The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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【開催レポート】「地域連携における大学ボランティアセンターの役割~学生が語る社会貢献~」

【開催レポート】「地域連携における大学ボランティアセンターの役割~学生が語る社会貢献~」

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授 兵藤 智佳

2024年12月16日(月)、早稲田大学早稲田キャンパス3号館にて、「地域連携における大学ボランティアセンターの役割~学生が語る社会貢献~」を開催しました。本企画では、5つの早稲田ボランティアプロジェクトの活動報告と気仙沼でのスタディツアー、3名の学生たちによる「体験の言語化」、そしてパネルディスカッションが行われました。当日は、学生や他大学の教職員を含む、30名ほどが参加してくださいました。

第1部の「活動報告」では、WAVOC教員が主催するプロジェクトの活動報告が行われました。学生たちによる発表の内容は、震災復興支援、ソーシャルビジネス、多文化共生など多岐に渡り、学生たちが向き合う社会課題への果敢な挑戦が伝わるものでした。発表方法もスライドや写真を使った語りだけでなく、映像作品などもあり、活動する学生たちの創造性が発揮されていました。

第2部の「体験の言語化」では、ソーシャルビジネスの活動を行った学生、能登で震災復興支援を行った学生、陸前高田で地域活動を行った学生が、自身のボランティア体験を語りました。能登での活動を通じてボランティアや被災者のイメージが変わった体験を語った学生は、現地の人たちと協働することの意味と楽しさを見出していました。また、陸前高田出身で、同地域でボランティアに取り組む大学生でもあるという学生は、「学生がやっている活動は本当に地域の人のためなのでしょうか」と、参加者に語りかけました。その言葉は、大学ボランティアセンター関係者や学生たちの心に響きました。「ボランティアとは相手や地域のためになることをしようとする行動であって、学生の成長はあくまで活動の結果である」という本質を改めて共有する機会となりました。

その後のパネルディスカッションでは、「地域連携」をキーワードとして、早稲田大学のGlobal Citizenship Centerの構想についても紹介がありました。早稲田大学は、研究や教育だけでなく「貢献の早稲田」を掲げています。そうした中で、今後もボランティアセンターの果たす役割には大学関係者からの期待があります。会場にお越しいただいた他大学の方々からも、本学の学生が主体的に活動しているというコメントや質問があり、企画を通じて大学ボランティアセンター関係者間で活発な意見交換を行うことができました。WAVOCは、常に社会に開かれた場であるという意味で、今回の企画は、大学の垣根を越えて参加者も主催者も共に体験から学び、今後の活動を継続する力を得る場となりました。

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