Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

メディア文化研究所【第Ⅲ期】
Media Culture Research Institute of Waseda University

【終了】20013~2018年度
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研究テーマ

21世紀におけるメディア像の追究とより望ましいメディア像実現への参画

分野:社会システム

研究概要

【「今後のメディアの役割」研究と実践】
本年度中に完成、発行予定の前記「メディアの将来像」研究会の成果物で、「メディアが今後果たすべき役割とそのための課題」が明らかにされる。それにもとづいて研究所内外の力を集め、その課題打開のための下記の研究、実践活動を行う。
(1)プリント、電波、電子メディアそれぞれについての将来像とそれらが合流してのメディア全体像の展開についてさらに詳細な研究と書籍、インターネット、シンポジウムなどでの発表
(2)定期的なセミナー開催などを通じて、今後のメディアをコンテンツ、経営、技術など諸側面から担う人材の育成

【「より強固な公共ネットワーク構築」研究】
現在の「公共ネットワーク研究会」の研究、実践活動をより活発に行う

【「フリーペーパーアーカイブ」の実現】
フリーペーパーの展示と発行状況の調査(現在、フリーペーパー発行者団体である日本生活情報紙協会でもなされていないので、それに代わっての調査を検討する)

研究報告

【2017年度】
(1)メディアの将来像を考える会
 2009年5月にスタート。現代のメディアを取り巻く環境や展望について主として経済的・経営的視点から知見を深めることを目指す。1か月1回のペースで、メディア企業トップ、有識者をゲストスピーカーとして招いた講演と意見交換を行っている。2017年度末までに計84回開催。ゲストの顔ぶれはデジタルメディアの最前線で活躍される方々に比重が移りつつある。

(2)メディア経営研究会
 2014年9月に発足。メディアのマネージメントや経営戦略を調査し、データを踏まえて、その実態に迫ることを目的とする。毎月1回、会のメンバーによる研究発表や外部識者の報告を聴き、問題意識を深めた。研究成果物として『「ニュース」は生き残るか――メディアビジネスの未来を探る』(一藝社)を2018年6月に出版すべく執筆に取り組み、脱稿した。

(3) ジャーナリズムとAIを考えるシンポジウムを共催
 早稲田大学ジャーナリズ大学院設立10周年記念シンポジウム「AIは記者にとってかわるか?」を共催した。研究所員の瀬川至朗、田中幹人がシンポジウムの企画・運営に参画し、AI(人工知能)時代のジャーナリズムのあり方についてパネリストや参加者とともに考察を深めた。

(4)フリーペーパー講座
 無料出版物をテーマにした早大グローバルエデュケーションセンター提携講座「フリーペーパー講座」(秋学期)を2008年度から毎年実施している。2017年度も定員300人を上回る全学部全学年からの応募があった。「大学におけるフリーペーパー教育」の先駆として注目を集めている。

【2016年度】
(1)メディアの将来像を考える会
 2009年5月にスタート。現代のメディアを取り巻く環境や展望について主として経済的・経営的視点から知見を深めることを目指す。1か月1回のペースで、メディア企業トップ、有識者をゲストスピーカーとして招いた講演と意見交換を行っている。2016年度末までに計64回開催。ゲストの顔ぶれはマスメディアからデジタルメディアの最前線で活躍される方々に比重が移りつつある。

(2)メディア経営研究会
 2014年9月に発足。「メディアの将来像を考える会」が、実務者の講演と質疑を中心とするセミナー的な存在であるのに対し、メディアのマネージメントや経営戦略を調査し、データを踏まえて、その実態に迫ることを目的とする。毎月1回、会のメンバーによる研究発表や外部識者の報告を聴き、問題意識を深めた上で、会の成果物(出版物)を2018年秋に発行すべく準備を進めている。

(3)ホームページの立ち上げ
 2015年11月に立ち上げたメディア文化研究所のホームページでは、研究所の概要や研究テーマ、陣容を学内外に周知する一方、研究会の沿革や出版物を含む研究業績などを分かりやすく掲載するとともに、講演の様子や活動報告を随時更新している。(http://mcri-waseda.jp/)

(4)フリーペーパー講座
 無料出版物をテーマにした早大グローバルエデュケーションセンター提携講座「フリーペーパー講座」(秋学期)を2008年度から毎年実施している。2016年度も定員300人に対し全学部全学年460人の応募が集中する屈指の人気講座である。「大学におけるフリーペーパー教育」の先駆として、ますます注目を集めている。

【2015年度】
(1)メディアの将来像を考える会
 2009年5月にスタート。現代のメディアを取り巻く環境や展望について主として経済的・経営的視点から知見を深めることを目指す。ゲストスピーカーとしてメディア企業トップ、有識者を招いて、その報告・講演をもとに意見交換を行う。2015年度末までに計64回開催した。2016年6月1日時点の会員数は約70名。開催頻度を2016年6月から毎月1回のペースに戻した。ゲストの顔ぶれはマスメディアからデジタルメディアの最前線で活躍される方々に比重が移りつつある。

(2)メディア経営研究会
 2014年9月に発足。「メディアの将来像を考える会」が、実務者の講演と質疑を中心とするセミナー的な存在であるのに対し、メディアのマネージメントや経営戦略を調査し、データを踏まえて、その実態に迫ることを目的とする。毎月1回、会のメンバーによる研究発表や外部識者の報告を聴き、問題意識を深めた上で、会の成果物(出版物)の発行を目指して準備を進めている。

(3)ホームページの立ち上げ
 メディア文化研究所の概要や研究テーマ、陣容を学内外に周知させるため、2015年11月にホームページを立ち上げた(http://mcri-waseda.jp/)。研究会の沿革や出版物を含む研究業績などを分かりやすく掲載するとともに、講演の様子や活動報告を随時更新している。

(4)フリーペーパー講座
 無料出版物をテーマにした早大グローバルエデュケーションセンター提携講座「フリーペーパー講座」(秋学期)を2008年度から毎年実施している。2015年度も定員300人に対し全学部501人の応募者があり、「大学におけるフリーペーパー教育」の先駆としてますます注目されている。

【2014年度】
(1)メディア経営研究会
 新しい研究会として2014年9月に発足させた。従来の「メディアの将来像を考える会」が、メディアの実務者の講演と質疑を中心とするセミナー的な存在であるのに対し、メディア経営研究会は、激変するメディア環境の中でのメディア経営についての研究を深化させる目的でスタートさせた。メディアのマネージメントや経営戦略を調査し、データを踏まえて、その実態に迫ることを目的とする。会の運営は隔月に1回、外部講師や会のメンバーによる研究発表を行い、相互の質疑応答を経て研究内容を深めた上で、会の成果物(出版物)の発行へと結実させていく予定だ。
(2)メディアの将来像を考える会
 メディア経営研究会のスタートに伴い、考える会の開催を毎月1回から隔月に1回のペースに変更した。発足の2009年5月から2014年度末までに計58回開催している。
(3)フリーペーパー講座
 無料の出版物である地域メディア、フリーペーパーについて、発行の実態から経営構造までの調査及び理論化を追求している。早大グローバルエデュケーションセンターの提携講座である「フリーペーパー講座」(9月〜翌年1月)については2008年から毎年研究員が運営と講座の中心となり実施。2014年度も定員300人に対し575人の応募者があるなど、「大学におけるフリーペーパー教育」の先駆としてますます注目されるようになっている。

【2013年度】
2013年度は引き続き、(1)メディアの将来像の追究、(2)公共ネットワーク構築への理論研究と実践、(3)フリーペーパー研究と本学「フリーペーパー講座」への支援、という3つの柱が軸として活動した。特に2009年5月にスタートさせた「メディアの将来像を考える会」に出席したメンバーを中心に、早稲田大学メディア文化研究所編『メディアの将来像を探る』(一藝社)を2014年2月に出版した。「考える会」の講演や質疑応答から得た知見や洞察をもとにメンバーが調査研究に取り組み執筆した。本は「ネット社会におけるメディアと民主主義」「ネット時代の情報読解力と表現の自由」「新たな時代のメディアの公共性」「ネット時代のフリーペーパーの役割」など9章の構成で、現在のメディア状況の把握と今後の展望に欠かせない多様な事実の掘り起こしと分析に取り組んでいる。

【2012年度】
2012年度の活動は(1)メディアの将来像の追究、(2)公共ネットワーク構築への理論研究と実践、(3)フリーペーパー研究と本学「フリーペーパー講座」への支援、という3つの柱が軸となった。
(1)は2009年5月から行っているもので、これまで研究が手薄だったメディアの経営、技術側面に注目し、月に1回のペースで「メディアの将来像を考える会」を開き、実務や研究の最先端にいる人々を招聘し追究を深めた。研究会は2012年度末で43回を数え、2013年度に継承されている。これまで成果を本年度中にプリント、デジタル両面で出版することを計画、作業を進めているところである。
(2)については、これも研究会の成果を軸に2度にわたってシンポジウムを開催、研究者や全国自治体の担当者たちから「理論と実践をもとに公共ネットワークの構築につながっている」として高い評価を受けた。
(3)については「地域メディアの核」としてのフリーペーパーに注目、その面での理論化を追求している。「フリーペーパー講座」については2008年から毎年研究員が運営と講座の中心となり実施、2012年度も定員300人に対し倍以上の応募者があるなど、「大学におけるフリーペーパー教育」の先駆としてますます注目されるようになった。

所長

瀬川 至朗[せがわ しろう](政治経済学術院教授)

メンバー

【研究所員】
縣 公一郎(政治経済学術院教授)
瀬川 至朗(政治経済学術院教授)
高橋 恭子(政治経済学術院教授)
田中 幹人(政治経済学術院准教授)
野中 章弘(教育・総合科学学術院教授)
藤井 浩司(政治経済学術院教授)

【招聘研究員】
新井 篤美(ジャーナリスト)
稲垣 太郎(朝日新聞社)
氏家 夏彦(株式会社TBSトライメディア代表取締役社長)
大谷 基道(獨協大学法学部総合政策学科教授)
加藤 孔昭(ジャーナリスト)
久保 まり子(日本生活情報紙協会事務局長)
田畑 恒平(京都産業大学 外国語学部 )
中田 彰生(ジャーナリスト)
羽田 智恵子(筑紫哲也記念途中塾代表)
林 秀一(株式会社電通営業推進局コミュニケーションデザインセンタースーパーバイザー)
森 治郎(TOKYOエランコスモス代表)
役川 信(社団法人共同通信社編集局社会部記者)
山崎 敬子(日本ペンクラブ広報委員兼企画委員)
山本 大二郎(ジャーナリスト)
吉田 正樹(株式会社吉田正樹事務所代表取締役・株式会社ワタナベエンターテインメント代表取締役会長)
小関 新人(株式会社読売新聞東京本社)
野口 美都(ヴォルケーノ合同会社COO)
三上 義一(目白大学社会学部メディア情報学科教授)
石渡 正人(株式会社手塚プロダクションクリエイティブ部部長)
河村 守信(株式会社河村地域活性化研究所代表取締役)
貴島 誠一郎(株式会社TBSテレビ制作局担当局長)
髙比良 美穂(株式会社ニューメディア研究所シンキング代表取締役)
野村 幸恵(女優、脚本家、作家)
望月 義人(松蔭大学非常勤講師)
井坂 公明(時事通信社編集局整理センター整理部長(用語担当))
米倉 律(日本大学法学部新聞学科准教授)
根本 正一(日本経済新聞東京本社クロスメディア営業局企画部企画委員、日経広告研究所研究員)
松井 正(読売新聞東京本社メディア局専門委員)
髙久 陽男(フリージャーナリスト)
藤井 建人(公益社団法人日本印刷技術協会研究調査部長、主幹研究員)
水野 泰志(東京新聞編集委員)
坂東 塁(楽天株式会社)
吉田 則昭(立教大学非常勤講師、立正大学文学部非常勤講師、一般社団法人日本ABC協会会員部次長)
高橋 直純(エムスリー株式会社)
服部 桂(早稲田大学非常勤講師、女子美術大学特別招聘教授)

連絡先

http://mcri-waseda.jp/contact/

WEBサイト

http://www.mcri-waseda.jp/

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