Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

北欧研究所【第Ⅲ期】【活動終了】
Institute for Nordic Studies

【終了】2010~2013年度
過去の研究所活動はこちら

研究テーマ

北欧諸国の政治・経済・社会に関する総合的研究

研究概要

北欧諸国、つまりフィンランド、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、デンマークと自治権の強い3つの地域、つまりフェロー諸島、グリーンランド、オーランド、を政治・経済・社会・文化の視点から総合的・包括的に研究・調査し、政策提言することを狙いとする。
 ノルウェー国王ホーコン五世の来校・名誉博士授与を契機にして創設された。2005年にはノルウェー・日本修好100年を迎えた。これが、多角的・総合的にノルウェーを研究する機関を創設する好機となった。2004年4月12日にはホーコン皇太子に研究成果を直接献本する機会を得た。それに先立つ2004年4月8日にはスウェーデン大使館で、スウェーデン王女ヴィクトリアに研究成果を直接献本する機会に恵まれた。継続的な調査・研究への激励をいただいた。
 メンバーこれまでどおり、それぞれの方法で、積極的に研究業績を発表する。可能な限り北欧諸国の議会・大学・政府・外務省と連携して、北欧諸国への調査・研究旅行を実行する。同時に、北欧諸国からの来訪者を受け入れ、早稲田大学と北欧諸国との接触機会の拡大に努める:ホーカン・ノルウェー国王・フィンボガデッティル元アイスランド大統領、をはじめ、多くの要人を迎えた伝統は継続したい。学内では、オープン教育センターやエクステンションセンターで研究成果を披露する。最後に、日本北ヨーロッパ学会の役員として企画立案に参加、学会運営に当たり、北欧諸国に関する研究の深まりに貢献したい。

研究報告

北欧研究所
2005年12月01日〜2010年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=R1&kbn=0&KikoId=01

2013年度
研究報告2013年9月30日に活動を停止し研究所を閉鎖した。

 ニコリーネ・マリーイ・ヘルムス 著 村井誠人・大渓 太郎 訳
 『デンマーク国民をつくった歴史教科書』 彩流社 
 の刊行を最後の事業として、 研究所を閉鎖した。
2011年度
研究報告 北欧諸国 (ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、アイスランド)の政治・経済・歴史・社会・文化の総合的研究ーを基本的な分析視点としている。それぞれの研究員が積極的に研究活動を展開している。
 科研費への積極的応募を勧めており成果も上がっている。
研究の性格上、北欧諸国への研究留学、短期調査研修などの機会がおおい。コペンハーゲン大学、ルンド大学、ヘルシンキ大学、ストックホルム大学、オスロ大学、 ベルゲン大学などとの交流が展開されている。
 大学教員として日本に戻り、教壇に立っている研究者もいる。
 地方自治体から委託され、北欧の福祉政策との比較研究も確実に実積をあげている。
 各種審議会、財団法人や育英・奨学基金の委員や理事として北欧の事例を紹介している。さらに、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマス・メディアで北欧の事例を紹介している。
 以上が主な活動であります。
 研究所自体は当初の目的を達成したので、また次のステージへの転換に踏み切るため、閉鎖作業に入っている。
2010年度
研究報告 御坊市役所市民福祉部健康福祉課よりの受託研究「認知症地域支援体制構築等推進事業におけるモデル地区に関する研究」は、次の2部から構成されている。1:御坊市内のモデル地区において、認知症地域支援体制構築のためのプランニングを行い、その実施推進を行う。2:北欧福祉モデルとの比較研究との視点を踏まえ、御坊市全域における同体制構築に向けた提言を行う。御坊市の調査と北欧諸国のフィールド調査が並行して行われている。また、
 研究所メンバーが代表研究者となる科研費の申請を行い受けた。例えば、基盤研究(B)「福祉社会・政策デザインにおける次世代人材育成の国際比較」。また、基盤研究(B)「北欧4ヶ国に置ける高齢者介護システムの多様性とその要因に関する比較分析研究」。後者は研究・調査が今年も継続する。前者は今年がまとめの年であり、出版社と研究成果の刊行について交渉中である。比較研究の広範な視点から積極的な政策提言につながる成果が期待されている。
 本研究所には生産性の高い研究員が揃っているので、多くの研究所が出版された。例えば、岡澤 憲芙・小渕優子編『少子化政策の新しい挑戦』中央法規社。
 Yayoi Saito, Reiko Abe Auestad and Kari Wa?rness, Meeting the Challenges of Elder Care-Japan and Norway, Kyoto University Press

所長

岡澤 憲芙[おかざわ のりお](社会科学総合学術院教授)

メンバー

研究所員
岡澤 憲芙(社会科学総合学術院教授)
馬場 義久(政治経済学術院教授)
福島 淑彦(政治経済学術院教授)
村井 誠人(文学学術院教授)
久塚 純一(社会科学総合学術院教授)
小森 宏美(教育・総合科学学術院准教授)

招聘研究員
秋朝 礼恵(スウェーデン福祉研究家)
木下 淑恵(東北学院大学法学部准教授)
斉藤 弥生(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
多田 葉子(ルンド大学助手)
藪長 千乃(文京学院大学准教授)
渡辺 慎二(外務省国際協力局開発協力企画室課長補佐)

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