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そのメールで闘えますか? メール力UP講座戦術編 開催 ワークライフバランス・サポートセンター 2014年度交流事業第4回

国語辞典編纂者で日本語をこよなく愛される飯間浩明先生をお迎えし、学生・教職員と幅広い年齢層の41名が、メールに真剣に向き合う1時間半を共にしました。研究や仕事に必須のメールの根本的な考え方を理解し、明日からのメール作成に役立てられるよう企画した本講座は、2012年2月7日、2012年9月28日、2013年7月12日と開催を重ね、延べ200名の方々が受講。バージョンアップした戦術編は、就職活動も意識した、闘えるメール作成の礎となる講座です。

140711a先だって、齋藤美穂男女共同参画担当理事より、大隈重信侯の「男女複本位論」に拠り大学女子教育の魁となった歴史が説かれ、Waseda Vision 150に掲げられる男女共同参画の推進の重要性が説かれました。当推進室は、本学男女共同参画推進の拠点として、学業と子育て・介護等との両立支援、キャリア形成支援等を行っており、その一環である実践的な本講座の学びを、是非、自身のキャリア形成に生かしてほしいと、飯間先生の講義にバトンタッチされました。

「キャリア形成に役立つ戦術編です。言葉に携っており、その中に、メールの言葉もあると考えています。メールを戦力として活用できるように臨んでください」と飯間先生の講義が始まります。講義メニューが I【こういうメールは困る】 II【あなたはどう考えるか?】 III【 あなたならどう書くか?】 IV【メール作成/コメントを添える】と示されました。

困ったメールの提示~どう考えるか? どう書くか?

飯間先生の白熱メール講義

飯間先生の白熱メール講義

メールの根本の考え方として、「言葉が伝わらない」問題が大きく、ルールやマナーにとらわれず、「この言葉はどう誤解されうるか」を念頭におくと解決するとされ、メールの要は、「事実」(面会の日程設定、相談内容等)と「感情」(お詫びや謝意等)が伝わっているかに尽きると枠組みが示されました。
事実が伝わらない/感情が伝わっていない事例を7本、研究・ビジネス等様々なシーンでのメール具体事例を提示され、どこが困った点か⇒どう書けば問題が解決し、事実と感情が伝わるかを、参加者に問いかけるかたちでメール講義が深まりました。

作成メールを書画カメラで速攻添削

作成メールを書画カメラで速攻添削

90分でメールの基礎理解と実践ワークという構成上、1メールにつき5分間というスピードで展開し、参加者のペンを走らせる手が休まることはなく、集中した時間が続きました。

インターミッションとして、メールでよく使うのはお詫びの表現、メール上での「お詫び」のことばの3点顧慮(自分の行為/相手への影響/お詫びの気持ちを考慮した表現)や、「気もちの表明になる、思いやりのある決まり文句」3例(~していただけると助かります/承知いたしました/なにとぞよろしくお願い申しあげます)が示され、参加者の得心の表情が見られました。

実践ワーク OB・OGや仕事相手に、面会予定の日時変更を求めるメールを作成~飯間先生の添削タイム

件名・本文・署名を入れた5文前後のメールを、15分間で作成というワークに挑戦。パソコンで作成するのが常のメール文を、書いては消しと真剣にワークシートと闘う、集中した時間となりました。4名のメール作成文が、飯間先生によって、書画カメラを用いてその場で講評されました。件名の立て方の妥当性/件名に自分の名前を書くか、(件名がRE:~にできる立て方がよい)、1行は35文字程度が最適、簡潔さと感謝の気もちの兼ね合い等、参加者の作成文の高度な仕上がりを褒めつつ、必要な事実と気もちが相手に伝わり、先方が微笑んで希望を受容れてくれるにはどう表現するか、に的を絞った論評と助言がありました。

講義の締め括りに、飯間先生は「メールは技術より心、そして事実を正確に、心をこめて書いていることが相手にわかれば、戦術的に使えるメールとなるでしょう」と結ばれました。
終了後、参加した感想として、“事例が多く、大変わかりやすかった”、 “これまで、敬語の使い方などに気を取られていたが、それ以上に「伝わる」ということを意識する必要があると感じた”、 “戦術は就活の時に必ずや大きな強みになるはずだと思った。事実と感情伝達を心に留めながら素敵なメールを作っていきたい”、“メール術用の本でも内容を鵜呑みにせず、きちんと自分で考え直す大切さにも気づけた”、 “現場では必要にもかかわらず、指導を受けることはない。同僚にも説明したいくらい中身の濃いレッスンだった”といった声が学生、教員、職員と多くの参加者層から寄せられました。
質問・疑問内容の多いメール、飯間先生から既催講座での質問回答集のダイジェスト版が配付され、当日ワークシートやアンケートに記された質問は、回答集を7月14日にWebサイトに公開し、多くの方に閲覧いただいています。これだけ読んでも参考になる、メールのバイブルとの声もあがっています。

参加者からの質問への回答集、ご参照ください。

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