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早稲田アスリートプログラム 第7回校友アスリートセミナー「夢への努力は今しかない(講師:河合純一さん)」を開催。リオ五輪に出場する水泳部 坂井聖人選手・渡辺一平選手を壮行しました(6/20)

6月20日(月)、大隈講堂に、河合純一氏(水泳部OB、日本パラリンピアンズ協会会長)をお招きし、「夢への努力は今しかない」と銘打った講演会が行われました。体育各部部員約1200名が参加し熱気に包まれました。河合氏はパラリンピックに1992年バルセロナ大会から2012年ロンドン大会まで6大会連続で出場され、金メダル5個を含む計21個のメダルを獲得されています。

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河合氏が抱いていた夢は、「教師になること」「世界一のスイマーになること」でした。高校2年生の時にバルセロナ大会で銀メダルを獲得した時、パラリンピック大会に対するメディアの報道量の多さに驚くとともにショックを受け、「将来は日本でもこのように障がい者スポーツを応援してくれる社会になってほしい」と強く思ったそうです。その後、本学教育学部へ入学して一人で厳しいトレーニングを続け、一年後には水泳部に入部して互いに切磋琢磨する機会を得て、水泳部OBや現役部員の良き仲間に恵まれました。大学3年生の時にアトランタ大会で金メダルを獲得した時、「自分とともに一緒に感動してくれる人がいる」ということに気づき、心から感謝の気持ちを持っている自分自身を発見したことも大きな出来事でした。卒業後は日本で初めて全盲教員として公立中学校教師として母校に着任し、こうして二つの夢を達成させることが出来ました。

河合氏の今まで生きてこられた半生に続き、パラリンピックの現状やアスリートライフスタイル、障がい者スポーツの課題点、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについてなどもお話いただきました。講演の締めくくりとして、「早稲田のブランドにしがみついて生きないこと。皆さんは社会に出てからやるべき仕事をしっかりこなし、様々な局面でリーダーシップを発揮して良き人間関係を構築してほしい。そのような皆さんの姿を周囲が見て『さすがに早稲田大学で学んだ方は違う』と言わしめることが、早稲田大学に対する貢献になる。私も早稲田で学んだことで現在の自分がある。皆さんも今後、どのような形で何を早稲田に返せるのかを考えてほしい」と熱いメッセージを届けて下さいました。参加した部員たちも熱心に耳を傾け、質疑応答の時間は、部員から河合氏へ多くの質問を寄せていました。

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講演会終了後、今回のリオデジャネイロオリンピックに現役学生として出場する水泳部の坂井聖人選手(スポーツ科学部3年:200mバタフライで出場)、渡辺一平選手(スポーツ科学部2年:200m平泳ぎで出場)に舞台に登壇いただき、オリンピックでの活躍を期待して河合氏と鎌田総長から激励のメッセージを受け、参加者全員で壮行しました。

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