文学部3年(当時) 森田さん
「この体験を通じて見つけた社会の課題は、社会問題と私たちの中の「つもり」が持つ負のスパイラルです」
以下の動画は2014年度に受講した学生によるプレゼンテーションを再編集したものです。
COMMENT: 学生の語りを分析する
指標1 「自分と相手の気持ち想像し、自分の言葉で語れるか」
「その言葉があまりにも衝撃すぎて、返す言葉がありませんでした」などの表現を通じ、自己の感情の多層性を表現。さらに先輩や後輩の気持ちを想像する表現をしたことが評価されました。
指標2 「関連した社会課題を見つけ、有機的に説明できたか」
体験から理不尽なことを言う先輩に逆らえない権力関係を指摘し、それに反発したつもりでも、結果として場の力学に働きかけていないことで、実は問題を強化しているということに気づいていきます。この問題をオリジナルな「つもりが持つ負のスパイラル」と表現することで自分の問題につなげたプロセスが評価されました。
指標3 「体験から学びへの意欲を見出すか」
プレゼンテーションでは、自分の先輩、後輩との体験だけではなく、いじめの傍観者にも通じる構造的な問題に気づくプロセスがありました。さらにそこから共通課題があるのでは、という新しい視点を獲得したことが評価されました。