Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

ホスピタリティ研究所【第Ⅰ期】【活動終了】
Research Institute of Hospitality

【終了】2005~2010年度
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研究テーマ

ホスピタリティ・マネジメントの学際的研究

研究概要

ホスピタリティ研究所は、日本経済社会の急速なサービス経済化の中で、これまで比較的研究や教育の対象となりにくかったサービス産業に学際的な視点から新たなる光を当てることを目的とする。具体的には、医療、ホテル、観光など「生活の質」に直接関わる産業を対象として、その市場構造と市場行動について経営学、経済学、会計学など多面的な視角から実践的な教育と研究のあり方を追求する。とりわけ、「ホスピタリティ」をインタンジブルな資産として捉え、それをどのように定量的に把握し、また目に見えない非財務的資産としての「ホスピタリティ」を高めるためにはどのような組織やインセンティブが必要とされるかなどに研究の重点を置く。アカデミックな視点からこうした教育と研究についてリーダー的役割を果たしてきたコーネル大学ホテル経営学部、同大学院ホスピタリティ・マネジメント研究科、さらにはコーネル大学・ナンヤン工科大学ホスピタリティ・マメジメント研究科などとの連携を一層深め、研究員の国際交流、国際共同セミナーの共催などを通じて、最先端の分野における国際共同研究と新たなる教育手法の開発などを進める。

研究報告

※ホスピタリティ研究所
2010年10月01日〜2015年03月31日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=4H&kbn=0&KikoId=01

※ホスピタリティ研究所
2000年12月01日〜2005年11月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=E4&kbn=0&KikoId=01

2010年度
研究報告1)2010年度春学期に、国際教養学部に上級科目「Hospitality Financial Management」を設置し、原忠之客員准教授(セントラルフロリダ大学ローゼン学部副学部長)にご担当をいただきました。履修生からは非常に高く評価されました。
2)ホスピタリティ研究所主催で、2010年6月11日(木曜日)午後6時15分―午後9時にわたって国際教養学部11号館710教室で、英語によるオープン講座を設置しました。原准教授の司会の下に、テーラー・雅子・大阪学院大学教授、韓志昊・立命館アジア大学准教授のお二人にゲストピーカーとして講演をいただきました。国際的な人材確保とその課題ならびにホスピタリティ・マネジメントに関連する統計データの抱える問題点などを中心に講演をいただきました。60名以上の参加者があり、熱心な議論が展開されました。
3)ナンヤン工科大学コーネル・ホスピタリティ・マネジメント研究科の暫定学部長のラッセル・スミス教授を迎えて、ホスピタリティ研究所主催による英語による公開講演会を、2010年11月4日(木曜日)に国際教養学部11号館503教室で開催しました。持続可能性という視点からホスピタリティ・マネジメントの在り方について、アジアの事例を中心に議論が展開されました。学生ならびに学外から約30名が参加しました。
2007年度
研究報告 早稲田大学ホスピタリティ研究所では,これまでも10年にわたってコーネル大学と協力してホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催してきた。しかし、2007年度はホスピタリティ研究所長である中村 清が在外研究のためにコロンビア大学に2007年4月まで滞米していたためにセミナーの準備が難しかったために、2007年春よりホスピタリティ研究所の研究員ならびに客員研究員による翻訳プロジェクト『ホスピタリティ・マネジメント事典』を立ち上げ、その準備と翻訳作業に集中した。原書はUniversity of Central Florida, Rosen College of Hospitality Management のDean, Professor and Dr. Abraham Pizam を総括編纂責任者とした 『The International Encyclopedia of Hospitality Management』 2005, Elsevier,であり、ホスピタリティ・マネジメントの理論と実践に関する米国で出版された最初の集大成である。米国のみならず、欧州の研究者や実務家など100名近い専門家が執筆者として参加している。2008年3月末現在で、概ね翻訳の作業を終え、今後は詳細な編纂作業に入る。翻訳書は1000ページを超える大著となるはずである。
また現在、2008年12月15日に第10回コーネル大学・早稲田大学「ホスピタリティ・マネジメント国際セミナー」の開催を準備を進めている。ゲストスピーカーとしてコーネル大学ホテル経営学部学部長のマイケル・ジョンソン教授ならびに翻訳原書の総括責任者であるセントラル・フロリダ大学ローゼン経営学部長のアブラハム・ピザム教授の招聘を考えている。今後とも海外の大学との連携を保ち、国際的な視点でのホスピタリティ・マネジメントの研究の拡大に努力したい。
2006年度
研究報告 ホスピタリティ研究所は2006年11月13日にホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催した。このセミナーは1999年に早稲田大学教務部による早稲田大学アークカレッジ開設記念講座として、サービス産業に新たなる視点から光を与えるために設置されたが、この研究分野における嚆矢となった。これまで9回にわたるセミナーは最先端の研究に基づく教育の貴重な機会を創り出し、多くの参加者と高い評価を得てきた。
2006年度はコーネル大学のダニエル・クァン教授( Professor Daniel C. Quan, School of Hotel Administration, Cornell University)をゲスト・スピーカーとしてホスピタリティ産業における経営管理手法について研究を行った。オプションというファイナンスの分析手法を用いて「予約」というサービスの価値評価手法は極めて斬新であり、今後のホスピタリティ・マネジメント研究に大きな指針を与えるものであった。今後は関係する大学院あるいは学部との連携を強め、ホスピタリティ・マネジメントに関する新たなる研究・教育の場への発展を図りたいと考えている。
2005年度
研究報告 ホスピタリティ研究所は設立以来、米国のコーネル大学のホテル経営学部の協力の下に、ホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催してきた。2005年度は、コーネル大学ならびにナンヤン工科大学大学院CNI学部長のジュディ・シグオー教授を招聘し、2005年11月26日(土)に「ホスピタリティ産業の経営管理手法を探る」をテーマとしてリーガロイヤルホテル東京で開かれた。
 このセミナーには250名以上が参加し、ホスピタリティ産業におけるアカデミックな研究の場としての役割を果たした。2006年度もコーネル大学から教授を迎えて、第9回ホスピタリティ・マネジメント・セミナーを計画している。今後とも国際セミナーをホスピタリティ研究所の最も重要な研究活動として位置づけて、セミナーの充実化を図る予定である。

第8回セミナー講演:
 1)電子社会で生き残るホスピタリティ戦略: ジュディ・シグオー(コーネル大学教授・ナンヤン工科大学大学院CNI学部長)
 2)日本におけるホテル産業の現状と将来及び問題点:中村 裕(日本ホテル協会会長・ロイヤルパークホテル社長)
 3)ホスピタルマネジメントとホスピタリティ: 亀田信介(亀田総合病院院長)
 4)ホテル投資戦略と事業再生:沢柳知彦(ジョーンズ・ラング・ラサール・ホテルズ副社長)
 5)外資系ホテルオペレーターによる事業再生とマーケティング戦略:ジョン・バンタ(ラディソン都ホテル東京総支配人)
通訳解説巌谷 龍(KPMG-GMD取締役)後藤克洋(KPMG-GMD ディレクター)

所長

中村 清[なかむら きよし](国際学術院教授)

メンバー

顧問
山口 祐司(桜美林大学名誉教授・富士屋ホテル監査役)

研究員
中村 清(国際学術院教授)

研究所員
中村 清(国際学術院教授)

研究員
長谷川 惠一(商学学術院教授)

研究所員
長谷川 惠一(商学学術院教授)

研究員
清水 孝(商学学術院教授)

研究所員
清水 孝(商学学術院教授)

研究員
横山 将義(商学学術院教授)

研究所員
横山 将義(商学学術院教授)

研究員
川邉 信雄(商学学術院教授)

研究所員
川邉 信雄(商学学術院教授)

研究員
厚東 偉介(商学学術院教授)

研究所員
厚東 偉介(商学学術院教授)

研究員
小林 啓孝(商学学術院教授)

研究所員
小林 啓孝(商学学術院教授)

研究員
川村 義則(商学学術院教授)

研究所員
川村 義則(商学学術院教授)

研究員
ポカリア クリストファー(国際学術院准教授)

研究所員
ポカリア クリストファー(国際学術院准教授)

客員研究員
馬場 征男(日本ホテルレストランサービス技能協会会長)
御子柴 清志(桜美林大学教授)
田中 勝((株)MTJ-ホスピタリティ代表取締役)
山脇 孝(元ホテルグランドパレス常務取締役)
内藤 錦樹(桜美林大学名誉教授)
原 忠之(セントラルフロリダ大学ローゼン・ホスピタリテイ経営学部暫定副学部長・準教授、デイックポープ観光研究所首席研究員)
村山 めい子(英国ウェストミンスター大学建築物的環境学部ツーリズム・センター准教授)
青木 章通(専修大学経営学部准教授)
佐々木 一彰(日本大学経済学部専任講師)
恩地 宏(松蔭大学経営文化学部教授)
巖谷 龍((株)KPMG FAS執行役員、パートナー)
沢柳 知彦(ジョージズ・ラング・ラサールホテルズマネージング・ディレクター)
山口 有次(桜美林大学准教授、早稲田大学理工学術院客員講師(非常勤扱い))
大屋 了三(IHG・ANA・ホテルズグループジャパン最高執行責任者(COO))
柳田 義男(明海大学経済学部非常勤講師、目白大学経営学部准教授)
山路 顕(ANA総合研究所主席研究員、青山学院大学経済学部非常勤講師、関西大学大学院商学研究科非常勤講師、玉川大学文学部非常勤講師)
塩谷 さやか(桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授)

連絡先

早稲田大学国際教養学部
中村清研究室
TEL:03-5286-2004
FAX:03-5758-7889
Email:[email protected]

WEBサイト

http://www.waseda-mm.jp/hospitality-seminar.html

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