内容報告
自然派ワイン作りの社会的意義についての認知がひろまった。自然派ワイン作りは、たんに個人の味覚に関わる問題ではなく 、社会的で歴史的な視野からみて重要な自然環境と人間主体とを新たな関係で結ぶ常みである。
ワイン作りは、 大きくぶどう栽培とワイン醸造という二つの段階に分けれられる。 自然派ワイン作りは、ぶどう栽培において有機農法をおこない、 除草剤や化学肥料をいっさい用いない。 ワイン醸造においても酵母を軸とした微生物働きによる自然な発酵をおこない、化学物質をいっさい投入しないことを原則とする。つまり、農業と加工の両面でつねに自然に寄り添い、人間は自然の當みを助ける立場に立つ。
こうしてできる自然派ワインは、 人口物の強い味に慣らされた人間の味覚に自然の美味しさを回復し、そのような味覚の自然化は、同時に自然な味わいの豊かさと精妙さの再発見でもある。 さ ら に、この自然 の豊かで洗練された味の自覚は 、 それがそのまま人間と自然環境との関係の再編成の大きな原動力となる。自然派ワインの運動とは、人間主体と自然環境との新たな関係を築く。優しく美味しい関係。
開催概要/Event Overview
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- 日 時/Date and Time:2026年3月2日13:00
- 場 所/Venue:早稲田大学早稲田キャンパス 14号館101
- 対 象/ Prospected Audience:一般人 教職員 学生
- 言 語/Language:日本語
- 主 催/Organized by:総合研究機構 食と農の研究所

趣旨/Gist
日本で自然に寄り添うワイン作りをしている生産者をお招きし、彼らのワイン作りの理念や実際を話してもらい、日本の自然派ワインの認知を広める。
プログラム/Program
所長の福田育弘による導入
二人のパネラーの講演
ナカザワ・ヴィンヤード 中澤一行
テールドシエル 桒原一斗
野澤丈二の司会によるディスカサントの蜂須賀紀子と座長の福田育弘をくわえたパネラー二人によるディスカッション
問合せ先/Contact
ikuhirof[at]waseda.jp 福田育弘
※お手数ですが、[at]を@におきかえて入力ください。
登壇者のプロフィール/Profile
中澤一行:北海道岩見沢市 ナカザワ・ヴィンヤードオーナー、ぶどう栽培醸造家
桒原一斗:長野県小諸市 ワイナリー テールドシエル 栽培醸造責任者




