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早大レスリング部・須崎優衣 五輪「絶対に金」に立ちはだかる2人の選手

悲願の「金」に向けた須崎選手の戦いが始まる(共同通信)

レスリング部 佐藤吏監督に聞く

東京オリンピック2020 2021.08.06〜07 千葉・幕張メッセホール

佐藤監督

東京オリンピック・レスリング女子50キロ級が2021年8月6日に始まり、早稲田大学レスリング部・須崎優衣選手(スポーツ科学部4年)が、「絶対に金」と誓っている戦いに挑みます。須崎選手が金メダルをとれば、早稲田大学レスリング部の女子選手では史上初となります。

過去、外国勢に対して無敗を誇る須崎選手にとって、悲願の「絶対に金」に向けた最大の関門は何なのか。2019年に早稲田大学レスリング部監督に就任し、2年間にわたって須崎選手の指導にあたってきた佐藤吏監督(2007年スポーツ科学部卒)にその展望を聞きました。

スン・ヤナン(中国)とマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)

2019年の世界選手権で、須崎選手に勝った入江選手を下した中国のスン・ヤナン選手(右)=共同通信

−−ライバルとなるのは、どのような選手なのでしょうか。

最大の敵は須崎本人も自覚していると思いますが、中国のスン・ヤナン選手になると思います。過去3回対戦していずれも勝っているものの接戦でした。受けが強い選手で、須崎が攻めていったところへの返し技を狙ってくるはずなので、そこを注意して戦ってもらいたいですね。

【過去の対戦成績】
2019年 ワールドカップ  須崎優衣 ○ 3-2 ● スン・ヤナン(Sun, Yanan)
2017年 ワールドカップ  須崎優衣 ○ 4-2 ● スン・ヤナン(Sun, Yanan)
2017年 アジア選手権   須崎優衣 ○ 9-4 ● スン・ヤナン(Sun, Yanan)

2018年の世界選手権でスタドニク選手(左)を破って喜ぶ須崎選手(共同通信)

もう一人の選手がアゼルバイジャンのマリア・スタドニク選手です。33歳のベテラン選手で前回のリオ五輪では48キロ級で登坂絵莉選手に敗れて銀メダルとなっています。須崎は2018年の世界選手権でスタドニク選手を10−0で破っており、平常心で臨めば勝てると思います。しかしスタドニク選手は4回目となるオリンピック出場であり、ベテランの試合運びには気を付けなければなりません。危険な選手です。

−−須崎選手は平常心で臨めるのでしょうか。

須崎は気持ちが非常に強く、信念をもった選手です。なんとしても金メダルを取るという、腹積もりで出場します。オリンピックの重圧に苦しむ選手もいますが、須崎は舞い上がるタイプではなく、性格的に大丈夫だと思います。

2019年9月、世界選手権の国内代表争いで入江ゆき選手に敗れ、五輪代表の道が途絶えかけました。その入江選手が世界選手権の本戦3回戦でスン選手に敗れて代表枠を獲れなかったために、代表争いが振り出しに戻りました。

その後の天皇杯全日本選手権で、須崎はしっかりと対策を取りました。勝負に徹した無理をしない手堅いレスリングで冷静に戦い、準決勝で登坂選手、決勝では入江選手を破りました。東京オリンピック・アジア予選でも全勝して代表の座を勝ち取りました。最大の緊張感を経験しており、それを克服したことでメンタル面でも大きく成長できたと思います。

スピードと体幹の強さを武器とする須崎選手(共同通信)

須崎の武器は“えげつない”体幹の強さ

−−須崎選手の最大の強みとは?

一言で言うとスピードとぶれない体幹、体の軸です。スピードは生まれつきのものだと感じていますが、体幹は鍛えてきたもので、その強さは“えげつない”レベルです。ボディバランスがよく、攻撃を体幹で守れることができるので、技を受けにくいんです。稽古で須崎に技をかけることもあるのですが、ここまで体幹で粘れるのかと驚きました。

体幹は本当にすごいです。例えば一般の人の体の軸が針金だとすると、須崎は丸太が入っている感じです。針金ならばすぐに曲がってしまいますが、須崎は押しても曲がらない。同じ階級の選手が相手だったら、びくともしないだろうなという感じがあります。

−−「金メダル」に向け、須崎選手はどのように戦えばよいのでしょうか。

2年ぐらい須崎を見ていて、本当に強くなったと感じます。4月の東京オリンピック・アジア予選は、私が期待している以上に出来がよかったです。須崎は「緊張はなく、楽しかった」と言っていました。今回は特に調子が良いと思います。久しぶりの試合、かつオリンピックなので試したい新しい技がおそらく増えていると思います。それを狙いつつ、手堅いレスリングができれば勝てると思います。自分の力でオリンピックの出場権を獲ってきたとき、須崎は『レスリングが楽しかった』と言っていました。今回の五輪も「楽しかった」と言って、金メダルを獲って帰ってきてほしいですね。

早大レスリング部道場で部員と撮影する須崎選手(左)

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