Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

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地域バイオマス利活用システム研究所【活動終了】
Institute of Regional Biomass Resources Utilization Systems

【終了】2009~2012年度
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研究テーマ

地域バイオマス資源の賦存状況等調査、利活用技術の検証、社会システム・制度等の検討、環境等への影響評価、地域資源の活用による地域コミュニティへの影響等の調査

研究概要

近年、エネルギー資源の枯渇や地球規模での環境問題の顕在化から、エネルギー資源の効率的かつ地域特性を考慮した利活用方法の実践が求められている。特に、日本は、エネルギー資源に乏しく、エネルギー自給の観点からも自然に賦存するバイオマス資源を活用することは喫緊に取り組むべきものである。
 一方、我が国には、古くから灌漑設備が整備されてきた土地利用の実績があるにもかかわらず、現在は減反政策や輸入食料への依存などの状況から、農地が十分に活かされなくなってきている。加えて、国土の三分の二が天然林と人工林で占められている自然豊かな国土でありながら、産業構造の転換の影響による生業としての経済面での不採算故、適切な管理がされなくなった林地が増加しつつある。故に、食料の自給ならびに林業資源の自給的活用の面でも、危機的な状況を向かえつつある。
 そこで本プロジェクト研究所においては、地域社会における農業ならびに林業の現状を分析しながら、農業バイオマス、林業バイオマスの利活用の可能性を探ることを目指し、地域社会のバイオマス利活用を起点とした循環型社会システムの姿を考究し、施策等の提案・提言をおこなうことを目的とする。
 具体的には、食料・エネルギー等の自給を志向した農地活用の可能性の検討、林産資源の利活用手法ならびに利活用促進制度等の整備・検討、バイオマス利活用が環境に与える影響に関する多面的評価の実施、バイオマス等資源の賦存・利活用技術等の現状調査ならびに技術願望、地域コミュニティ再生の視点からみたバイオマス資源等の利活用の影響・効果予測など、工学的テーマと社会科学的テーマをバランスよく織り交ぜながら、検討対象を絞ったWGを複数設置して調査・議論・検討等を進めてゆく。

所長

納富 信[のうとみ まこと](理工学術院教授)

メンバー

納富 信(理工学術院教授)
吉田 徳久(理工学術院教授)
友成 真一(理工学術院教授)
関谷 弘志(理工学術院教授)
中垣 隆雄(理工学術院教授)

連絡先

理工学術院 納富研究室

E-mail:[email protected]

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