • ワーク前半 事例検討
    架空の人物AさんとBさん、架空のパフォーマンスサークルと伝統的な体育部の計4パターンの組み合わせを用意し、いろいろなシチュエーションで発生しうる課題(困りごと&モヤッとすること)をディスカッションしてもらいました。

    架空の人物Aさんのタイトルの下に おでこまでだけが見えているうすピンクの肌に紺色の髪の人物のイラストがしめされている。その人物のセリフ「性自認はノンバイナリーです。性別表現はいわゆるフェミニンで、タイトめのドレスとか好きです。恋愛的魅力や性的魅力を誰かに対して感じることはなく、「恋バナ」とか、性的な話題とかは苦手です…。」が吹き出しのなかにある。人物の左側には、自認するジェンダー(性自認、ジェンダー・アイデンティティ)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー)とあるその他の矢印の一番右にピンク色の円がある。 その下に表現するジェンダー(性別表現、ジェンダー・エクスプレッション)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、いわゆる「女性的」フェミニン、いわゆる「男性的」マスキュリン、その他(ジェンダーニュートラル、ジェンダーレスなど)とある。いわゆる「女性的」フェミニンの左から1/5のいちにピンクの丸がある。 いわゆる「男性的」マスキュリンの左から4/5のいちにピンクの円がある。人物の右側には、身体的・性的に惹かれる対象(性的指向、セクシュアル・オリエンテーーション、セクシュアリティ)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー)とある。すべての一番左ににピンク色の円がある。その下に、恋愛的に惹かれる対象(恋愛的指向、ロマンティックオリエンテーション、[セクシュアリティ])の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー、Xジェンダーなど)とある。すべての一番左ににピンク色の円がある。

    「架空の人物Aさん」。当日資料より抜粋。

    架空の人物Bさんのタイトルの下に おでこまでだけが見えているうす橙色の肌に紺色の髪の人物のイラストがしめされている。その人物のセリフ「性自認は男性です。性別表現はいわゆるマスキュリンです。ただ時々フェミニンな感じが好きなこともあります。性的指向はバイセクシュアルです。恋愛的指向は、少し男性に対して魅力を感じるな~っていう感じです。」が吹き出しのなかにある。人物の左側には、自認するジェンダー(性自認、ジェンダー・アイデンティティ)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー)とある。男の子/男性の矢印の一番右にピンク色の円がある。 その下に表現するジェンダー(性別表現、ジェンダー・エクスプレッション)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、いわゆる「女性的」フェミニン、いわゆる「男性的」マスキュリン、その他(ジェンダーニュートラル、ジェンダーレスなど)とある。、いわゆる「女性的」フェミニンの左から1/5のいちにピンクの丸がある。 いわゆる「男性的」マスキュリンの左から4/5のいちにピンクの円がある。 人物の右側には、身体的・性的に惹かれる対象(性的指向、セクシュアル・オリエンテーション、セクシュアリティ)の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー)とある。男の子/男性の矢印の一番右にピンク色の円がある。女の子/女性の矢印の一番右と男の子/男性の一番右にピンク色の円がある。 その下に、恋愛的に惹かれる対象(恋愛的指向、ロマンティックオリエンテーション、[セクシュアリティ])の文字と、三本の矢印がある。矢印のそれぞれ右端に、女の子/女性、男の子/男性、その他(ノンバイナリー、Xジェンダーなど)とある。男の子/男性の矢印の左から5/1の位置ににピンク色の円がある。

    「架空の人物Bさん」。当日資料より抜粋。

    ・飲み会だと、彼氏/彼女いないの?という異性愛前提の会話がありそう

    ・男性だからという理由で、フェミニンな振り付けや衣装が選択できない

    ・BBQでは、性別役割分業がありそう

    ・合宿では男女別の部屋や大浴場しかないかも

    などの意見が出ました。

  • ワーク後半 ディスカッション
    前半で挙げられた課題を 解決するアクションをグループで考案しました。

    ・衣装やパートを女性/男性で分けるのではなく、A/Bとする。異性とされるパートを幹事長などが率先して引き受けることで、他の人もやりやすくなる。

    ・合宿では、ジェンダー・セクシュアリティ関係なく、大部屋の他に個室を選べるようにする

    ・男女比を問われた際に、「男女」と「そうでない人もいるよ」と答える

    などなどの意見が上がりました!それぞれのシチュエーションにおいて、何ができるかを考える時間になりました。

    さらに、立場も大学もサークルも違うが、同じ問題意識を持つ人たちのつながりが生まれる瞬間にも立ち会えたため、嬉しい限りです!

イベント参加者からの感想 (一部抜粋)

「私は、今までサークルのジェンダーやセクシュアリティーについて話したことがなかったので最初は話すことが少し不安だったのですが、架空事例を通して自分の考えを伝えることができとても楽しかったです。また、合宿の前に注意することなど具体的なことについてたくさん工夫を知ることができました。」

「サークルも含めた様々な場所で、自分がどう働きかけていけるのか悩んでいた。このイベントを通して、他の方々が実践している発言のやり方を聞くことができ、自分なりに出来そうなことの糸口を考えてみたいと思えた。」

「性別二元論的な部分が多いサークルに所属していると常々思っていた。今日参加して、自分が気づいていなかった性別二元論な部分が他にもあったと気づいた。反省しているし、参加できてよかった。」

最後に

今回は20名(スタッフ含む)でのディスカッションとなりました!参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

アライサークルプロジェクトはまだまだつづく…! 今現在、さまざまな施策を準備しています。続報をおまちください

お問い合わせ

早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター:ジェンダー・セクシュアリティセンター(GSセンター)
gscenter#list.waseda.jp(#を@に変えてご連絡ください)

GSセンターは、早稲田大学のLGBTQ+(性的マイノリティなど)学生や、ジェンダー・セクシュアリティに関心のある全ての人(アライ含む)の居場所であり、誰もが自由に利用できるセーファースペース兼リソースセンターです。

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