SGH多文化共生学習プロジェクトの一環である「地域経済と多文化共生ゼミ」では、7月21日~25日に滋賀県甲賀市でフィールドワークを行い、甲賀市における多文化共生政策とその実際の取り組みを学習しました。
1990年の出入国管理及び難民認定法の改正以降、日系ブラジル人をはじめとした多くの日系南米人の方々が定住者資格で各工業都市に来日し、生活をされてきました。また技能実習制度に基づき来日して企業で働きながら技能を学ぶ方々もいます。現在25都市ある外国人集住都市会議の会員都市である滋賀県甲賀市もそうした都市のひとつで、これまでさまざまな多文化共生政策に取り組まれてきました。
地域経済と多文化共生ゼミの参加生徒(9名)は、「第5次出入国管理基本計画」などを事前学習で扱いながら、甲賀市総合政策部地域コミュニティ推進室と甲賀市国際交流協会のご協力を得て、フィールドワークを実施しました。
4泊5日のフィールドワークでは、国際交流協会、日立建機ティエラ、定住外国人就労スキルアップ研修受け入れ校(ITOGEN)、外国人ゲストを招いたおしゃべりカフェ、外国にルーツをもつ子どもたちの学習支援教室、日本語学習教室などを訪問、ブラジル、ペルー、フィリピン、ベトナム、インドネシアなど様々な国から来日した、年齢も性別も幅広いたくさんの人々と交流し、実際の経験に基づくお話やご意見を聴くことができました。
今後は事後の学習を進め、11月12日(土)午後に行われるSGH成果報告会において、滋賀県甲賀市フィールドワークの学習成果を報告いたします(生徒による発表)。
※過去のSGH活動は、SGHウェブサイトをご覧ください。