熊野文化研究所【活動終了】
Institute for Culture at Kumano
【終了】2000~2005年度
研究テーマ
日本の地域伝統文化、科学方法論、記号論
研究概要
熊野地方(三重県熊野市およびその 周辺の市町村またそれに関連する和歌山県新宮市およびその周辺の市町村)で 研究・教育・地域創成一体型のプロジェクト を推進しながら、その方法論を研究し、成果を多目的に活用する。
研究報告
2005年度
研究報告<熊野>を事例にとり、文化に関わる表現行為をしながら、文化の諸相を解明することが当研究所の目的であった。未来が我々の中で過去の文化伝統に繋がるようになるには、我々はどのような存在でなければならないか?熊野の歴史、宗教、政治を研究しながら、現在の熊野地方の地域・文化活動に参加した経験をもとに、これまでの活動の整理を行い、<地域><コミュニティ><文化>という基本概念の検討を行い、<地域活性化><地域文化政策>を行っているほかの地域での諸事例を調査し、1)文化活動の定義、2)文化活動を行う主体、3)文化活動を進めるための財政、4)文化研究の活動を表現するシステムなどの諸問題点を整理した。また以下の活動も行った。
a)関東における<熊野神社>の現状を引き続き調査し、映像による記録
b)サーバーの再構築
c)学生と地域の共同による文化表現活動としての、インタラクティブな屋外ビデオジョッキー(台東区おかず横丁と新宿コズミックセンター)
2004年度
研究報告活動内容
1)2003年度に続き「関東における熊野神社」に関する調査を行い、現状の映像を記録中である。東京における「熊野古道プロジェクト」の展開案を作成中。
2)みえ熊野学フォーラム(三重県東紀州活性化協議会)を東京で開催(1月23日)するのに協力をし、フォーラムのコーディネイトを行った。その報告書は、<伊勢文化舎>から出版予定。
3)国際熊野学会設立に参加し、3月27日に設立総会を和歌山県新宮市において行った。また、和歌山県および三重県の地域の今後の活動との連携を協議した。
4)熊野市における熊野古道世界遺産に関する活動促進のための宿泊施設のデザインに関する協力を行った。現在デザインの基本案作成中。
所長
内田 種臣[うちだ たねおみ](理工学術院教授)
メンバー
研究員
内田 種臣(理工学術院教授)
吉原 浩人(文学学術院教授)
中川 義英(理工学術院教授)
三輪 敬之(理工学術院教授)
山田 泰完(理工学術院教授)
菅野 由弘(理工学術院教授)
藪野 健(芸術学校教授)
佐藤 洋一(芸術学校客員助教授(専任))
客員教員(非常勤)
岡崎 久司(((財)大東急記念文庫学芸部長)
連絡先
早稲田大学理工学術院理工学部複合領域
内田種臣研究室
内線 73-3770
直通 03-5286-3427
Email: [email protected]