6月27日の5・6時限、3年次選択科目である大学準備講座「経済学・政治学特論」において、本学・政治経済学部経済学科の田中久稔准教授による「経済学とは何か」「データ分析とは何か」についての授業が行われました。
授業では、「インセンティブ」「機会費用」「均衡」などの鍵となる概念について、豊富な実例と問題を取り上げながら、わかりやすく説明いただきました。また、自然科学と経済学との違いについて、現象の理論モデルを打ち立てて、データ分析によって理論モデルを検証する経済学の方法論やその特徴を、これも豊富な実例と問題を題材に、目から鱗が落ちるような明快さでお話しくださいました。その上で、実際にデータ分析を実践してくださり、生徒一人ひとりの目が輝き知的刺激に満ちた授業となりました。
この受講をきっかけに、経済学の研究を志す生徒が必ずや生まれるであろうと確信させる授業でした。