令和8年熊本地震で犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
被災地でのボランティア活動を考えている学生のみなさんへ
今回の被害状況を見て、「何か力になりたい」「被災地でボランティア活動をしたい」と考える学生も多いと思います。つらく苦しい思いをしている方を助けたいという気持ちはとても大切なものです。
しかし、ボランティア活動を行う際には慎重な判断が必要です。被災された方々の生活が第一であり、食料や宿泊先、交通手段などを十分に確保できないまま現地に赴くことは、かえって被災地の負担となる可能性があります。また、この一連の地震はいまだ収束していません。自身の安全は自身で管理するのが災害ボランティアの大原則であり、まずは冷静に状況を見極め、拙速な行動は慎んでください。
震災支援は、発災直後だけでなく、今後の長い復興の過程において継続的に必要とされます。WAVOCには、これまで震災支援の活動をしてきた学生たちの経験と知見がありますので、ぜひ参考にしてください。
そのことを理解した上で、現地での活動を検討する場合は、まずは正確な情報を収集してください。現地の社会福祉協議会や災害ボランティアセンターが、ボランティアの受け入れ状況や募集状況などの情報提供を行っています。
⇒全社協 被災地支援・災害ボランティア情報
⇒熊本県ホームページ:災害ボランティア事前登録制度
また、被災された方々のニーズを理解し、すでに活動している団体やボランティアと協力しながら活動してください。決して一人では行動してはいけません。この点に関して、WAVOCでは震災ボランティアに向かう学生の心得として『学生災害支援ボランティアの心得10か条』を作成しています。ぜひご一読ください。
WAVOCでは引き続き情報収集に努め、随時ホームページ・メールニュース等を通じてみなさんにお知らせいたします。
⇒メールニュース – 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)
学生災害支援ボランティアの心得10か条
WAVOCはこれまでたくさんの学生ボランティアの応援をしてきました。その経験から、これから被災地に行ってボランティア活動をしようとする学生にこれだけは守ってほしいことを伝えます。
第1条 ボランティア保険(災害プラン)に入る
ボランティアの基本は「自己責任」です。何か事故や病気があっても自分で対応することになります。 保険に入ることはそのための準備になります。
第2条 不眠不休で頑張らない
被災地では気持ちも高ぶり使命感から精一杯活動することになりがちです。 しかし、疲労から体調を崩すのは相手に迷惑になります。活動中でも休む判断をすることが大切です。
第3条 被災地では信頼できる人と一緒に行動する
活動をするにあたっては安全に十分に注意してください。被災地で起こりがちな危険な問題に巻き込まれないためにもできるだけ単独行動は避けてください。
第4条 まずは相手の話を共感的に聞く
被災者を少しでも元気づけようと「○○さんの分まで頑張ってください」「元気になってください」と言いがちです。励ましの言葉を軽々しくかけないことも大切です。
第5条 被災者が自分たちでやる仕事を取らない
被災地に行くとできることをすべて「やってあげたい」という気持ちになりがちです。 しかし、復興するのは現地の人たちです。その力をどう応援できるかが大切です。
第6条 涙が止まらなくなったら活動をやめる
悲惨な現状や嗚咽する人などに接する場合、自分も心の傷を受けることがあります。 自分の心をコントロールできない時はその場から離れたり自宅に帰る決断をしてください。
第7条 できないことは「出来ません」とはっきり断る
被災した人の依頼を断るのは難しいことです。しかし、無償のボランティアでも「やります」と言ったことには責任が伴います。無責任にならないように行動することが必要です。
第8条 相手の感情に巻き込まれ過度な哀れみや同情をしない
被災者の話を聞くことで感情が揺さぶれることもあります。しかし、「かわいそう」と思うことが相手の支援になるわけではないことを知っておきましょう。
第9条 子どもと遊ぶときなどは過度に喜ばせようとしない
ボランティアのお姉さんやお兄さんと遊ぶ体験は子どもにとってはうれしい時間です。 しかし、非日常で興奮したあとの面倒は誰かが見ることを意識してください。
第10条 ボランティア活動の運営について批判はしない
被災地のボランティア活動では「仕事がない」、「指示が悪い」などの批判もあります。 しかし、憤慨しても何も生まれません。できることは何かを自分で考えて行動しましょう。




