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気持ちよく働ける環境に近づけるには? 専任職員・根本 進

連載 ワークライフバランス挑戦中! 第15回

気持ちよく働ける環境に近づけるには?

情報企画部マネージャー(業務支援システム担当)

兼 早稲田ポータルオフィスマネージャー(業務支援担当)

根本 進

▲Group photo at WPO (the writer is fourth from right)

WPOの職員で集合写真(右から4人目が筆者)
Group photo at WPO (the writer is fourth from right)

私自身はワークライフバランスに挑戦、という感覚はあまりないのですが、このような執筆の機会をいただき、これまでを振り返り、周囲の、あるいは自身のワークライフバランスに関係することはなかったか、改めて考えてみました。

私は2006年まで学術院事務所におり、特に2002年以降深夜残業も徹夜も日常的で、特定の職員に業務もノウハウも集中してしまう傾向がありました。その後の人事異動で学術院事務所を離れ、そのような学術院事務所の現状を全学的に改善するプロジェクト(教務事務支援推進PJ)を2007年から進める立場になりました。各学術院事務所で行っている教学関係のデータ設定、データ処理を早稲田ポータルオフィス(以下WPO)に集約し、徹底した業務手順の標準化、ノウハウのドキュメント化を促し、WPOを中心とした恒常的な全学教務事務支援体制構築を目指しました。業務の属人化を改善し、業務を個人ではなく「組織」で対応できる仕組みに変えていく取り組みです。

業務の集約、標準化、理想的な業務のやり方の推進は、口で言うのは簡単ですが、実現には相当な覚悟と労力が必要になります。他人の仕事のやり方を変えていく作業は、根気と情熱を持って一つ一つ当たる姿勢、理想論を振りかざすだけでなく丁寧に歩み寄っていく姿勢が大事で「今は何ができるのか」を一緒になって考えていく必要があります。個々人の思い、事情に謙虚に耳を傾け、観察、想像しきらないと組織は変わって行かないことを実感しました。そして、このPJを始めた当初より、学術院事務所では時間外労働も劇的に減少し、全学的な教務事務支援体制も築け、学術院事務所も安定してきました。

個人への業務の属人化を防ぐこと、そしてこのPJを進めていくプロセスは、ワークライフバランスにもつながるのかなと思いました。何かを変える際、「理想的だから」だけでスタートせず、現状の業務もある中で、今後担当者が変わっていっても継続、定着できる事業なのか、しっかり足元を見て計画して進めないと、現状の業務にも歪みが出たり、担当が変わる度に残業が増えていく構図につながります。そうならないためにも、関係者の事情、気持ちに真摯に耳を傾けて、できるところから根気よく組織に落とし込んでいくことが重要だと思いました。

相手の事情を受け止めてみることは、普段の仕事において大事です。現在、私の職場(WPO)でも半数が育児休職あるいは育児時間を取得しています。育児中の人に限らず、それぞれ様々な理由で人の手を借りなければならない瞬間は誰しもあります。誰もができる時にできる限りのことをやり、助けてもらった時には素直に感謝の意を示し、個人の立場を主張するだけでなく、皆が日々互いの事情を尊重し、努力し合うことが根底には必要です。仕事ができる時間が限られる時は「仕事ができる時間内は他人の仕事を奪ってでも一生懸命やって欲しい」と私もお願いしています。管理職としてのマネジメントが問われるところで、私自身もしっかりできている自信はないですし、課員個人の元々の資質によるところが大きいわけですが、職場の雰囲気は良いように感じています。

WPOと学術院事務所が安定してくると、私自身も学術院事務所にいた頃、先のPJを始めた当初よりも余力が増え、他の業務だけでなく、自身の体のメンテナンス?や自分の学生時代の部活の後輩達と過ごせる時間も増やすことができてきました。

▲With junior members (students) at home

自身の自宅で後輩達(学生)と  With junior members (students) at home

近年は他人のミスに厳しい時代です。当事者だけでなく第三者にまで対応が求められ、そのことで業務増大、高度化も進み、学術院事務所でも守りに入らざるを得ない仕事も増えてきています。そういう中でも、専任教職員であること自体、恵まれているという気持ちを忘れずに、周囲の方々と気持ちよく協力しあえるような組織を今後も築いていければと思います。そのことは自分自身にもいい形で返ってくることですので。

略歴

本学人間科学部卒業後、1994年から専任職員。1998年まで社会科科学部事務所で主に学務業務を担当。1998年から2006年まで法学部事務所で主に学務業務、法学研究科事務所で入試業務等を担当。2006年から2008 年までメディアネットワークセンター(現情報企画部)で主に教室AV整備、新入職員研修等を担当。2008年から2015年まで早稲田ポータルオフィスマネージャーとして全体統括、全学的な教務事務支援体制の整備、学生参加型PJ(プロフェッショナルズ・ワークショップ、こうはいナビ)の実行責任者を担当。2015年より情報企画部兼早稲田ポータルオフィス所属となり現在に至る。

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