ジャーナリズム教育研究所【第Ⅱ期】
Institute for Education in Journalism
【終了】2007~2009年度
研究テーマ
ジャーナリスト教育の研究開発とジャーナリズム研究の革新
研究概要
変化する状況と環境のなかで、ジャーナリズムの自己革新と自己変革はどのように可能か。本研究所はこの問いを支援するために設立されました。その際に教育というアプローチをとっていきます。その教育とは上からの注入という教育ではなく、学びたい人に学ぶ場所と内容を保障するという教育のことです。
今日の大学の使命は教育・研究・社会貢献の三要素に集約され、その視点から評価を受けるようになりました。本研究所の活動の柱も同様の三要素から成っています。
?大学制度のなかのジャーナリスト教育という課題は今日日本では遅ればせながら新しい段階に差し掛かりつつありますが、その状況を見据えつつ、教育分野の開発と実践を行い、次の飛躍への準備をします。
?グローバル化とデジタル化を受けて今日新しいメディア状況が到来していますが、それを踏まえて、ジャーナリズム研究自体の革新を図ることに貢献するとともに、その成果をジャーナリズム教育に反映させていきます。
?上記の教育開発と研究調査の成果を社会に向かって発信し応用していくことで、社会貢献の活動を具体的に進め、本研究所を実社会のなかに位置づけていきたいと思います。
本研究所は以上三つの柱を有機的に組み合わせ、その連関する環をもってデモクラシーとジャーナリズムの接続に資することを目指します。
研究報告
※ジャーナリズム教育研究所
2010年04月01日〜2015年03月31日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=3K&kbn=0&KikoId=01
2007年度
研究報告[公開イベント]
6月2日に早稲田大学ジャーナリズム教育研究所開設記念シンポジウム「ジャーナリズムの自由と独立のために」を早稲田大学西早稲田キャンパス14号館201教室にて開催し、ジャーナリズム教育の必要性を社会に向かって提起した。ドルトムント大学ゲルト・コッパー教授(ジャーナリズム学)が基調講演を行い、各界の人々のビデオレターの上映とジャーナリズム教育研究所所員による意見表明が行われた。
[授業開発]
早稲田大学オープンセンターの設置科目、前期「ジャーナリズム概論」(登録学生数239名)、後期「ジャーナリズム演習」(登録学生数26名)を教育フィールドとして、教授法の研究開発を行い、授業実践に応用した。
[研修セミナー]
ジャーナリスト研修の試行として大学の外で「j-freedomカフェ」を開設した。最初の企画として、「ジャーナリズムの使命と価値」というテーマで11月から毎月1回のペースで4回シリーズの講座を開催した。講師は吉田敏浩、菅沼堅吾、野中章弘、原寿雄の各氏であった。
所長
花田 達朗[はなだ たつろう](教育・総合科学学術院教授)
メンバー
研究員
花田 達朗(教育・総合科学学術院教授)
研究所員
花田 達朗(教育・総合科学学術院教授)
研究員
伊藤 守(教育・総合科学学術院教授)
研究所員
伊藤 守(教育・総合科学学術院教授)
研究員
岩渕 功一(国際学術院教授)
研究所員
岩渕 功一(国際学術院教授)
研究員
小林 宏一(政治経済学術院教授(任期付))
研究所員
小林 宏一(政治経済学術院教授(任期付))
研究員
藁谷 友紀(教育・総合科学学術院教授)
研究所員
藁谷 友紀(教育・総合科学学術院教授)
研究員
谷川 建司(政治経済学術院教授(任期付))
研究所員
谷川 建司(政治経済学術院教授(任期付))
客員研究員
大石 泰彦(青山学院大学法学部教授)
野中 章弘(アジアプレス・インターナショナル代表)
別府 三奈子(日本大学法学部新聞学科准教授)
依光 隆明(朝日新聞社編集担当補佐)
林 怡?(仙台大学体育学部専任講師)
連絡先
教育・総合科学学術院 花田達朗研究室
E-mail:[email protected]
研究所コンタクト先:
研究所事務局
E-mail:[email protected]