WAVOC主催シンポジウム 「備える・向き合う・歩き出す~ポストコロナの防災・災害・復興と大学生ボランティア~」(11/18)
東日本大震災においては、大学生による災害ボランティアが大きな役割を果たし、WAVOCも、のべ8,000人を超える学生を被災地に派遣した。その後も災害大国の日本では、各地で地震、台風等の自然災害が多発しており、防災、災害、復興のステージと、それぞれの局面におけるボランティアについては、実践と理論が蓄積されてきた。一方、コロナ禍によって、「大学生ボランティアが現地に行けない」時期が続いており、ポストコロナに向けて、これまでの実績を踏まえた「今後のボランティア活動のありかた」が模索される必要がある。
そこで、本シンポジウムでは、まず第一部において、大分県中津市で防災という立場から活動をしている大学生たちと岩手県陸前高田市で東日本大震災の復興のステージを支援する大学生たちによるボランティア活動の報告を行い、現地からの声を発信する。その上で、第二部では学生たちのボランティアを主催してきたWAVOC教員、ボランティア活動への資金を提供した日本財団ボランティアセンターからのゲスト、外部有識者を交えて、パネルディスカッションを行う。今後の大学によるボランティア活動について、防災・災害・復興が有機的につながりを持つボランティア活動に向けた可能性や限界についての議論を行いたい。
また、これまで広く行われてきた「地域の災害支援に赴く首都圏の大学生ボランティア」という構造を再考した上で、どこでも起きる災害を想定し、誰もが支援者や被支援者になる可能性と当事者性を基礎とした大学生ボランティアの意識喚起や大学ボランティアセンター等を含めた具体的システムの構築について議論を行いたい。
【日 時】2023年11月18日(土) 10時30分~12時30分
【場 所】早稲田大学コマツ100周年記念ホール リサーチイノベーションセンター地下1階
アクセス https://www.waseda.jp/inst/research/innovation/building121
【プログラム】
開会の挨拶:松居辰則(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター所長)
第一部 学生による活動報告と現地からの声 ~岩手県陸前高田市及び大分県中津市~
学生による活動報告:
早稲田大学陸前高田プロジェクト
早稲田大学災害ボランティア研究会
現地関係者による発表報告:
五味壮平氏(陸前高田イタルトコロ大学代表 岩手大学教授)
熊谷直輔氏(中津市万田自治会長)
都留愛美氏(東九州龍谷高等学校2年)
第二部 パネルディスカッション ~防災・災害・復興と大学生ボランティアの可能性~
司会:落合基継(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター副所長)
パネリスト:
西川一弘氏(和歌山大学教授 災害科学・レジリエンス共創センター)
髙野葉朗氏(日本財団ボランティアセンター)
佐々木俊介(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師)
筒井久美子(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師)
総合司会:由井一成(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師)
【対 象】日本財団ボランティアセンター関係者、大学ボランティアセンター関係者、本学教職員ほか(大学生、一般の方も歓迎です)
【参加費】無料
【申 込】https://forms.gle/wb6GQStgvXtadLCq9
【申込締切】2023年11月16日(木)
【主 催】早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)
【共 催】日本財団ボランティアセンター
【協 力】東九州龍谷高等学校、大分県中津市万田自治会、北限のゆず研究会、陸前高田グローバルキャンパス、陸前高田イタルトコロ大学
【問合せ先】 [email protected](WAVOC 筒井)