6月22日(金)に山口県・維新みらいふスタジアムで行われた第102回 日本陸上競技選手権大会(日本選手権)第1日目の女子走高跳で、競走部の仲野春花選手(スポーツ科学部4年=福岡・中村学園女)が優勝し2連覇を達成しました。
連覇への挑戦
第102回目となる今年の日本選手権は、名実ともに「日本一」が競われるとともに、8月末にジャカルタ(インドネシア)で開催される第18回アジア競技大会(以下、アジア大会)の代表選考会も兼ねており、代表入りを目指す競技者たちのハイレベルかつスリリングな戦いが繰り広げられています。昨年同大会で優勝し、昨シーズン国内負け無しだった仲野選手は、2連覇への期待と重圧を背負っての出場となりました。
女王の意地と誇り
試合前からの左膝違和感の影響もあり助走が安定せず、仲野選手は「今日は厳しい戦いになる」と覚悟を決めます。そして、僅差での勝負になると判断し、1本への集中を高め、失敗試技を少なくすることに集中しました。そして5名に絞られた1m80cmで女王の意地と誇りを体現、唯一2回目での成功を果たします。続く1m82cmで成功者が現れず、3選手が同一記録で並ぶ混戦を試技数の差で制し、仲野選手が2年連続で日本一に輝きました。
早稲田から世界へ
2年連続走高跳女王に輝いた仲野選手の目は、既に自己ベスト更新(現在1m83cm、2017年)、そして目標とする1m85cm以上に向かっています。日本を代表するハイジャンパーとしていずれは日の丸を背負い、世界を舞台に躍動する日も近いかもしれません。
より高く、強く、華麗に。挑戦を続ける仲野選手、並びに早稲田大学競走部へ、今後ともご声援をよろしくお願いいたします。