一人ひとりの「選択」が認められ、尊重される社会に
本講演会では、言語聴覚士の資格を持ち、難聴当事者と支援者の立場を活かした働き方を模索しながら、障がいや生きづらさを抱える人の支援に関わる活動を行っている本学卒業生 志磨村早紀氏をお招きします。
「聞こえにくい世界」×「研究」「子育て」「仕事」…。
「聞こえにくい世界」はどんな世界だと思いますか?「聴覚障害」における多様な「聞こえ」についての理解、ご自身が向き合ってこられたこと、乗り越えてこられたこと、キャリア形成をどのように行ってきたのか、「選択」をキーワードに経験談やお考えなどをいただきます。
参加者が多様な個性を尊重し共生社会の実現に向けて自ら考える機会としたいと思います。
(10月14日追記)
当日の講演会は「音声のみ」(情報保障なし)となります。
※事前申請があった方にはPC文字通訳による情報保障あり
日時
2022年10月28日(金)16:30 – 18:00
対象
本学学生、教職員、一般の方
開催形式
ハイフレックス形式(予定)
※対面(早稲田キャンパス内会場)とオンライン(Zoomウェビナー)にて開催します。
※当日の講演会は「音声のみ」(情報保障なし)となります。(10月10日追記)
- 対面(会場)、オンラインいずれも事前申込が必要です。
- 一般の方はオンラインの参加となります。
- 本学学生、教職員は会場参加も可能ですが、定員を設けておりますので申込状況によってはオンライン参加をお願いする可能性があります。
- 感染状況によっては全面オンライン開催の可能性もあります。
申込方法
事前申込制(以下申込フォームからお申し込みください)
【申込受付締切】2022年10月26日(水)
・事前にご登録いただいた方のみご参加いただけます。
・講演会前日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛にZoomのURL、会場情報等をお送りいたします。
講師
志磨村早紀(しまむら さき)氏
<プロフィール>
幼少期からの進行性難聴当事者
東京大学先端科学技術研究センター 学術専門職員
2012年 早稲田大学人間科学部卒業
2014年 国立障害者リハビリテーションセンター学院 言語聴覚学科卒業、言語聴覚士免許 取得
2015-2019年 早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター障がい学生支援室 障がい学生支援コーディネーター
2020年- 現職
2021年- 武蔵野大学大学院 人間社会研究科 言語聴覚コース 修士課程在籍中
幼少期に片耳が聞こえないことを自覚しつつも、それを両親に伝えたのは小学校2年生の時、という少々楽観的な性格の進行性難聴当事者です。
現在は補聴器がないとほとんど音が聞こえない状態ですが、補聴器を通して聞こえる音に楽しみや発見を見出しながら、生活しています。
2008年に早稲田大学人間科学部に入学し、障がい学生支援室が提供する授業支援を利用しながら大学4年間を過ごしました。それまで自分一人で頑張ることが当たり前だった私にとって支援の存在は衝撃的でしたが、支援を使うことで生きやすくなることに気づいたのがこの大学時代でした。支援を利用しながら生きていく、という選択肢が私にできたことは人生の中で大きなターニングポイントにもなりました。
大学卒業後は国立障害者リハビリテーションセンター学院 言語聴覚学科に進学し、言語聴覚士養成課程を修了した後に言語聴覚士免許を取得しました。
当事者と支援者の立場を活かした働き方を模索しながら、現在まで大学をベースに障害や生きづらさを抱える人の支援に関する仕事をしています。
また、2021年からは武蔵野大学大学院人間社会研究科 修士課程へ入学し、聴覚障害のある人たちの多様性を社会に示すことができるような研究に取り組んでいます。
<講師からのメッセージ>
障害当事者、支援者、ワーキングマザー、大学院生… いろんな立場にありますが、どの立場にいても共通するのは選択肢が十分にあるか、選択したものが認められ、尊重されるかというところが生きやすさとつながっているような気がします。
私自身、選択肢があることを知らなかった頃から、自分で選択肢をつくりだしていくようになるまで、さまざまな経験をしてきました。一人ひとりの「選択」が認められ、尊重される社会にしていくために。一緒に考える時間になったら嬉しく思います。
参考情報
YouTuber?!として「聞こえにくい」リアルを伝えていいます!
どんどん笑って、どんどんリアルを知って、それを誰かにつなげてくれたら、この上ない幸せです!!
YouTubeチャンネル「仲良い仲井家」
司会進行:
開会挨拶:
麻生 享志(早稲田大学理事<ダイバーシティ推進、国際広報、国際募金、学生寮>、国際学術院教授)
主催
早稲田大学ダイバーシティ推進室
後援
早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター障がい学生支援室
協力
慶應義塾 協生環境推進室
オンライン開催における注意事項
- 当公開講演会は「Zoom」を使用します。参加にあたっては、PCやスマートフォン等、インターネット回線、Zoomのクライアントソフトウェア等の準備が必要になります。事前に環境を整えたうえでご参加ください。
参考:Zoom公式サイト
・Zoomヘルプセンター
・視聴確認ページ ミーティングテストに参加
※当室ではPCやスマートフォン等の操作、環境設定、Zoomのクライアントソフトのインストール等に関するサポートはいたしかねますので、Zoom公式サイトFAQページなどをご参照のうえ、設定を行うようにしてください。 - 公開講演会の撮影、録画、録音は固くお断りいたします。
- 公開講演会は、その内容を録画し、開催報告資料としてダイバーシティ推進室WEBサイトに一部公開いたします。あらかじめご了承ください。
- ZoomのURL・パスワード、イベントで共有された資料やイベントの映像を第三者に提供する、SNSに掲載するといった行為は絶対に行わないでください。
- 開始時間10分前になりましたら、指定のURLより入室が可能となります。
対面参加における注意事項
感染拡大防止対策について
- イベント参加にあたって、特段の事情がない限り不織布のマスクを着用をお願いします。
- 発熱等の体調不良が認められる場合、同居人が発熱している場合など、イベントへの参加はお控えください。
- 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、本イベントの対面開催を中止する可能性があります。変更など決定した際には、速やかにお知らせいたします。
特別な配慮が必要な方へ
ご参加にあたり、特別な配慮(PC文字通訳による情報保障など)を希望される方は、10月7日(金)までにダイバーシティ推進室へご希望の内容をお知らせください。事前にご相談のうえ、できる限りの対応をさせていただきます。
お問い合わせ先
早稲田大学ダイバーシティ推進室
E-mail:[email protected]