早稲田大学バレーボール部に所属する大塚逹宣(スポーツ科学部4年)と、同部OBの宮浦健人(2021年卒・ジェイテクトSTINGS)・村山豪(2021年卒・ジェイテクトSTINGS)が、日本代表メンバーとしてバレーボールの国際大会「ネーションズリーグ」のアメリカ戦・イラン戦に臨みました。
宮浦は今季のVリーグ得点ランキングで全体の5位、日本人選手としてはトップとなり、また大学生Vリーガーとしてパナソニックパンサーズでプレーをした大塚と、ジェイテクト1年目の村山は最優秀新人賞をダブル受賞するなど、リーグを席巻した3選手。アメリカ戦では3名がスターティングメンバ―となって第1セットを奪ったものの惜しくも敗戦、しかし強豪相手にフルセットに持ち込む健闘を見せました。
3人がスターティングメンバーとして出場したアメリカ戦。前衛3枚がそろってブロックに跳ぶ場面も見られました。ミドルブロッカーをおとりに、宮浦の鋭いスパイクで幕を開けた第1セット。7-5の場面では、宮浦から上がった二段トスを大塚が決めきり、ブロックアウトを取ると、得点後には笑顔がこぼれました。最後も宮浦のバックアタックでこのセットを取りました。その後も宮浦はOPとして引き続き出場。試合はフルセットまでもつれ込み、セットカウント2-3(25-17、15-25、21-25、28-26、9-15)で惜しくも負けてしまいましたが、サーブや味方のカバーで攻守に貢献しました。
イラン戦では、大塚が第2セットで途中出場。レシーブの後、強打かと思いきやフェイントで21-9とします。22-12の場面では落ち着いてブロックアウトを取るなど、多彩な攻撃で得点を重ねました。終盤サーブの回ってきた際にはネットインで崩し、得点につなげました。この試合での出場は限られていたものの、確実に戦力となることをアピールしました。龍神NIPPONは3-0(25-20、25-14、25-19)で快勝しました。
文・五十嵐香音(学生スタッフ・政治経済学部2年)