空手部はWAP国際交流プログラム「海外研修支援制度」を利用して、アメリカ遠征を行いました。この遠征に参加した渡邊仁美選手(社会科学部4年)からのレポートを、下記のとおり紹介します。
「空手部 海外研修プログラム」概要
◆研修参加者
空手部員4名 / 引率者1名(監督)
◆研修期間
2018年8月2日(木)~ 2018年8月11日(土)
◆現地受入機関
Shotokan Karate of America本部道場
◆研修内容
・組手試合トーナメント試合への参加
・Shotokan Karate of American 門下生をはじめ世界中の空手関係者との交流
感想
今回、アメリカを中心に世界各国に空手を広めてきた昭和27年度早稲田大学空手部主将、大島劼先輩(政治経済学部卒)に指導を賜るため、アメリカ遠征を行いました。また、今年は大島先輩の米寿を祝して、1000名近くの門下生とその家族が本部道場に集まる稽古・試合・交流会にも参加しました。
稽古では大島先輩のみならず、最高位である5段取得者からも空手の基本、形、組手の指導を賜りました。普段、私たちが稽古している『試合のための空手』には抜け落ちがちな空手の本質に気付くとともに、その肝要さについて今回の交流を通じて学ぶことができました。
また、組手試合での対戦相手はすべて日本人以外であるため、リーチが長く、筋力もあり、背が高い相手との立会いが多くありました。体のサイズも違う、初対面の相手との立会いにおいて、自分の気持ちを律し、技を極めて勝つ方法を模索し行動する、といったプロセスを経ることは、日本国内だけでは得られない良い経験となりました。そして、試合では当部の部員が優勝・準優勝を果たすことができました。
今回の遠征で得た知識や身をもって感じた感覚を、今後の部活動に活かしていきたいと思います。
WAP国際交流プログラム「海外研修支援制度」
早稲田大学競技スポーツセンターでは、2017年度より早稲田アスリートプログラム(WAP)における国際交流プログラムの一環として、すべての体育各部を対象とした海外研修支援を展開しています。このプログラムの目的は、体育各部部員が海外アスリートとの交流を通じ切磋琢磨して技術力を高め、競技力向上に貢献するとともに、国際交流・海外経験を通じて国際感覚と広い視野を養うきっかけづくりとすることです。「海外研修支援制度」は、ベトナムの企業オーナーからの寄付をもとに各部が実施する海外研修の一部を支援しています。