ポラリス・学生交流公開講座
「共生社会の実現にむけて ~障がい者のはたらく場から考える~」
皆さんは、学生会館やキャンパスの清掃をされているオレンジのユニフォームの方々をご存知ですか。本学の特例子会社(※)である株式会社早稲田大学ポラリスでは、障がいとともに生きる社員が一人ひとりの個性や適性を生かし、学内の様々な業務に従事しています。ダイバーシティ推進室では、2019年12月以降、ポラリスの取組みを紹介し障がい者と社会との共生のあり方やその社会的意義を考察する機会として、ポラリス・学生交流授業を企画提供しています。
今回は全学生・教職員へ聴講対象を広げて公開講座とし、社会科学部の寺尾範野准教授をファシリテーターに迎え、障がい者の就労や日常生活のありようにスポットを当てます。
(※)障がい者の雇用促進および安定就労を目的として事業主(大学)が設立した子会社
日時
2022年12月16日(金)10:40~12:10
開催形式
オンライン(Zoomウェビナー)にて開催します。
- 事前申込が必要となります。
- 本学学生、教職員を対象としています。一般の方はご参加いただけませんのでご注意ください。
対象
本学学生・教職員
申込方法
事前申込制(以下申込フォームからお申し込みください)
オンライン申込者へのZoom入室用URLはイベント前日までに登録いただきましたメールアドレス宛にお知らせいたします。
株式会社早稲田大学ポラリス
<ポラリスからのメッセージ>
早稲田大学にポラリスが設立されて15年、現在約30名の障がいのあるポラリススタッフが大学で働いています。そう聞いて、皆さんはどのような姿をイメージなさるでしょうか?
障がいにも多様性があり、各人の自己理解や他者との関係性、生活への影響は人それぞれです。近くに理解者や伴走者、相応の成長を期待して接してくれる存在があるかどうかで、人の人生は文字通り大きく変わります。彼らの家族や友人、支援者に限らず、すべての人は彼らとの関わりを通して“佳きもの”をもたらすと同時に受取る機会を持っています。
まずは「はじめの一歩」! 彼らの言葉に耳を傾け、知ることから始めてみませんか?
司会・ファシリテーター:
寺尾 範野(早稲田大学社会科学総合学術院准教授)
<プロフィール>
一橋大学社会学部卒業。英国カーディフ大学Ph.D.取得。共立女子大学准教授を経て、2018年4月より現職。イギリス福祉国家の形成過程を社会思想史の観点から研究している。共著に『平等の哲学入門』(社会評論社、2021年)など。
<寺尾先生からのメッセージ>
2006年に国連総会で「障害者権利条約」が採択され、「障がいの有無にかかわらず誰もが自立した生活を地域で営む権利を有する」という共生社会の理念が示されました。この条約を2014年に締結した日本でも、障がい者の平等な社会参加に向けた法整備が進められてきました。しかしながら、障がいのある人とない人のあいだには、今も大きな隔たりが存在しています。本講座では、早稲田大学ポラリスではたらくみなさんのお話を聴くことで、障がい当事者の方々の日々の仕事や生活について知っていただきたいと思います。そのことは、共生社会についてのより深い理解へと私たちをいざなってくれるでしょう。
オンライン開催における注意事項
- 当公開講演会は「Zoom」を使用します。参加にあたっては、PCやスマートフォン等、インターネット回線、Zoomのクライアントソフトウェア等の準備が必要になります。事前に環境を整えたうえでご参加ください。
参考:Zoom公式サイト
・Zoomヘルプセンター
・視聴確認ページ ミーティングテストに参加
※当室ではPCやスマートフォン等の操作、環境設定、Zoomのクライアントソフトのインストール等に関するサポートはいたしかねますので、Zoom公式サイトFAQページなどをご参照のうえ、設定を行うようにしてください。 - 公開講演会の撮影、録画、録音は固くお断りいたします。
- 公開講演会は、開催報告資料としてダイバーシティ推進室WEBサイトに一部公開いたします。あらかじめご了承ください。
- ZoomのURL・パスワード、イベントで共有された資料やイベントの映像を第三者に提供する、SNSに掲載するといった行為は絶対に行わないでください。
- 開始時間10分前になりましたら、指定のURLより入室が可能となります。
特別な配慮が必要な方へ
特別な配慮(PC文字通訳による情報保障など)を希望される方は、11月25日(金)までに [email protected] へご希望の内容をお知らせください。
事前にご相談のうえ、可能な範囲で対応をさせていただきます。
お問い合わせ先
早稲田大学ダイバーシティ推進室
TEL:03-5286-9871 MAIL:[email protected]