Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

古代文学比較文学研究所【活動終了】
Institute for the Comparative Study of Ancient Literature

【終了】2000~2005年度
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研究テーマ

日本・中国・朝鮮半島間の交流と日中の古代文学の関係

研究概要

2004年度
 2000年12月の設立以来、当研究所は、日本古代文学の比較文学的研究の拠点として、早稲田大学文学部及び教育学部の専任教員に、国内の他大学、さらには中国・台湾・韓国の諸大学の研究者たちを加えて活動を展開してきた。日本文学・中国文学・日本史・東洋哲学などの専門を異にするメンバーが集まり、古代における日中朝の国際交流の実態、及びそれによって生み出されたさまざまな文学・文化の特性を明らかにすべく、研究会・国際シンポジウム等を開催し、そこでの成果を論集等にまとめている。より具体的には、遣唐使、渤海に関係する漢詩、『聖徳太子伝暦』などを共同の研究対象としている。 なお、2003年度末までは、文学部教授の田中隆昭を所長としていたが、2004年3月、田中所長が定年により早稲田大学を退職したため、2004年度からは文学部助教授の陣野英則が所長を引き継いでいる。

2003年度
「遣唐使をめぐる日本古代文学の比較文学的研究」のテーマで、平成12年度〜14年度に、学術振興会から助成を受け、早稲田大学文学部の五人に国内の他大学から二人、中国の大学からの三人を加えて、共同研究を行うことになったが、その後、早大文学部・教育学部の三人が新たに加わって、日本文学・中国文学・日本歴史・東洋哲学などの専門を異にするメンバーがそれぞれの専門分野から遣唐使を軸に古代における国際交流に関わる文学・文化の研究を進めるための研究所を設立した。外部の専門家の参加をもお願いして、中国と日本でシンポジウムや研究発表会を開いている。 また、研究所の活動として、『日蔵夢記』・『光源氏物語抄』・「儀式書」のそれぞれの研究会を定期的に開いて、基礎的研究をも進めている。

研究報告

2005年度
研究報告  2005年度は、昨年度までと同様、科学研究費・基盤研究(B)(2)の補助金(研究課題「日中朝をめぐる交流と日本古代文学についての研究―渤海使と文学・『聖徳太子伝暦』―」)に拠りつつ、おおよそ以下のような成果を積み上げてきた。
(1) 2005年9月、北京師範大学と共同で国際シンポジウム「世界的視野における日中文化」(於北京師範大学〈北京市〉)を開催した。
(2) 上記?の研究成果を『アジア遊学別冊3 日中比較文学の現在』(勉誠出版、2006年3月末刊行予定)にまとめた。
(3) 定期的に「渤海使関係詩」の研究会、ならびに『聖徳太子伝暦』(伏見宮本)の研究会を開催した。当研究所の研究員のほか、後藤昭雄(大阪大教授)、仁平道明(東北大教授)、波戸岡旭(國學院大教授)、三角洋一(東京大教授)等の各氏も毎回参加された。
(4) 平安朝漢詩文のデータベースの作成。これは、現在もなお進行中であるが、近い将来、WEB上で公開することを目標にしている。

所長

陣野 英則[じんの ひでのり](文学学術院教授)

メンバー

研究員
陣野 英則(文学学術院助教授)
新川 登亀男(文学学術院教授)
吉原 浩人(文学学術院教授)
高松 寿夫(文学学術院教授)
河野 貴美子(文学学術院専任講師)
小林 保治(教育・総合科学学術院教授)

客員教員(非常勤)
厳 紹ドウ(客員教授/(中華人民共和国)北京大学教授)

客員研究員
王 勇(京都産業大学非常勤講師)
張 哲俊((中華人民共和国)北京師範大学助教授)
菊地 真
陳 明姿((台湾)国立台湾大学教授)
金 鍾?((大韓民国)韓国外国語大学校教授)
神野藤 昭夫(跡見学園女子大学教授)
林 忠鵬((中華人民共和国)東北師範大学)
鄭 順粉((中華人民共和国)培林大学校外国学大学日本学科専任講師)
王 麗萍(国立国文学研究資料館客員教授)

連絡先

早稲田大学文学部
陣野研究室
Email:

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