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Voiceスポーツ実技 「人生は「自転車」に乗るようなものだ。 ―Albert Einstein―」

新しいスポーツにチャレンジする。

そんな気持ちでいつものようにシラバスを眺めていました。所属サークルが文化系であった事もあり、体力を試す場としてこれまでも保健体育科目をいくつか履修していたのです。その中でも本授業を選択したのは、自転車に乗りたくなるような名言をいくつも聞いていたからです。過去の偉人達に、人類の最も優れた発明品とまで言わしめた自転車に興味が湧き本格的に向き合いたいと考えました。また、生涯スポーツとして一生続けられるという魅力もその理由の1つでした。しかし、自転車には1年半以上乗っていなかった事もあり、当初は不安もありました。

授業内容は、安全や競技に関する講義と、屋外と競技場を走る実技の2つに分けることができます。実技は本授業のメインです。岩手県紫波町を中心として美しい風景、大自然を同じグループの仲間たちと駆け巡ります。この絶景を走る爽快感、乗りながら気分転換する楽しさはここでしか味わえないものです。もちろん定期的な休憩、先生やTA(自転車部)の方々のアシストもあり、自信の無かった自分も安心安全に楽しむことができました。

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ハイライトは授業3日目、山のコース。競技場や平坦な道とは打って変わって、急にペダルが進まなくなり、これがアインシュタインの遺した言葉の意味か、などと思いながら漕いでいました。周りには抜かされていき、疲れはピーク。正直、何回か自転車を降りようかとも思いました。ただ、ここまでやってきたという思いと、後輩と女子には負けられないという強がりをもってコギコギしました。気が付けばいつのまにか頂上。

先に着いていた仲間に迎え入れられ、着くや否や岩手の美しい空の下に寝転がりました。最高の達成感です。また、この日は、紫波町の方々がご厚意でBBQを催して下さり、感謝の念に堪えませんでした。運動した後のお肉は最高で、難関の山を乗り越えた事もあり、先生やTAの方々、他の履修生ともより深い交流ができました。

そして最終日は、プロも使用する 競技場で トラックを使用し、タイムの計測です。いよいよ集大成。ついに全力を出す時がきた!!!!!

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ですが、なんとビリ欠でした。後輩達から、顔は速そうだったのにとイジられたのも良い思い出です。ちなみに、この授業はタイムを競い合う事が目的ではありません!(笑)

授業以外では、上述したBBQ以外にも、先生からのサプライズ、本格的なわんこそば、宿舎隣のお祭り、花火大会など最高に楽しい思い出ばかりです。ご協力くださった紫波町の方々の優しさには言葉がみつかりません。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

また、履修していた方々は、性別学部学年(1~ 7 年生)など本当に様々でしたが、芯を持った尊敬できる方々ばかりでした。

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夏期集中のシーズン実技科目という事もありお金がかかります。しかし、本格的な指導、バイク(ロードとトラック)、競技場での練習、合宿費、食事費、上記のイベントなどを加味すればかなりリーズナブルです。費用以上の貴重な学びと楽しさがあることは間違いありません!

是非、人類の生み出した最高の発明品を最高の環境で試してみてください。

 

靜 滉大・商学部 4年 ※執筆当時

(2016年度 夏シーズン「自転車」 担当教員:佐々木 一昭)

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