毎年、バレーボール部(女子)は、スペシャルオリンピックス日本・東京チームとの練習会、試合交流等を行っています。今年は8月4日(土)に交流を行い、参加した主務の宮田綾乃さん(政経学部4年)から、以下の報告がありましたので、紹介させていただきます。
◆開催日
2018年8月4日(土)
◆会場
上井草体育館
◆主催者
スペシャルオリンピックス日本・東京事務局
活動報告
「スペシャルオリンピックスチームとの真剣勝負を通じて」
先月、毎年恒例スペシャルオリンピックスチームとの合同練習会が、私たちのホーム上井草体育館にて行われました。例年は交流会という形で、早稲田のバレーボール部員(女子)と障がい者チーム(以下アスリートチーム)のメンバーが混合でチームを作り、ゲーム形式でバレーボールを楽しむ会でしたが、今回はアスリートチームが9月に全国大会を控えているとのことで、いつもと一味違った緊張感のある練習会となりました。
この練習会を通じて、部員一同の収穫になった気づきがあります。プレー中、声で意思表示をすることで生まれる信頼、相手の名前を呼ぶことで生まれる一体感、褒め合うことで作り上げられる前向きな雰囲気。そのどれもがチームプレーに必要不可欠と頭で分かっていながら、私たちのチームで日頃から課題になっていることばかりでした。
どんなに違ったバックグラウンドを持っていようと、例えハンディキャップがあろうと、コートに立てば誰もが一人のプレーヤーです。敵味方があるからこそ勝敗があり、だから悔しさと嬉しさが生まれる。アスリートたちの姿を見ていると、そういったスポーツにおける根本的な考え方を思い出させられました。この夏、アスリートチームは全国大会、私たち女子バレーボール部は秋季リーグ戦に向けて、お互いの健闘を誓い合いました。
スペシャルオリンピックスとは
1968年、故ケネディ大統領の妹ユニス・シュライバーは、当時スポーツを楽しむ機会が少なかった知的障害のある人たちにスポーツを通じ社会参加を応援する「スペシャルオリンピックス」を設立。スペシャルオリンピックスとは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。スペシャルオリンピックスは非営利活動で、運営はボランティアと善意の寄付によっておこなわれています。スペシャルオリンピックスでは、これらのスポーツ活動に参加する知的障害のある人たちをアスリートと呼んでいます。
早稲田アスリートプログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員が早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。
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