CCDL研究所【第Ⅳ期】【活動終了】
CCDL Research Center
【終了】2015~2018年度
研究テーマ
異文化理解を基盤とした英語教育の実践的探究
分野:教育
研究概要
2013年に17カ国248大学で行われたOECD Feasibility Studies:Assessment of Higher Education Learning Outcomes などの先行研究をふまえ、英語による汎用能力テストについて付加価値計測モデルにより横断的・縦断的研究を行う。これは入学時から卒業時までにどれだけ付加価値をつけることができたかを測定する方法で、学生の個性、ボランティア活動、大学の特性などを総合評価でき、学士力の国内比較と汎用スキルの国際比較が可能になる。第2の目的はオンライン英語学習の学習者ログを収集し、Educational Data MiningやLearning Analytics and Knowledge の手法を用い、学習活動の認知的、行動的側面の解明を行う。学習過程と学習成果は表裏一体で、国際的な授業評価に基づく本研究はグローバル時代の高等教育質保証を国際レベルで比較できる。研究は縦断的データ収集と横断的なデータ収集法を組み合わせていく。縦断的に収集したデータでは、参加大学の少数の個人を学習e-Portfolioを活用し、4年間にわたって、英語学習環境と英語能力テスト、Generic Testsを受験させる。横断的なデータは縦断的なデータを補完する意味があるが、今回の実験では、付加価値計測モデルの最適なものを選択していく。付加価値の概念図は図2で示している。考え方は、入学時から卒業時までに得た教育、ボランティア活動、短期留学、大学の特徴の総合作用がLearnig Outcomes として反映されるような測定法を試していく。学士力向上アンケートはアメリカ、オーストラリア、シンガポール、イギリス、カナダのものを参照し、大学教育で得る付加価値全体が把握できるように改良し、計測に組み込む。
所長
近藤 悠介[こんどう ゆうすけ](グローバルエデュケーションセンター准教授)
メンバー
【顧問】
中野 美知子(早稲田大学名誉教授)
【研究所員】
石井 雄隆(大学総合研究センター助手)
近藤 悠介(グローバルエデュケーションセンター准教授)
澤木 泰代(教育・総合科学学術院教授)
花光 里香(社会科学総合学術院教授)
吉田 諭史(グローバルエデュケーションセンター講師(任期付))