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WAP国際交流プログラム「海外研修支援制度」-漕艇部の取組みー

早稲田大学競技スポーツセンターでは、2017年度より早稲田アスリートプログラム(WAP)における国際交流プログラムの一環として、すべての体育各部を対象とした「海外研修支援制度」を展開しています。この目的は、体育各部部員が海外アスリートとの交流を通じ切磋琢磨して競技力向上するとともに、国際交流・海外経験を通じて国際感覚と広い視野を養うことです。今年、漕艇部、剣道部、ボクシング部が実施します。
9月に漕艇部が実施した海外研修の取組みを下記のとおりお知らせいたします。

1.「漕艇部 海外研修プログラム」概要

  •  参加者:漕艇部部員12名 / 引率者2名
  •  期間:2017年9月5日(火)~2017年9月14日(木)
  •  現地受入機関:ザグレブ大学工学部およびムラドストローイングクラブ(クロアチア、ザグレブ市)
  •  研修内容:
    ①ザグレブ大学工学部訪問、施設見学、早稲田大学及び漕艇部、早慶戦の紹介と交流。
    ②同大学ボート部卒業でクロアチア代表の選手が所属するローイングクラブにてトレーニングセッションを行い、トップコーチの優れた指導により漕艇部の競技力向上を図った。
    ③本交流事業を通じて、今後グローバルな人材として必要なスキルについて理解を深めた。

2.研修の成果

(1) 競技力向上

今回は、世界選手権直前のトップシーズンに遠征を行いました。現地練習場(ヤルン湖)では、受け入れ先のザグレブ大学ボート部やムラドストボートクラブ所属選手、とりわけクロアチア代表チームの世界選手権直前合宿に合流することができました。現在オリンピック3連覇中の同国代表選手など世界トップレベルのトレーニングを間近で観察できるまたとない機会となりました。
また、クロアチア代表クラスが使用するボートを割り当てていただき、代表コーチに直接指導していただくなど、練習環境としては最高レベルのものを用意していただきました。早朝、午後とほぼ毎日練習を行う充実した練習スケジュールにより、技術面、体力面のトレーニング方法を指導していただきました。さらに、先日行われた全日本大学選手権の出漕レース動画を代表コーチに見てもらい、改善すべき点のフィードバックを受けました。我々のローイングは有効なストロークが短く、体重が十分に使えていないことが原因で伸び悩んでいるとの指摘があり、その改善方法について多くのアプローチ方法を教授されました。
帰国後、今回参加した部員からのフィードバックを部内でも共有し、基礎技術の改善に向けて、システマティックな練習方法を積極的に取り入れています。10月末の全日本選手権大会、その後のU23代表選考、2020年東京五輪に向けた漕艇部内の強化体制に、これらのアドバイスを有効に活かしていく所存です。

(2) 国際交流

ザグレブ大学機械工学部・造船工学部(FSB)との交流を行いました。学部内の施設を訪問し、各プロジェクト担当の教授から最先端技術(ロボット工学、測定工学、金属コーティング工学)の紹介と実験を実演していただきました。その後、大学の交流担当、交換留学担当者とともに早稲田大学、漕艇部、早慶レガッタの歴史などを紹介し交流を深めました。
また今回はトップシーズン中であったため、現地の各ボートクラブの選手が数多くボートコースに来ていたため、各ボートクラブの高校生や大学生とトレーニングに関する話題や東京オリンピック・パラリンピックに関する質問など会話が弾みました。また、多くのコーチが日本のチームに興味を抱いたようで、より充実した情報交換をすることができました。

ザグレブ大学訪問の様子

<クロアチアの名門ザグレブ大学を訪問・交流>

WAP2

<ムラドストローイングクラブにて>

WAP3

<ムラドストローイングクラブにて>

ヤルン湖におけるトレーニング風景

<ヤルン湖におけるトレーニング風景>

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