Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

【第Ⅱ期】教師教育研究所
Institute of Teacher Education

【終了】2007~2011年度
過去の研究所活動はこちら

研究テーマ

教員養成・教員採用・教員研修、それらの原理的・制度政策的比較研究

研究概要

国際化と情報化の影響を受け、公的教育サービスの形態と機能が変化し、教師の役割も変貌しています。当究所では今後の教員養成、教員採用、教員研修のあり方を原理的・制度政策的に比較研究するとともに、教員養成と現職教員教育の機会を国内外に開放します。

研究報告

※教師教育研究所
2012年04月01日〜2017年03月31日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=6D&kbn=0&KikoId=01

※教師教育研究所
2002年07月01日〜2007年06月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=H5&kbn=0&KikoId=01

2010年度
研究報告○教師教育研究フォーラムは「実践力ある教師をどう育てるか」をテーマに5回開催した。中でも10月には現職の文科相副大臣、鈴木寛氏を迎えてフォーラムを開催することができた。
第1回【日】2010年5月8日(土)
    【講 演】:石堂常世 氏(早稲田大学)
           中條克俊 氏(朝霞市立朝霞第一中学校)
第2回【日】2010年8月1日(日)
    【テーマ】疲弊する学校・教師とその再生
        ―地域・子ども・保護者とともに―
    【講 師】浦野東洋一 氏(帝京大学)
          喜多明人 氏(早稲田大学)
           David Turner氏(ウェールズ大学)
    指定討論者:鈴木慎一 氏(早稲田大学名誉教授) 
第3回【日】2010年10月2日(土)
    【テーマ】実践力ある教師を育てるために、何をどう改革するか
        ―課題・展望・希望―
    【プログラム】第1部 講演:鈴木 寛 氏(文部科学省副大臣)
             第2部 シンポジウム
     シンポジスト:浅田 匡 氏(早稲田大学)
              菊池 栄治 氏(早稲田大学)
   指定討論者:中條 克俊 氏(朝霞市立朝霞第一中学校)
            魚山 秀介 氏(帝京大学)
第4回【日】2010年12月5日(日)
    【テーマ】実践力ある教師を大学でどう育てているか
        ―教職課程の現状と課題―    
    【講 演】:吉崎 静夫 氏(日本女子大学)
           佐藤 英二 氏(明治大学)
           藤井 千春 氏(早稲田大学)
   指定討論者:藤井 義久 氏(岩手県立大学)
第5回【日】2011年1月15日(土)
     【テーマ】「いじめ」の背景を読み解く
        ―教師・子ども・保護者・地域に何が問われているのか―
     【ワークショップ】:安達 昇 氏(横浜市立矢上小学校) 
     【講 演】:中山 岳 氏(東京新聞記者)
            安達 昇 氏(横浜市立矢上小学校)
○研究部会は構成員が研究課題を報告する目的で4回開催した。
第1回 【日】2010年6月12日(土)
 【テーマ】生徒の学習意欲を高める生徒面談の研究
 【報 告】橋本衆宝 氏(客員研究員)
第2回 【日】2010年7月10日(土)
 【テーマ】生活綴り方教育に係る教育思潮の系譜
 【報 告】塩崎 正 氏(客員研究員)
第3回 【日】2010年9月25日(土) 
 【テーマ】若手教員(1〜4年目)の抱える課題とサポートについて
 【報 告】中西 孝 氏(客員研究員)
第4回 【日】2010年10月23日(土)
 【テーマ】教師ブログと変わる教育環境
 【報 告】光野百代 氏(客員研究員)
○研究発表会を開催した。
 【日】2011年1月15日(土)
 【プログラム】
  発表1: 教育改革の中で取り残されているもの
      ―多様化する高校の一現場から―
       小林 由美子 氏(大月短期大学附属高等学校)
  発表2:知的障がい養護学校新規採用教員の職務に対する意識変容に関する質的研究
      ―修正版グラウンデッドセオリーアプローチによる分析―
       細木 俊明 氏(神奈川県立みどり養護学校)
  発表3:大学生を対象とした「キャリア交流会」の実践
      ―大学の勉強は何に役立つのか―
       濱野 厚 氏(神奈川大学非常勤講師)
○研究所紀要「教師教育研究」2号の発行
 研究所では紀要「教師教育研究」2号を発行した。2号は研究論文、実践報告、研究ノートとフォーラム等の報告を掲載。
○研究所HPと広報活動
 研究所の広報活動として 一つは研究所のパンフレットの作成である。2種類のA3判二つ折りのパンフレットを3000部作成し、学内やフォーラム等で配布した。フォーラムはポスター、立て看板等で学内に知らせた。
 二つめは研究所HPである。行事案内、研究所紹介、取組等はHPを通して伝えるようにした。
○早稲田大学教師教育研究所HP:
 http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/
2009年度
研究報告 早稲田大学教師教育研究所は、プロジェクト研究所の共同研究制度を最大限に活かすべく、早稲田大学専任教員を中心メンバーに据えつつ、公立・私立、また、初等・中等・高等教育の教育現場で教職に従事する現役教員や教員OB等50名を超えるメンバーで研究、実践活動を進めている。
 2009年度は以下の活動に取り組んだ。

1 教師教育研究フォーラムを4回開催した。講演やシンポジウム等、教育の課題を学内外から講師を招いて深めた。
 日 時  2009年5月16日(土)
場 所  早稲田大学国際会議場 第3会議室
 講 演  鈴木恒夫氏(元文部科学大臣、前衆議院議員)
 演 題  これからの教師に求めるもの―日本の教育再生のためにー 

日 時  2009年8月1日(土)13:00〜17:00
 場 所  早稲田大学国際会議場 第3会議室
 テーマ  「いじめ、学力低下、学級崩壊から力のある学級・学校の創造へ」
 講 師  藤田 英典 氏(国際基督教大学)
      内藤 朝男氏(明治大学)
      菊地 栄治氏(早稲田大学)

 日 時  2010年1月23日(土)13:00-16:30
 場 所  早稲田大学国際会議場 第3会議室
 テーマ  優れた教員をどのようにして養成できるか
         ――教職大学院はそれを担えるか
 講 師  宮崎 猛 氏 (創価大学教職大学院)
      中田 正弘 氏 (帝京大学教職大学院)
      三尾 忠男 氏 (早稲田大学)

2 スモールフォーラム
教育の今を考え深めていく課題について講師を招いて講演会を開催した。
日 時  2009年6月20日(土)14:00〜17:00
 場 所  早稲田大学22号館 203教室
 講 師  草薙 厚子氏(フリージャーナリスト、作家)
 テーマ  子どもの事件取材から見えるもの

3 紀要「教師教育研究」の発行
研究所の活動と研究成果の発表を紀要「教師教育研究」として発行した。(800部)研究論文には査読を設けるとともに海外からの投稿も認め3本の外国からの論文を掲載した。
 創刊号(第1号)目次  2009年3月発行
 ・巻頭言 研究論文、教師教育研究フォーラム等
・研究所構成員、研究所規約、研究所の活動等

4 研究部会の開催
研究所の構成員が研究成果を発表する研究部会4回開催した。
 第1回 2009年9月26日(土)
  「フランスの教育事情」近藤庄一(研究所所長)
 第2回 2009年10月17日(土)
「学級の『荒れ』に向き合い学級創造へ」安達昇(客員研究員)
 第3回 2009年11月7日(土)
  「教職大学院の現状と課題」魚山秀介(客員研究員)
 第4回2009年12月12日(土)
  「『遊牧民ゲーム』から地理を学ぶ」生田清人(客員研究員)

5 授業研究の開催
新しい試みとして授業研究会を開催した。子どもの学びを深める授業をめざして近藤所長が小学6年生に算数の授業をした。そのときの様子は3月20日付毎日新聞に掲載された。
 日  時 2010年3月3日(水)1時35分より4時30分
 授業学級 横浜市立下田小学校 6年4組 
テ ー マ 「今、『授業』を問う」
――根源的な子どもの学びをめざして――」
      授業「三角形の内角の和は180°といえるか」
 授 業 者 近藤庄一氏(早稲田大学教育・総合科学院教授)
 
6 研究所の広報活動
 研究所の活動を発信していくために広報に力を入れた。
 一つは研究所のパンフレットの作成である。2種類のA3判二つ折りのパンフレットを3500部作成し、学内や教育稲門会や学内等で配布した。
 二つめは研究所HPである。研究所紹介、取組、行事案内などをHPを通して伝えるようにした。
 ○早稲田大学教師教育研究所HP:http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/

7 運営委員会の定例化と事務局体制を確立して組織的で見通しをもった研究所の活動を進めることができた。
2008年度
研究報告(1)2008年度は2回のフォーラム(6、11月)を開催、運営した。6月のフォーラムでは、「教育の今を読み解く」という主題のもと、氏岡真弓氏(朝日新聞社編集委員)、油布佐和子氏(早稲田大学院教職研究科教授)、舘野俊則氏(学校法人細田学園高等学校長)の三名の講師によって、それぞれの立場から教育について講演していただくとともに、講師を交えたディスカッションを行った。11月の国際フォーラムでは、国内外の研究者を招き、「教師教育の課題と展望 国際的動向と日本の現状―理念・制度・当事者―」という主題で開催。国際社会の教師教育の動向を探りながら、日本の現状について、問題を提起し、その対応策を幅広く検討した。
(2)スモール・フォーラムと題し、教員志望の学生らを対象に3回のフォーラムを開催、運営した。内容は以下の通り。
 第1回スモール・フォーラム 2008年9月
 「子どものいのちに向き合う」
  講 師  金子由美子氏(埼玉県公立中学校養護教諭)、
        安達 昇氏(横浜市公立小学校教諭、客員研究員)
 第2回スモール・フォーラム 2008年10月
 「子どもの心と向き合う学校(学級)づくり」
  講 師  白石 孝久(東京都教員・本校卒業生・客員研究員)、
        荒井 裕見子(千葉県教員・外部講師)
 第3回スモール・フォーラム 2008年12月 
 「今、「学力問題」を問う 国際的な視点から―フィンランドの教育
 が問いかけているもの―」
  講 師  福田 誠治(都留文科大学教授)
(3)研究部会を新たに発足させ、個々の教育実践活動をもとにした発表の場を設けた。
(4)紀要「教師教育研究」の発行
※詳細な活動内容は、本研究所HP(http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/)を御覧下さい。
2007年度
研究報告 当研究所は第一期研究期間(2002年7月1日〜2007年6月30日)を満了したが、継続設置が承認され、2007年7月1日より第二期の活動を開始している。継続設置後の2007年度の活動は主として、これまでの研究内容を振り返り、その成果をベースに新たな研究活動につなげていくための準備作業である。以下、そこで確認・決定された内容を記す。
1.研究体制の整備
 運営委員会の設置、研究所規定の再整備
2.教師教育研究フォーラム、国際フォーラム、スモール・フォーラムの企画運営
これまでの研究活動において大きな柱となっていた各種フォーラムを今後も継続的に開催していくことを確認、2008年度開催分の内容決定、講演者の選定・依頼を進めた。(開催日時、内容等の詳細は、下記の当研究所HPに掲載。)
3.研究所の広報活動
 研究対象を教員の採用・養成・研修に定めていることから、現場の教師を中心に研究所の存在を広く周知させていくことが必要となる。そのための広報活動として、パンフレットの作成およびHPの設置作業を行った。
4.研究成果の公開準備
研究成果の公開を行うにあたり、研究所紀要の刊行を計画し、準備を行っている。
5.新規研究事業の企画立案
2008年度以降に予定している研究事業についての企画立案、内容整備を行っている。
研究所HP:http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/

所長

近藤 庄一[こんどう しょういち](教育・総合科学学術院教授)

メンバー

顧問
鈴木 慎一(早稲田大学名誉教授)

研究所員
近藤 庄一(教育・総合科学学術院教授)
石堂 常世(教育・総合科学学術院教授)
岡村 遼司(教育・総合科学学術院教授)
藤井 千春(教育・総合科学学術院教授)
湯川 次義(教育・総合科学学術院教授)
油布 佐和子(教育・総合科学学術院教授)
菊地 栄治(教育・総合科学学術院教授)
福家 俊幸(教育・総合科学学術院教授)
保崎 則雄(人間科学学術院教授)
加藤 裕章(本庄高等学院教諭)
松島 毅(高等学院教諭)

招聘研究員
久保田 宏明(穎明館中学・高等学校長)
近藤 昌彦(国立大学法人富山大学理事・副学長)
三浦 正尚
礒山 進(東京都教育委員会事務局(嘱託))
吉成 勝好(練馬区総合教育センター教育相談員)
安達 昇(横浜市立下田小学校教諭)
関根 荒正(早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師)
白石 孝久(新宿区立市谷小学校教諭)
谷口 理(松蔭高等学校教諭)
有賀 久雄(長野県立田川高等学校教諭)
浅田 孝紀(東京学芸大学附属高等学校教諭)
?野 浩(千葉経済大学短期大学部専任講師)
山本 康義(埼玉県教育局教育総務部文教政策室長付主査)
安田 忠治(日本大学経済学部非常勤講師)
生田 清人(開成中学・高等学校教諭)
大串 清(植草学園文化女子高等学校講師)
駒井 眞(第一高等学院東京本部キャンパス顧問)
須藤 勝(都立三田高等学校校長)
千木良 康志(江東区教育委員会学校教育部指導室長)
中條 克俊(朝霞市立朝霞第一中学校教諭)
濱野 厚(神奈川大学人間科学部非常勤講師)
福田 晴美
魚山 秀介(帝京中高等学校教諭)
戸室 明(松戸市立南部小学校校長)
太田 武志
井田 哲夫(早稲田大学系属早稲田実業学校初等部教諭)
ウエスト 和子(慶應ニューヨーク学院数学科主任)
岡島 正男(埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター客員教授)
川島 宏(跡見学園中学校高等学校参与)
小林 由美子(大月市立大月短期大学附属高等学校期間採用講師)
村山 拓(埼玉大学非常勤講師、日本社会事業大学非常勤講師)
橋本 衆宝(駒沢学園女子高等学校教諭)
小塩 卓哉(愛知県総合研究センター研究部教科研究室研究指導主事)
遠藤 真司(東京都東久留米市立第九小学校校長)
小野 由美子(鳴門教育大学教授)
近藤 裕幸(東京大学教育学部附属中等教育学校教諭、東京大学教育学部非常勤講師、早稲田大学教育学部非常勤講師)
塩崎 正(長野県教育委員会主幹指導主事(長野県立歴史館学芸部長))
中西 孝(品川区教育委員会事務局指導課指導主事)
光野 百代(駿河台大学外国語教育センター助教)
細木 俊明(神奈川県立みどり養護学校)
岩崎 保道(琉球大学大学評価センター准教授)
佐久間 究(日出学園中学・高等学校教諭)
藤井 義久(岩手県立大学共通教育センター准教授)
関根 彰子(帝京ロンドン学園高等部教頭)
塚本 俊行(さいたま市立馬宮東小学校教諭)
勇 晴美(東京都立上水高等学校教諭)
鈴木 斎彦(帝京大学付属帝京高等学校非常勤講師)
佐々木 匡人(岩手県宮古市立新里中学校教諭)

連絡先

教育・総合科学学術院 近藤庄一研究室

WEBサイト

http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/cro/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる