Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

シルクロード調査研究所【第Ⅱ期】【活動終了】
Silk Road Research Institute

【終了】2007~2011年度
過去の研究所活動はこちら

研究概要

※シルクロード調査研究所
2012年04月01日〜2015年03月31日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=6H&kbn=0&KikoId=01

※シルクロード調査研究所
2000年04月01日〜2007年03月31日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=A4&kbn=0&KikoId=01

研究報告

2007年度
研究報告本年度もシルクロードに関連する調査研究を深化させた。科学研究費補助金の助成を得ることは出来なかったが、本学の特定課題研究費を受けることができたので、研究代表者岡内、および客員研究員の後藤、持田がウズベキスタン共和国を訪問し、短期間ではあるが、関連する調査研究を行った。今回の調査には教育の一環として大学院生6名も同行した。
 調査は11月2日から9日にかけて実施した。期間が短かったため、西部から中部に重点を置いて調査を行った。訪問した箇所はタシュケント、ヒヴァ、ブハラ、ギジュドヴァン、シャフリサーブス、サマルカンドである。調査の主目的は1.世界遺産の現状とその活用状況の確認、2.ソグド人に関連する考古遺跡の実地調査、2.民族的調査の3点である。世界遺産はイチャン・カラ、イスマイール・サーマニー廟、グリ・アミール廟、アク・サライなどを訪問し、現状の保存状況などを確認した。
考古遺跡としては、アフラシアブ、バラフシャ遺跡を訪問し、ソグドの都市遺跡の保存状態や遺跡周囲の環境について確認を行った。またタシュケント、サマルカンド、シャフリサーブスでは博物館において各地での出土品の調査を行った。これらは対外的にあまり報告されておらず、貴重な成果となった。
さらにギジュドゥヴァンでは民族的資料調査として陶器製作工房を訪れ、伝統的手法にもとづく工芸技術やそのシステムについて聞き取りを行った。
 この調査の成果を含め、平成20年3月に早稲田大学オンデマンド出版より「シルクロードの考古学」を刊行した。
 これまで中国に重点をあてた調査研究を行ってきたが、シルクロードの研究についてはもとよりユーラシア大陸全体を含めた視点が必要であり、今後とも中央アジア各国の調査を視野にいれて研究を継続していく予定である。

所長

岡内 三眞[おかうち みつざね](文学学術院教授 )

メンバー

研究所員
岡内 三眞(文学学術院教授)
高橋 龍三郎(文学学術院教授)
近藤 二郎(文学学術院教授)
大橋 一章(文学学術院教授)
谷川 章雄(人間科学学術院教授)
寺崎 秀一郎(文学学術院教授)

招聘研究員
長澤 和俊(早稲田大学名誉教授)
車崎 正彦(早稲田大学非常勤講師)
朱 岩石(中国社会科学院考古研究所副主任・副研究員)
叢 徳新(中国社会科学院考古研究所副主任・副研究員)
艾克拜尓 尼牙孜(中国新疆維吾尓自治区文物考古研究所副研究員)
後藤 健(早稲田大学文学学術院非常勤講師)
宮里 修(豊島区教育委員会教育総務課文化財係・社会教育指導員(非常勤))
中條 英樹(国立歴史民俗博物館機関研究員)
菊地 有希子((株)パレオ・ラボ契約社員)
菅谷 文則(奈良県立橿原考古学研究所所長)

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/cro/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる