The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

WAVOC主催オンラインセミナー 「コロナ禍を生きる社会問題、コロナ禍でやるボランティア」

第4回「被災者支援」

2020年10月24日(土) 13:00-14:30
岩井雪乃

  • ゲスト・モデレータのご紹介
ゲストスピーカー:林田由那さん(宮城教育大学防災教育研修機構特任助教)

東日本大震災時、WAVOCの災害ボランティア派遣に参加し、気仙沼・石巻で泥かきなどのボランティア活動を行う。その後、石巻にてボランティア活動を続けるなかで、学校防災の研究の道を志す。現在は、主に学校・家庭・地域の連携による避難訓練の研究を行いながら、大規模な自然災害の被災地域における災害ボランティア活動を継続している。

モデレーター:岩井雪乃(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授)

東日本大震災時、WAVOC教員として学生とボランティア活動をするとともに、大学による災害ボランティアの制度構築に関わった。また、災害ボランティアに参加した学生たちが、ボランティア団体を設立し運営する過程も支援してきた。昨年の台風災害では、宮城県、千葉県でボランティア活動をおこなっている。

  • 要旨

近年の日本では、潜在的な地震リスクに加えて、気候変動に伴う自然災害が毎年起こるようになっている。私たち平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)は、これまで数多くの災害ボランティアを被災地に送り出して支援活動をおこなってきた。しかし、今般のコロナ禍によって、災害の現場に赴いてのボランティア活動は、実施困難な状況になってしまった。

このような中で、本セミナーでは、コロナ禍でも行動できる災害ボランティアを考えることを目的として開催した。その際に留意したのは、私たちは誰もが「被災者」になる可能性がある点である。近年の日本の気象状況では、私たちはいつどこで自然災害に遭遇するかわからない。そして、実際に被災した場合、そこには被災者/支援者という枠組みでは対応できない状況が生まれる。被災者として生活すると同時に、地域住民として被災地の復旧・復興を担っていく存在となるからだ。

セミナーでは、第1部「あなたが被災者になるとき」で、被災した際の避難行動とそのための備えについての知識を提供し、第2部「コロナ禍での災害ボランティア」で、コロナ禍が加わった今、どのような被災地支援ができるかを参加者と共に考えた。

ゲスト講師の林田さんは、防災教育を専門としている。東日本大震災の発災時は早稲田大学の学生で、WAVOCのボランティアバスに乗って被災地で活動した経験をもつ。これがきっかけとなって、現在の防災教育の分野に進み、その後は宮城県石巻市を中心に研究と活動を続けてきた。そして同時に、熊本市のご出身で、2016年熊本地震で被災者となる経験もされている。さらに、本セミナー直前に起こった2020年7月の豪雨災害では、熊本県球磨村在住のご親戚が被災された。

セミナーでは林田さんから、豊富な経験をもとに具体的な危機状況や対応行動が提示され、参加者は実践的に避難行動について学ぶことができた。また、「コロナ禍でのボランティア」という、未曾有の試みで何ができるかを、参加者からアイデアを募って議論することができた。

本セミナーのメッセージは、「あなたが避難所に避難した場合には、積極的に『避難所という共同体』の運営に関わってほしい」「コロナ禍でも被災者支援を止めずに、オンラインなどで行動を続けてほしい」であった。

<セミナーレポート(テキスト)>
https://www.waseda.jp/inst/wavoc/assets/uploads/2021/03/117b4b4926c5a75eb0a5f7d287872be2-1.pdf

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