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オールドルーキーとしての再出発 商学学術院専任職員・長瀬奈穂

連載 ワークライフバランス挑戦中! 第13回

オールドルーキーとしての再出発

商学学術院専任職員 長瀬奈穂

「生涯自分のことは自分で面倒をみる」就職活動時からのテーマで、早稲田大学職員を選んだのもこの視点から。ワセ女らしい勝ち気な発想でもありますが、自立してはじめて他者を助けたり、人様の役にたつことができると思っていました。しかし、自立し続ける(働き続ける)ことがいかに貴重であり難しいか。早稲田大学はそれを実現できるよう、様々な制度や環境を備えてくれていると今改めて実感しています。

入職後、理工学部で入試業務に携わり3年が経った頃、札幌に赴任していた夫と結婚することに。冒頭に述べた覚悟も霞んで、私自身の故郷である札幌で結婚生活をスタートできる事にも強い縁を感じ退職を選択しました。その後しばらく働いていない時期があったのですが、この時期の私は、埋めようのない空白を常に感じていました。時間はあるのに、自分に自信がないゆえ人と会うことも気乗りせず、好きな音楽や本も買い物にも、あらゆる欲がなくなってしまったのです。自分に生産性がない後ろめたさからくるもの。僅かでも人様のために役に立ち、その対価で何かできることが自分の喜びであるという、勤労の根源的なことを身をもって知りました。仕事は自分にとって欠けてはならないものでした。

数年後東京に戻って間もない頃、退職で散々ご迷惑をかけたにも関わらず、元上司が早稲田大学で再雇用制度が施行開始になると知らせてくださいました。恥を忍んで人事課へ問い合わせると、退職事由や退職後の経過年数等の条件を満たすことが必要であること。常勤嘱託職員としての採用、のち登用試験に合格すれば専任職員への道もあるというものでした。

施行開始を心待ちにして応募。常勤嘱託職員として採用していただきました。配属は商学学術院の学部学務。年齢の割に中身はまったくの新人・オールドルーキー。知識も判断力も全てが未熟ですが、ただひとつ、働く場を得た喜び、それを与えてくれた大学・皆様への感謝の思いは新人当時と圧倒的に違っていました。 息子が生まれ、育休取得後、2015年4月に職場復帰し育児時間をとらせていただいています。結婚して8年、ソロ活動も多かった夫と私の関係は、子供の誕生でようやく個から家族になることができたと思います。多忙な中でも息子の面倒をよく見てくれ、夫に足りないのはおっぱいだけ、もし彼から母乳が出たら親として私は勝ち目がないかも…と思う程です。

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職場復帰に向けて行ったことは家事分担の見直しでした。家事は全般を私が担っていたため夫が知らないうちに済ませていた些細な家事も多々ありましたが、いくつか重なるとそれなりの負担となります。早めに夫を巻き込んだ方が賢明と判断しました。家事・育児のあらゆるルーティン項目を洗い出し、全てをポイント化。5分=1P、15分=3P、30分=5P、それに一週間あたりの頻度をかけ合わせ(例:保育園連絡帳記入1P×週5回=5P)、全項目の合計ポイントを二人でどう配分するか決めました。今では家事・育児負担へのストレスのないバランスを見つけ、家の中は安定稼働しているように思います。

そして、肝心の仕事は…。致命的なミス・処理の遅れだけは避けたいと何とかやってきましたが、来る繁忙期を前に不安は隠せません。少しでも戦力になれるよう踏ん張り時と思っています。今は目前に迫る業務に必死で、疑問視することや俯瞰で捉える視点がないと反省する日々ですが、周囲や先生方から頼ってもらえる存在になるよう、信頼を積み重ね
ていきたいと思います。また復帰後の仕事において、よい刺激と影響を与えてくださる子育て中の先輩・同僚の存在は欠かせません。「私たちの放課後は昼休み」というように、気軽に話せる時間と皆さんからのアドバイスは、私にとって大きな支えなっています。

再雇用制度、育休取得に続いて育児時間での勤務。ワークライフバランスに関わる諸制度をフル活用し現在の私がいます。先輩方が築いてくださったこの環境を、次世代に繋いでいけるかは自分の働きぶり次第。オールドルーキーだった頃の喜びと感謝の気持ちを胸に、職務に励みたいと思います。

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略歴

本学商学部卒業後、2003 年に入職。理工学部業務開発・入試課に配属、2006年退職。2011 年「ワークライフバランス支援を強化する再雇用制度」に応募し、5年弱のブランクを経て、2011 年4 月常勤嘱託として勤務開始。商学学術院にて学部学務に携わる。その後、専任職員への登用試験に応募し、2012 年10 月専任職員として入職。

家族構成

夫と息子(2歳1ヶ月)の3人家族

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