競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動の一環として「視覚障がいの方のための伴走ボランティア活動」を部員に広報し、参加を募っています。12月~翌年1月の間に5回実施し、7部の体育各部から延42名の部員が参加し、伴走を通じて視覚障がいのあるランナーの方々との交流を行いました。
伴走ボランティアとは
- 開催日
毎週日曜日 午前9:30~12:00 - 会場
代々木公園(渋谷区) - 概要
視覚障がいのある方のランニングのペースにあわせて伴走する - 主催者
第1日曜日:日本盲人マラソン協会
第2/4/5日曜日:アキレスインターナショナルジャパン
第3日曜日:東京視覚障害者ランニングクラブ
活動報告
<12月10日(日)競走部・自動車部・応援部>
昨年から数回、この活動に参加した自動車部の荒巻利樹さん(文化構想学部2年)は、「これまで何度か参加させていただいていますが、いろいろな方々とコミュニケーションをとることが出来るため、非常に充実した気分で毎回参加しております。今回も障がい者の方々に自分たちとは違った視点からのお話を聞くことが出来、大変勉強になりました。忙しい部の活動に追われる中で、つい私達体育各部員の視野は狭くなってしまいがちですが、このように普段あまりお会いできない方々とコミュニケーションを取ることができる機会が用意されているというのは非常にありがたいことだと思います。障がい者の方々のお手伝いをするというのはもちろん、自分の視野を広げる機会として、今後とも積極的に伴走ボランティアに参加させていただきたいと思います」と語っています。
今回、初めて伴走活動に参加したラクロス部の関菜々子選手(政治経済学部2年)は、以下のような感想を語っています。
「私は、今回、初めて伴走ボランティアに参加させて頂きました。少し前に部活の先輩から、伴走ボランティアに参加したときに体験したお話を聞いて、興味を持ったことがきっかけでした。これまで、ボランティアのお知らせのメールを毎月流して頂いていても、どんなことをするのかよく分からなかったり、1人で参加するのは不安だったりで、申し込んでみようという勇気が出なかったのですが、身近な先輩の言葉で今回参加することが出来ました。
今回、参加させて頂いて一番思ったことは、マラソンは健常者も視覚障害者も関係ないということです。始まる前は、伴走未経験な私でちゃんとできるかな?大丈夫かな?など色々不安に思っていました。でも、いざ始まってみると、ペアになって指導して下さった方にリードしていただき。すごく安心できたのです。本当に、私たちは周りの危険を確認するだけで、走ることに関しては、ペアの方がどんどん進んで下さるので、逆に付いていくのに必死なほどでした。さらに、私の伴走の相手は高校生の視覚障がい者の方だったので、お互いの学校や部活の話を走りながらできて、とても楽しかったです。
“伴走ボランティア”という名前ですが、私たちが何かお手伝いをするということはありません!むしろ、皆さんが目が見えないことなど忘れてしまうほど力強い走りをされるので、たくさんの刺激を受け、勇気付けられました! 本当に貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました!」
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。