5月8日と5月22日の大学準備講座「現代の生命科学」の授業で、研究の第一線で活躍する本校OBのお二人をお招きし、ご講義いただきました。
◆5月8日 -畠山哲央先生(東京大学総合文化研究科助教)
畠山哲央先生は、2005年に本校を卒業し、早稲田大学理工学術院電気情報生命工学科の学部・修士課程で生物学研究に取り組まれました。その後、東京大学総合文化研究科博士課程に進まれ、理論研究に取り組み、生物の体内時計が温度によって変化しにくく、変化しても元のリズムに戻りやすい事を理論的に検証したことで知られています。現在は、東京大学総合文化研究科で助教として研究されています。
授業では、分子生物学の基本的な数理モデルの説明から、最先端の研究に至るまでを、わかりやすくご講義いただきました。
◆5月22日 -友常満利先生(早稲田大学教育・総合科学学術院講師)
友常満利先生は、2005年に本校を卒業し、早稲田大学教育学部生物学専修・先進理工学研究科生命理工学専攻に進学し、生態学で博士号の学位を取得されました。その後、神戸大学農学研究科助教を経て、早稲田大学で研究されています。
講義では、自然の奥深くを探索するフィールドワークから、古典的な生態学、更には、森林生態系の構造と機能に関する最先端の研究に至るまで、幅広いお話がありました。