2004年度
研究報告2004年度は、資金的理由から、研究員全体を包括する研究会議やシンポジウムの開催は見送られた。研究活動は、個々の研究員の個人ベースでの研究会ならびに研究員個々の研究活動にゆだねられた。研究所長の谷藤の下では、イギリスにおける地方政治改革とその成果の問題を検討してきた。地方政治における住民参加制度のあり方については、現代政治経済研究所の谷藤研究部会との共催で後藤潤平(早稲田大学大学院・早稲田高等学院講師)が、「熟慮デモクラシーの実践的アプローチ」と題して研究会ならびに研究発表がなされた。イギリスにおける政治改革の動向とその成果については、谷藤が、「新世紀におけるイギリスの政治改革:選挙独裁での構造改革」と題して、『早稲田政治経済学雑誌』第358号、2005年2月に発表した。
British Studies 研究所
研究報告
所長
谷藤 悦史[たにふじ えつし](政治経済学術院教授)