現代日本研究所【活動終了】
Institute of Contemporary Japanese Studies
【終了】2001~2005年度
研究テーマ
現代日本の社会・政治・経済の変容研究
研究概要
本研究所は、現代日本社会の変容を複眼的な学際視点から分析、検討することを目的としている。 研究内容の焦点は、グローバル化が進行する日本における労働問題と日本人の生活実態であり、特に、「日本社会のジェンダー」に関する 分析は、研究所の独自な研究活動の視点である。現在、日本の労働市場が主としてアジアに開放されつつあり、グローバル化が進行する 中で、女性労働者、移民労働者の活用などは、慎重かつ多角的な分析と議論が必要とされている。そうした背景の中、国内の現象を相対化 する国際的な分析視点からの「労働とジェンダー研究」は、日本社会と労働のありようをめぐる多くの有益な知見を提供している。
研究報告
2004年度
研究報告本研究所は、現代日本社会の変容を複眼的な学際視点から分析、検討することを目的として2004年度の活動を実施した。研究内容の焦点は、グローバル化が進行する日本における労働問題が主であり、特に、「日本社会のジェンダー」に関する分析は、研究所の独自な視点と成果である。
2004年度の具体的な活動は、11月13-14日の国内会議(早稲田大学、上智大学共催)の開催と会議報告論文集“Working Papers on Contemporary Japanese Studies”の作成であった。この会議は、Anthropology of Japan in Japan(AJJ)との合同プロジェクトであり、日本人と外国人研究者の共同による日本研究の蓄積となった。
なお、研究所におけるこれらの学術活動は、日本語と英語による2ヶ国語併用を基礎としつつも、英語での活動を主としている。そして、実務を含め、英語をコミュニケーション言語とすることは、外国人研究者との積極的な学術交流を促進するものであり、特に、上智大学と共催した国内会議では、開催の準備段階を含めて外国人研究者との学術ネットワークを構築することができた。また、会議関連は、基本的には早稲田大学アジア・太平洋研究センターによる公開であり、論文集への投稿など、学生に対して日本研究の成果を学ぶ機会を提供するものであった。
所長
グレンダ・スーザン・ロバーツ[ぐれんだ すーざん ろばーつ](大学院アジア太平洋研究科教授)
メンバー
研究員
グレンダ・スーザン・ロバーツ(大学院アジア太平洋研究科教授)
小林 英夫(大学院アジア太平洋研究科教授)
白木 三秀(政治経済学術院教授)
梅津 祐良(大学院アジア太平洋研究科特任教授)
川原 ゆかり(文学学術院助教授)
客員研究員
兵藤 智佳(国連人口基金 東京事務所 研究員)
連絡先
早稲田大学アジア太平洋研究センター
グレンダ・スーザン・ロバーツ研究室
Email: [email protected]