Tokyo Rainbow Pride 2022が、2022年4月22日(金)〜4月24日(日)まで東京都渋谷区代々木公園で開催されました。
GSセンターは3年ぶりにLGBT稲門会の皆さんと一緒にブースを出展しました。ブース内ではGSセンターオリジナルのクィアクイズを出したり、ガチャガチャを使ってGSセンターオリジナルグッズを来場者の方にプレゼントしたり、思い出となるよう来場者の方の写真をチェキで撮ったり…GSセンターのことをもっと多くの人に知ってもらうように活動しました。2日間で合計900名以上の方がブースに来てくださり、大変嬉しかったです。来場してくださった方々、本当にありがとうございました。
今回はTokyo Rainbow Pride(通称:TRP)でGSセンターの中でリーダーを務めた学生スタッフのさおとけいがTRPを通して経験したこと、気がついたことについて対話形式で報告していきます。
スローガンについて…
TRP2022に参加するにあたってGSセンターでは「United to be Ourselves」というスローガンを掲げました。私たちが自分らしくいられるために連帯するという意味が込められたこのスローガンを通してこのイベントを振り返ってみました。
けい「今のGSセンターの体制になって行った初めてのイベントがTRPでした。またTRPはコロナ禍で勤務を始めた学生スタッフたち全員が集まった初めてのイベントでもありましたよね。『何かのために皆んなで集まる』ということが物凄く久しぶりで、嬉しかったです。さおさんはどうですか?」
さお「私も本当に嬉しかったです。オンラインではなく実際に会って、一緒に働くことで他の学生スタッフたちがGSセンターに対して抱いていた熱い思いが伝わってきました。」
けい「そうですね。また学生スタッフだけではなくGSセンターで働く職員の皆さんとも沢山コミュニケーションを取ったと思います。学生スタッフの私たちが私たちらしくTRPに参加できるように、私たちがTRPでやりたいことを実現できるように、手伝っていただきました。学生スタッフだけではなく、職員の方々も含めて、GSセンター全体で動いたイベントでした。」
GSセンターとしてTRPに参加して…
さお「TRPに来てくださった卒業生の方がGSセンターのブースを見て『私たちのときはこんな居場所が無かった』とおっしゃっていました。その言葉を聞いたとき、GSセンターが存在していることは当たり前ではないと再認識しました。私が学生スタッフとして働く前にGSセンターを開室するために努力してきた方々、また開室したあとGSセンターをより良い環境へとするために努力をし続けてきた方々、そんな先人たちの力を感じました。けいさんはTRPで何か印象的なことはありましたか?」
けい「沢山の子どもたちがTRPに遊びに来ていたことが印象的でした。私がジェンダーやセクシュアリティについて触れたのは大学生になってからだったので、小さいときからTRPのようなイベントに参加していることを羨ましく思いました。またそんな子どもたちを見ることで、大学として参加することの重要性も感じました。あなたのための居場所がここにあるということを大学生以下の人にもっと知ってもらいたい。GSセンターだけでなく、より多くの大学が参加することで誰かのための居場所づくりを進められたら良いと思います。」
終わりに…
さお「TRPに参加されていた早大生の方から「GSセンターがあるなんて知らなかった。どこにあるんですか?」と聞かれることが2日間で何度もありました。まだまだGSセンターが知られていないことを実感しつつも、多くの来場者の方とコミュニケーションを取ることでGSセンターに対して興味を持ってくださる方の多さにも驚きました。」
けい「今回経験したことを活かして、GSセンターがより良いセーフ・スペースになるよう頑張っていきたいです。学生スタッフたち、またGSセンター全体にとって実りの多いイベントになったと思います。」
けい&さお 「GSセンターのブースに立ち寄ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!」