Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

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平和学研究所【第Ⅰ期】
Centre for Peace Studies

【終了】2003~2006年度
過去の研究所活動はこちら

研究テーマ

平和研究、開発経済、法制度論、生物論、文化論、通信技術論

研究概要

グローバル化の時代に戦争や民族紛争、テロリズムの不安はかえって増大している。こうした時代に若い世代に戦争や暴力と平和の問題を、理論的かつ政策的に考えてもらうために、かつ日本の平和憲法及び被爆体験を踏まえて、早稲田大学から平和のメッセージを世界に発信することを目的として、本研究所を設置する。

本研究所では、政治学、経済学、法学、生物学、情報通信科学等の多面的な視点から、今日の世界の軍事経済、南北問題、市民社会、ジェンダー、平和文化、環境問題、科学技術などを学際的に検討し、現代世界の平和と戦争、暴力の問題を総合的に考えると同時に、アカデミックな場と実践の場を結び、平和研究の発展自体に寄与する。

研究報告

※平和学研究所
2006年10月01日〜2011年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=U5&kbn=0&KikoId=01

2005年度
研究報告 本年度も、オープン教育センター・テーマカレッジ「21世紀世界における戦争と平和-広島・長崎連携講座」の運営支援を行った。西川潤研究員を中心にカリキュラムを作成し、学外からも板垣雄三(東京大学名誉教授)、佐伯奈津子(上智大学)、木村利人(早稲田大学名誉教授)、大田昌秀(参議院議員)、秋葉忠利(広島市長)、岩本節子(被爆者語り部として活躍) 、田中利幸(広島市立大学平和研究所)、本島等(元長崎市長)、関良基(地球環境戦略研究機関)、竹中千春(明治学院大学教授)、内海愛子(恵泉女学園大学教授)、多木浩二(評論家)、武者小路公秀(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)の諸氏にゲストスピーカーとしてご登壇願った。とくに、現代平和学のパイオニアーのひとりである Johan Galtung (TRANSCEND研究会代表) 博士には、125周年記念チェアー・プロフェッサーとしてご講演戴いた。また、学内からは、中村英俊、安藤裕子 、浅野茂隆 の三氏の協力を得た。研究所研究員(敬称略:西川 潤、多賀秀敏、水島朝穂、勝方恵子、長谷川眞理子、高橋世織 、篠原初枝、長与 進、加納貞彦、山崎芳男) は、すべてその専門からテーマに迫る講義をそれぞれ行った。
 講義と平行して、全学共通演習科目として、研究所研究員は、次の科目を担当した。開発と平和 (西川 潤 )、平和学入門 (多賀 秀敏)、映像に見る戦争と平和 (高橋世織)、平和を支える技術(山崎 芳男 )、国際情報通信の発展と平和−隔ての壁を取り壊すために− (加納 貞彦)、 民族問題と平和(長與 進 )、日本人とアメリカ人にとっての平和 (篠原 初枝 )。
 おそらく国内では、通年講義とともに演習を配置した最も規模が大きく内容の深い平和学の研究成果の開陳を行ったと自負しうる。来年度も、このように研究と実践・教育が連動した作業に従事しつつ、ここまでのまとめを行う予定である。(文責:多賀秀敏)
2004年度
研究報告 03年10月に設置して以来、研究所員は、政治学、経済学、法学、外交史、生物学、心理学、ジェンダー論、映像文化論、情報通信工学等々の学際的構成を取り、当面、オープン教育センター開講の「21世紀の平和とは?–広島・長崎連携講座」の運営および、そこでの研究成果公開を課題としている。講座は、研究所所属の専任教員のほかに、被爆の語り部や広島市長、長崎市関係者、NGO代表、コスタリカ大使、国連大学、前日本国軍縮大使、前アフガニスタン駐在日本大使、海外を含む他大学の教授陣など多彩なゲストもお迎えしている。風化の著しい原爆体験などを世代をこえて伝え、平和学の新しい成果を与えるこの講座を、カリキュラムの構成、講義の準備・記録、レポートの講評を通じての学生との対話などまで含めて研究所が支えることを課題とした。世界にあまたある大学の中で、学際性、情報化、実践面で早稲田大学ほど、平和学の拠点となり、発展させ、実践しうるのに適した条件を備えた大学は他に類をみない。その企画、調整、研究の中心を担うのが平和学研究所である。その発展方向は限りない。なお、設置直後に、元日本平和学会会長の岡本三夫氏から「日本の大学に平和学部を!」(『軍縮問題資料』No.280、2004年2号)の冒頭でご紹介を得た。それほど本学のような「大手の」総合大学に平和学の研究拠点が形成されることが期待されていたといえよう。

所長

多賀 秀敏[たが ひでとし](社会科学総合学術院教授)

メンバー

研究員
西川 潤(大学院アジア太平洋研究科教授)
水島 朝穂(法学学術院教授)
勝方 恵子(国際教養学術院教授)
多賀 秀敏(社会科学総合学術院教授)
山崎 芳男(大学院国際情報通信研究科教授)
加納 貞彦(大学院国際情報通信研究科教授)

客員教員(非常勤)
笹岡 雄一(客員教授/国際協力機構(JICA))

連絡先

早稲田大学社会科学部
多賀秀敏研究室
Email: [email protected]

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