- Featured Article
【学校の枠組みを越えた 学院生の活躍】日本再生医療学会総会(中高生セッション)で金賞受賞!大阪・関西万博で招待講演を実施!!
【理科部生物班の活躍】
Fri 04 Jul 25
【理科部生物班の活躍】
Fri 04 Jul 25
2025年3月20日(木)から22日(土)にかけてパシフィコ横浜で開催された第24回日本再生医療学会総会において、「中高生のためのセッション(アドバンストコース)」が実施されました。このセッションで、本校高校2年生(当時高校1年生)の本田 伊紗也 君と河口 丈一郎 君が参加した研究チーム「チーム早慶城」が発表した研究が、金賞を受賞しました。
チーム早慶城は、早稲田大学高等学院(2名)、慶應義塾志木高等学校(1名)、海城高等学校(1名)の同学年の生徒たちによって構成されています。彼らは学校の枠組みを越えて協力し合い、それぞれの専門性を生かしながら発表に向けた準備を重ね、今回の受賞という成果につなげました。
写真左から
本田伊紗也君(早稲田大学高等学院2年)、岡本憲眞君(慶應義塾志木高校2年)、北川和歩君(海城高等学校2年)、河口丈一郎君(早稲田大学高等学院2年)
彼らが発表した研究の題目は、「幹細胞/再生医療研究+CRISPR-CasΦと免疫寛容の融合=より正確で安全な遺伝子治療の実現」です。この研究では、幹細胞を活用した再生医療と、次世代の遺伝子編集技術であるCRISPR-CasΦ、さらに順天堂大学免疫治療研究センターで開発が進められている免疫寛容技術を組み合わせることで、より正確かつ安全な遺伝子治療を実現する可能性を提示しました。
この研究には、順天堂大学免疫治療研究センターの副センター長である内田浩一郎先生が2024年から継続的に助言を行っており、臨床応用を見据えた視点や研究の構成面において多くの支援を受けてきました。そして、高校生でありながら専門家と連携し、実践的な研究活動に取り組んだことが高く評価されました。
さらに先月、チーム早慶城は、厚生労働省からの依頼を受けて、6月22日(日)にEXPO2025大阪・関西万博にて招待講演を実施しました。万博会場では、多くの来場者がブースを訪れ、立ち見が出るほどの注目を集めました。来場者は研究内容の革新性に加えて、チームの協働姿勢や発表の説得力に感銘を受けていました。
当日のプログラム表はこちら★
一般に研究活動において、各々の研究分野を越えた協力や共同作業が極めて重要であるとされています。チーム早慶城のメンバーたちは、高校生の段階からその実践に取り組み、成果を挙げることができました。今後も、彼らが様々な場で活躍し、次世代の医療や科学、そして社会を担う存在として成長していくことが大いに期待されます。