開催報告
2020年度の「研究成果報告会(第16回)」は、2021年1月27日、28日の2日間、オンライン開催(Zoom Webinar 利用)にて実施。『世界に挑みラグジュアリーブランドを目指す日本のファミリービジネス』と題し、国際ファミリービジネス総合研究所(所長:長谷川博和 商学学術院教授)とラグジュアリーブランディング研究所(所長:長沢伸也 商学学術院教授)との共催で行われ、ラグジュアリーブランドのトップの方々をお招きして熱い討議が繰り広げられた。
<テーマ>
1 日目:「ラグジュアリーブランディングとファミリー・ガバナンス」
2 日目:「コロナ禍だからこそ、長く使える価値ある製品、文化を創るブランドを目指せ!」
▮ラグジュアリーブランディング研究所
2021年9月5日 出版『ラグジュアリー戦略で夢を売る 』講演録
※ラグジュアリーブランディング研究所は2021年3月31日をもって終了しました。
アンケート内容
両日ともに約 200 名の参加があった。完全オンラインによる実施という初の試みではあったが、特段のトラブルもなく執り行うことが出来た。参加者アンケートは 118 名から回答があり、8 割強の参加者が満足したとの結果であった。今回のアンケートで寄せられた声は以下の内容で、次年度以降の本研究成果報告会をさらに有意義なものにしていきたい。
<今後参加したいイベント内容>
・コロナ後の世界
・学際と実務家のディスカッション
・議論に参加できるもの(一方的な視聴ではない形)
・教育
・実務と研究・分析とが両輪になっている内容
・納得できる仮説のもと、 事実や事例を丁寧にかつ客観的に分析検証し、新規性と 説得力のある結論を導き出したラグジュアリービジネスの研究会
・幅広い専門領域をお持ちの多様な報告者・パネリストの企画
<満足度:118名回答> | <視聴者:所属先> |
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開催日: 1月27日(水) 18:30-20:50
国際ファミリービジネス総合研究所による開催:
『ラグジュアリーブランディングとファミリー・ガバナンス』
世界でみても非常に企業数が多く、またユニークな存在である日本のファミリー企業が世界的に発展・成長するために重要と思われるラグジュアリーブランディングとファミリー・ガバナンスに焦点を当てた研究成果報告会を実施。
具体的な内容は、
①米国一流ファミリービジネス研究者による日米のガバナンスを中心とした比較研究
②これまで研究を重ねてきた成果を発表する基調講演、研究発表
③日本を代表するファミリー経営者によるパネルディスカッションです。
日本のファミリー企業が世界的に発展・成長するためにファミリー企業のブランディングやガバナンスシステムについての討議。
開催日: 1月28日(木) 18:30-20:50
ラグジュアリーブランディング研究所による開催:
『コロナ禍だからこそ、長く使える価値ある製品、文化を創るブランドを目指せ!』
コロナ禍では本物が求められる、それは職人技の詰まった価値ある製品、文化を創るブランド≒ラグジュアリーだ。
エルメスは1837年創業のパリの街角の馬具屋だ、日本にはそれより古い老舗やこだわりのものづくりをする地場伝統企業が多いのに後継者が居なくて潰れそうなのは大きな間違い。
衣・食・住のすべて、ファッションでも、ワインでも、時計でも、日用生活品でも、その土地に根付き、職人技が光っていて「用の美」で文化を作るような高くても売れる「こだわり」の製品、高くても熱烈なファンの居るブランド≒ラグジュアリーを目指そう!