空にきらきらお星さま、
こんなスヤスヤねむるころ
社学は下宿をとびだして、
語学にかようよ、チャチャチャ
誰もが知っている童謡「おもちゃのチャチャチャ」の替え歌「社学のチャチャチャ」を知ったのは、今から12年も前、専任講師になって1年目の夏でした。専門ゼミ第一期生のS君が、合宿のコンパの席上で、歌ってみせてくれたその歌詞に、思わず吹き出してしまったものの、ほろ苦い思いが湧いてくるのを禁じえませんでした。おもしろおかしくおどけて歌う声の裏側で、夜間部学生であることのかすかな自嘲と、昼間学部に対する心の片隅の屈折が、秘やかに伝わってきたのでした。