【開催レポート】【WAVOC×BAM部共同企画】竹林ボランティア
学生リーダー 木瀧ひより
2024年5月18日(土)に、「【WAVOC×BAM部共同企画】竹林ボランティア」を実施しました。
BAM部は、WAVOC支援ボランティアサークルの一つであり、「地域の社会問題を持続可能なサイクルで解決する」ことを理念に、放置竹林問題に対して、竹林整備、農業、商品開発、販売・マーケティングの4つの側面から取り組んでいます。
放置竹林とは、高齢化や担い手不足により管理しきれず、荒れてしまった竹林を指します。竹は1日に1メートル伸びるといわれており、成長スピードがとても速い植物です。
今回は竹林整備の側面から、放置竹林問題にアプローチするボランティアを実施しました。
当日はWAVOCからの参加者がBAM部のメンバーと一緒に、竹林伐採の作業と竹あかりの製作体験を行いました。
伐採作業は、BAM部とつながりのあるお宅の庭等で行っているそうです。
まずBAM部の方から竹の切り方を教わり、実際に伐採するグループと枝を落とすグループに分かれて作業しました。竹の水分量によって切りやすさが異なり、生えている竹を伐採する作業と、数週間前に伐採した竹の枝を落とす作業では、後者の方がより力を必要とすることを知りました。力仕事で腕がぱんぱんになりながらも、楽しく作業することができました。

伐採の様子

枝を落とす作業の様子
次に伐採した竹を用いて、竹あかりを製作しました。
竹あかりは、型紙をもとに竹に穴をあけることで、中に光を入れたときに、ドリルであけた穴から明かりがもれるようになっています。BAM部が開催するイベント時に子供を対象としたワークショップで行っている活動を、私たちも体験させてもらいました。伐採した竹を、このように楽しく活用できて、思い出を形に残すことができて嬉しかったです。

ドリルで穴を開ける様子

竹あかりの完成品
活動を通して、竹林伐採は楽しい一方、体力を使う作業だとわかりました。また、伐採した竹を竹炭等の資源に加工するには多額の費用がかかります。そのため、その地域に住んでいる人だけで放置竹林問題を解決するのは難しいように感じました。伐採に必要な労働力の確保や、伐採した竹をどのように活用していくか考えることが重要だと思いました。
活動場所の竹林は埼玉県本庄市にあり、現地までに2時間以上かけて来た学生がほとんどだったため、毎週ここで活動しているBAM部のみなさんは本当にすごいと感じました。
また、伐採した竹の活用方法に関して、サークル内でコンペを開催しているようです。放置竹林問題を持続可能な方法で解決していくためにはどうすればよいか、メンバーで試行錯誤を重ねているところが素敵だと思いました。
今回はBAM部と共同で企画を実施しましたが、今後他のWAVOC支援サークルとも一緒に企画を実施していく予定です。ボランティアに参加する機会になることはもちろん、ボランティアサークルで日々頑張るみなさんの活動を知ってもらう機会になったら幸いです。
興味のある活動がありましたら、お気軽にご参加ください。
改めまして、BAM部のみなさん、本企画に参加していただいたみなさん、誠にありがとうございました。