プロジェクト紹介
日本の外交官・杉原千畝(すぎはらちうね)は第二次大戦中、リトアニアの在カウナス日本領事館に赴任していた際に、ナチスドイツに追われたユダヤ人に対して日本の通過ビザを発給し、約6000人の命を救いました。当団体は杉原千畝の勇気ある決断を世界の人々に知って頂き、戦争の悲惨さや平和の尊さを発信するために活動していきます。昨年度はリトアニアにある杉原記念館でのボランティアガイド、記念式典の出席、日本文化フェスへの出展、高校での出張講義等を行いました。また、昨年冬に公開された映画「杉原千畝」の公開試写会を大隈講堂で行いました。
エピソード
「温もり」を伝えたい
政治経済学部3年 福本 大希
1940年9月5日、杉原千畝はリトアニア・カウナス駅を発つ最後の瞬間まで、駅のホームでビザを書き続けました。「皆さんごめんなさい、私にはもう書けない…。」全員にビザを出せなかった状況を悔やむ千畝に駅のユダヤ人たちが叫びます。「私たちはあなたを忘れません。もう一度あなたにお会いしますよ!」あれからちょうど75年が経過した2015年9月5日、私はカウナス駅のホームに立ち、千畝のビザで救われた男性のお話を聞くことが出来ました。彼は現在、子や孫たちと共に幸福な人生を歩まれています。「もしもあの時、ミスタースギハラがビザを出していなかったら、私はこの場に居ませんし、私の子や孫たちも存在しなかったでしょう。」この言葉に千畝の功績の偉大さが凝縮されていると思います。彼と交わした手の温もりを私は忘れることはないでしょう。戦争を知らない私たちが、戦争を知らない同世代や次の世代へ、この手の「温もり」を伝えていきたいです。世界中が平和な温もりで満たされる日まで、私たちの活動は終わりません。
千畝ブリッジングプロジェクトが稲門杉原千畝顕彰会主催の杉原千畝レリーフ像除幕式に際し杉原千畝ガイドブックを制作・配布しました。PDF版ガイドブック(318MB)ダウンロードはこちらから
主なフィールド/ パートナー団体 |
国内:早稲田,関東の高校など 岐阜県八百津・福井県敦賀市 、 国外:リトアニア(カウナス・ヴィリニュス・ドロスキニンカイ)ポーランド(オシフェンチム) / 駐日リトアニア共和国大使館、橋 (VDU Japonistikos klubas Hashi)、リトアニア杉原記念館、日本リトアニア友好協会、NPO杉原千畝 命のビザ、杉原千畝研究会(大正出版)、外務省外交史料館、NPOホロコースト教育資料センター |
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時期・内容 / 募集 | 週1回ミーティング(水曜6限)、イベント開催前 / 随時募集 |
参加者 | 23名 |
代表者氏名 | 加藤 聡 (かとう さとし) 法学部 2年 |
自己負担額 | 特になし。夏季渡航費は10-20万円 |
問合せ先 | [email protected] WAVOC担当:山口 博之 |
プロジェクト参考URL
- Facebookfanpage http://www.facebook.com/chiunebpj
- Twitter @chiune_bpj
- 団体編纂のガイドブック ガイドブック