Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

エルダリー・ヘルス研究所【第Ⅱ期】【活動終了】
Research Institute for Elderly Health

【終了】2008~2013年度
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研究テーマ

効果的・効率的に介護予防プログラムを運営・普及していくためのガイドラインの提示および普及・啓発活動の実践

研究概要

介護予防は、高齢者ができる限り要介護状態に陥ることなく、健康で生き生きとした生活を送るために支援を行うものであり、高齢者の特性に合わせたプログラムの開発、適切なスクリーニングや評価方法の確立、プログラム普及方策や環境整備、そして、これら一連の過程を事業化するためのシステム構築をトータルマネジメントすることで、はじめて介護予防が実効のあるものとなる。従って、本研究所は、作成した介護予防システムにおける枠組みに基づき、元気高齢者、虚弱高齢者、要介護認定高齢者など、それぞれの対象像に合わせたスクリーニング、介護予防マネジメント、プログラムの開発、および評価を実施していくために、?介護予防の対象者となる高齢者の特性分析、?介護予防プログラムの開発、?介護予防に関連した評価基準の作成、?介護予防の普及啓発、環境整備、?介護予防関連事業に関するシステム構築の5つの領域から、これまでの研究成果や課題を踏まえて、継続して研究作業を行っていく。更に、経済的評価に着目した研究など新たな研究テーマも追加し、効果的・効率的に介護予防運動プログラムを運営・普及していくためのガイドラインを提示するとともに、普及・啓発活動の実践を行う。

研究報告

※エルダリー・ヘルス研究所
2013年10月01日〜2018年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=7M&kbn=0&KikoId=01

2012年度
研究報告本年度は、月例研究会において以下の課題について討議ならびに意見交換を行った。
・経済効果の高い健康運動を世界に発信しよう:JPNゴルフパークの提案
・都市部における地域住民主体の介護予防普及啓発と介護予防ネットワーク構築-新宿いきいき体操に関する調査研究-
・ウォーキングに関するアンケート調査-歩行習慣と稲門ウォーカーズ例会の希望調査
・高齢者における運動器の痛み研究プロジェクトの概要
・家族介護者における余暇時間及び介護時間での筋力トレーニングとウォーキングの実施可能性の検討
・運動特化型デイサービスにおける課題とニーズ
・シニア住宅における課題とニーズ
・介護予防の現状と研究所への期待

また、本研究所は2013年9月末日に設置期間満了を迎えるが、今後、?介護予防対象となる高齢者の特性分析?介護予防プログラムの開発?介護予防の普及啓発・環境整備?介護予防関連事業に関するシステム構築?介護予防のための地域づくりの5つの領域から、これまでの研究成果や課題を踏まえて、研究プロジェクトを継続して実施する予定である。
2011年度
研究報告6月の定例研究会において研究所の活動内容の評価を行うとともに、今後の進め方について検討した。今後の研究会を隔月開催に変更し、早稲田キャンパスと所沢キャンパスとで交互に開催することによって、大学院生参加環境を整え、更に活発な意見交換が行われるようになった。
本年度は、定例研究会において以下の課題について討議ならびに意見交換を行った。

・高齢者における筋力向上活動の実施状況と疼痛・転倒・健康関連QOLとの関連
・東日本大震災が介護予防事業に与えた影響
・医療機関における医療外サービスの提供と展開
・韓国老人福祉館の利用者の健康関連QOLと利用に関連する要因の検討
・インターネットを利用する中国人成人における推奨身体活動を増加させるための方策の検討
・人工股・膝関節全置換術後患者の身体機能とQOLに関する検討
・運動による認知機能低下予防の可能性
・ケアハウス居住者の初回測定参加者についての7年後の体力・健康関連QOLとの比較検討
・フィットネスが取り組む介護予防
・高齢者における身体活動・運動と動脈硬化進展予防についての研究
・高齢者向け膝痛緩和プログラムについて
2010年度
研究報告本研究所は、個々に適した運動プログラムを開発し、介護予防活動の社会財政効果を把握するための推定モデルを構築することを目的としているが、月例定例会において「府中における介護予防体操」「新宿区における介護予防体操普及の取り組み」と、地域ごとの介護予防啓発活動について情報交換を行い、各々の介護予防プログラム並びに運営システムの開発について検証を行った。
そのほか、以下の課題について討議ならびに意見交換を行った。
・地域高齢者のADL評価に関する研究
・膝痛を有する中高齢者のための水中・陸上プログラムの開発
・水中運動プログラムの長期的効果と費用便益分析
・中国成人における推奨身体活動充足に関連する要因
・行動科学理論を用いた高齢者の筋力トレーニング実施に関連する要因の検証
・民産官学共同による通信型ウォーキングコース紹介
・改定運動器の機能向上サービスの効果
・食事バランスガイドの普及効果の検討
・民産学官のウォーキング推進事業?パートナーシップ形成とコース利用状況
2009年度
研究報告本年度は、月例研究会において以下の課題について討議ならびに意見交換を行った。
・認知症とその予防における身体活動の意義
・エルダリー事業団における活動報告
・介護予防の方向性 
・フィットネスクラブが展開する介護予防プログラム 事例報告
・接骨院による介護予防の研究
・椅子の座り立ちテストについて
・生体機能の改善に繋がる新たな介入方法について
・膝痛・腰痛高齢者に対する水中運動プログラムの医療経済的評価
・尿失禁予防の背景と現状
・中高齢者向け膝関節痛改善運動プログラムの構築について

また、当年度にスポーツ科学学術院がグローバルCOEプログラムに採択されたことを受け、今後、本研究所が中高年の健康増進研究においてCOEプロジェクトとの架け橋となることを目指し研究を行うこととした。
2008年度
研究報告2008年9月に5年間の設置期間(第1期)を終了した本研究所は、10月より新たに設置が認められ、第2期がスタートした。本年度の活動実績として、月例研究会を開催し、第1期に作成した介護予防システムにおける枠組みに基づいて、?介護予防の対象者となる高齢者の特性分析、?介護予防運動プログラムの開発、?介護予防に関連した評価基準の作成、?介護予防の普及啓発、環境整備、?介護予防関連事業に関するシステム構築の5つの領域から、具体的な課題を再抽出した結果、運動器疾患対策や介護予防の環境整備が挙げられた。そのため、運動器疾患を有する高齢者に対して、水中運動を基盤とした膝痛自己管理プログラムを開発し、その効果を検証した。さらに、高齢者の歩行活動を促進するため環境要因として、地域に存在する公園に着目し、歩行者が多い園路の環境調査を実施した。

※エルダリー・ヘルス研究所
2003年10月01日〜2008年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=K9&kbn=0&KikoId=01

所長

村岡 功[むらおか いさお](スポーツ科学学術院教授)

メンバー

研究所員
村岡 功(スポーツ科学学術院教授)
中村 好男(スポーツ科学学術院教授)
川上 泰雄(スポーツ科学学術院教授)
荒尾 孝(スポーツ科学学術院教授)
岡田 純一(スポーツ科学学術院准教授)
間野 義之(スポーツ科学学術院教授)
正木 宏明(スポーツ科学学術院教授)
岡 浩一朗(スポーツ科学学術院教授)
石井 香織(スポーツ科学学術院助教)

招聘研究員
秋山 恵美子(NHK高等学校専攻科教諭(介護概論担当)、介護福祉士養成校非常勤講師)
荒木 邦子(早稲田大学スポーツ科学学術院非常勤講師)
池田 正美(東急スポーツオアシス常務取締役)
井澤 和大(聖マリアンナ医科大学附属病院リハビリテーション部主任)
石川 啓子(?東急スポーツオアシス健康サポートグループヘルスケア事業サブマネージャー)
磯貝 頼秀((株)早稲田エルダリーヘルス事業団)
一面 俊明(早稲田アクティブ(株))
植屋 悦男(浦和大学総合福祉学部教授)
宇津木 房夫(早稲田アクティブ)
太田 暁美(大阪電気通信大学医療福祉工学部准教授)
大渕 修一(東京都健康長寿医療センター)
奥田 文子(早稲田大学・早稲田大学大学院・国際基督教大学非常勤講師)
奥山 文男(日本医療科学大学保険医療学部リハビリテーション学科)
笠原 岳人(学校法人朴沢学園 仙台大学体育学部教員)
勝山 正次((株)早稲田エルダリーヘルス事業団)
小泉 由里(早稲田大学スポーツ科学学術院非常勤講師)
佐藤 邦弘((社)日本ウォーキング協会歩行文化研究所主任研究員)
佐藤 司(?くるみ福祉会代表取締役社長)
島田 保子
春藤 康仁(INDEPENDENCE KINGDOM(株)取締役、都市綜研インベストバンク(株)シニア・リビング事業部次長)
杉山 正和(正和整骨院経営、整体院経営)
妹尾 弘幸((株)QOLサービス代表取締役)
高泉 佳苗
田中 彩乃(聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部理学療法士)
玉利 光太郎(吉備国際大学保健科学部理学療法学科准教授)
冨澤 栄子(帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科講師)
新原 恵子(雪印乳業?関東販売本部食育チーム)
西方 佳子(練馬区健康福祉事業本部福祉部在宅支援課介護予防事業係)
西田 典史(城西医療技術専門学校専任講師)
橋口 博行
花村 信也(みずほ証券アドバイザリーグループ副グループ長)
肥後 梨恵子(国士舘大学武道・徳育研究所非常勤研究員)
保母 恵((社)横浜市福祉サービス協会保健師)
増尾 善久(マッスル・ラボ(有)取締役社長)
松本 和興(聖徳大学大学院人間栄養学研究科・人文学部兼任講師)
森田 勝広
矢野 史也((株)スポーツフィールド代表取締役、早稲田大学スポーツ科学学術院非常勤講師)
八幡 全一((株)東急スポーツオアシスCS推進部部長)
牧迫 飛雄馬(国立長寿医療研究センター 認知症先進医療開発センター)
齊藤 瑠璃子
須藤 英彦(株式会社高知大丸)
トンプソン 雅子(尚美学園大学非常勤講師、ケアハウスロイヤルの園非常勤職員)
松岡 志保(江崎クリニック嘱託看護師)
溝邉 英子
武重 美文
木下 昌代(東京都老人総合研究所介護予防緊急対策室)
福地 崇(早稲田アクティブ株式会社取締役)
飛永 敬志(独協医科大学越谷病院リハビリテーション部副主任)
秋元 誠吾(株式会社リハネット代表取締役)
福嶋 篤(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所介護予防緊急対策室非常勤研究員)
渡邉 淳一(医療法人容生会ほきまクリニックデイケアセンターあゆみ)

連絡先

所沢キャンパス 村岡功研究室内

WEBサイト

http://www.waseda.jp/prj-elderly/index.html

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